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不登校の経験も貴重な人生の1ページとなる日を夢見て〜横浜市議 視察報告転載

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


皆さん、お早うございます。NPO法人高卒支援会 会長の杉浦です。
3連休、いかがお過ごしですか? 私は自宅の掃除、ご近所さんと飲み会を拙宅でやりました。

11/5 朝日新聞 13面の反響は板橋区区議、横浜市市議等の視察がありました。 メールなどは25以上の自治体から問い合わせがあります
(私の視点)中高生の引きこもり支援 行政は訪問体制を整えよ 杉浦孝宣 朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S14683802.html


横浜市 田中市議

先週、金曜日、横浜市市議 田中さんが視察にみえられました。名刺交換をすると、

市議 「私も不登校だったんです。」

私 「僕もなんです。不登校デビューはいつ頃でした?」

市議 「中学生の頃かなぁ」

私 「勝った、僕は小学校 3年生の時なんです。」

紹介者の及川さん 「デビューの時期で、買った負けたって、関係あるんですか」笑

私 「もちろんありますよ!! 早めに不登校から克服すれば、その後の人生は楽ですし、チョット、苦しい事があっても何度でもやり直せますから」

及川さん 「そういう、ものですか」

市議 「何故、不登校に?」

私 「私、今年で60歳です。今から50年前の小学校の授業って、姿勢を正し、黒板を真っ直ぐに見る事を強いられました、アレルギー鼻炎で鼻垂れだった私はちり紙を親から持たされいたので、鼻を一度だけ、かんだんですけど、うるさいと同級生に言われ、それから、鼻をかめなくなりました。そのうち、袖で鼻をすりつけるようになりましたが、その時、先生が後ろから棒を背中に入れ、姿勢が悪いと。鼻がダラダラ垂れながら、口で呼吸するうちに、頭痛くなり、保健室へ。保健室には当時、高かった、クリネックステッシュがあり、教室と違い、思い切り、鼻かめるので、毎日、保健室登校しました。 当時、保健室登校はおろか、不登校、登校拒否という、単語が無く、あるのは 虚弱体質でした。それで、池袋育ちの私は豊島区の施設で竹岡養護学校という、虚弱体質を扱うところに、6ヶ月、行かされました。6;00起床、朝から乾布摩擦、体操、朝食後は体育というか、体を動かしておけみたいなカリキュラムでした、竹岡のそういった生活から、今の(名刺をとり)子ども達が規則正しいをし、自信を持ち自律し社会に貢献する未来を実現します という、ミッションは私が竹岡で不登校を克服して、自信がついたときの事を思いお起こしたものなのです」

下記は市議の許可を得て、FBで視察報告をしていたものを転載させて頂きます。

【不登校の経験も貴重な人生の1ページとなる日を夢見て!】
NPO法人高卒支援会のフリースクールに伺いました。今日の午後は中学2年生から高校3年生までの生徒さんが、日本や世界の幸福度についてフリーディスカッションしていました!皆さん楽しく、かつ真剣に共通テーマに取り組んでいる姿を見て、「こんな学校があったらいいなぁ。通ってみたかった。」と率直に感じました。年齢、性別に関わらず、共通テーマで意見を交わす機会は貴重です。多様な意見を聞き、そして自分の考えも自由に発言できる機会を持てる場は、フリースクールならではの環境かも知れません。

 生徒さん達は、様々な理由で不登校や引きこもりを経験しています。時には小学校低学年の児童から20歳を過ぎた生徒さんが共に学ぶ事もあるそうです。先生になっているのは、高卒支援会を巣立って行った卒業生。有名大学進学者も多く、当事者だったお兄さん、お姉さんが質の高い学習支援をしています。

 高卒支援会の良さは学習支援だけではありません。冬のスキー学校、卒業式など、全ての行事は、生徒さんが幹事となり、予算を決め、旅行会社やホテル窓口、交通手配、パンフレット作成、保護者の皆様へのお知らせ、参加者名簿管理、行事費、全ての管理を一任されます。そして、学校案内のパンフレットや動画も全て生徒さんが作成しています。中学生もYouTube 動画を作成し、スクール生活を発信しています。アルバイトも推奨し、約8割の生徒さんがアルバイトをしているそうです。中には、働き振りが認められ、就職の打診もあるそうです。

 今日の最後は地域清掃。学校周辺の路上のポイ捨てを毎日生徒さん達が1日の最後にゴミ拾いをし、地域美化に努めています。その様子を後ろから見ていると、また楽しそうに会話を交わしながら活動しています。
 
まさに、自立した社会人を育てる、そして多様性を認め合う環境を当事者であった卒業生の皆さんが中心となって創り出すフリースクール。小中学校とも連携し、単位や成績も認められています。高校生以上は単位制高校との連携もはかられ、大学進学実績もなかなかです。そして、就職希望のフォローも万全。大学進学よりも働いて自立したいと進路を就職とした生徒さんは、いま公務員や自衛官として活躍しています!
 横浜校もスタートしました。1人でも私も学校に行けない時期がありました。不登校や引きこもり関係なく、一つの学びのスタイルとして選ばれる時代になって来たと感じています。私も学校へ行けない時期がありました。当時の私にこんな居場所があったら良かったなぁと振り返る機会にもなりました。

 子ども達が安心して学び、自立し「生きる力」を育める環境、他者との関係性の中で、多くの学びを育める環境。今日は短い時間でしたが、10代の頃の私に戻ったような感覚で、半日生徒をさせて頂きました。横浜市にも不登校、引きこもりの児童・生徒さんが少なくありません。子ども達が生き生きと、将来に夢や希望を持てるよう、今日の素晴らしい出会いと学びを活かして行きたいと思います!

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