杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
私、 生まれながらのおばあちゃん子だった。 死んだ祖母は、自分の男の兄弟を結核で亡くし、
大正生まれの彼女は、ずーっと男の子を待ち望んでいた。 だから生まれてから無条件で長男だということで
かわいがってくれた。 4つはなれた弟のことは、祖母もうちの親戚は、まったく無関心だった。
たとえば、小学校の入学時のランドセルは、複数の叔父、叔母から3-4個、私に送られてきていた。
一方の弟は、うちの親が買っていた。 あからさまに待遇が違う、”長男 天皇”、 ”次男 下僕”といったところだろう。
また、小学生の時、誕生日だといって戦艦大和のプラモデル 1mくらいあるものが祖母から送られてきた。
私はせがんだわけではないし、未完成のまま、ゴミ箱行きだった。
うちの両親は、祖母の態度に当初、平等に扱うように促したが、まるで言うことを聞かず、半ばあきらめたようだった。
祖母の娘、つまり私の母も、今、全く同じ事をやっている。
次男の長男が一番カワイイと公言はばからない、私のうちの娘2人は、あまり相手にされていない。
歴史は、繰り返す。
でもこれだけは言える。 私にとっての祖母は、無くてはならない人だ。