杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
不登校・高校中退・引きこもりでお悩みの方、昨日は引きこもりだった子の講演
NPO法人高卒支援会 会長の杉浦です。
中高生の引きこもり支援について、朝日新聞で提言させていただきました
11/5 朝日新聞 13面の反響は東京都議会でもこれに関連した答弁が行われています
(私の視点)中高生の引きこもり支援 行政は訪問体制を整えよ 杉浦孝宣 朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S14683802.html
T君パパとジョージママ
飯田橋ボランティアセンターに早く着くと、テレビ局の方、T君パパ、ジョージママがいらっしゃいました。
ジョージママ 「うちの子、チョット、変わっていて、予想がつかないんですけど、、」
私 「芸術家肌だから、仕方ないのです。彼のイラスト、ホームページ、パンフレットなど、助かっています。最近は学芸大に行きたいと言ってますから、素晴らしい事だと思います。まず、口に出すって事がいい事です。今日、発表する、T君などは大〇文化大学の学生とボランティアで関わる事があったようですが、彼、大〇文化大学の学生はバカばかりだと言ってました。すかさず、お前、毎朝、キチンと起きて、うちに通えないんだから、そんな大口叩くなよと言ったんです。そしたら、大〇文化大学以上の大学に絶対に行ってやると宣言していました。」
T君パパ「まぁ、キチンと生活できてからですよね」
ジョージママ 「口にだし、目標を部屋に貼るっていうのも、いい事ですよね」
私 「丁度、1年前、T 君もジョージも 僕の引率で海釣りに行きました。T君はあの時、入りたてでした。最初、会話が成立せず、ジェスチャーでイエス ノーを表現していたんです。唯一の友は画面にひびが入ったipad 。今回、合宿後、T君はA君はじめ、クラスメートと会話するようになりました。僕はこれが最大の成果だと思っています」
そうした話をしているとき、後から、T君ママも会話に参加して、その通りだと笑っていました。 T君家はご両親が直接、飯田橋に来られて、息子の勇姿を見に来られました。
A君は親を拒絶
一方の発表者 A君は「親が来るなら、発表しない」と拒絶が強いので、残念ですが、遠慮してもらいました。発表を終え、一人で帰る時、
A君に声をかけました。 「今日は良かったぞ!! 一人暮らししたいんだろ?!」
A君 「はい、一刻も早くしたいです」
私 「応援するよ。自律への第一歩だからな。今、根本君には寮の選定やら、管理体制をどうするか? 企画を練ってもらっているよ。一人暮らしは甘くないから、一月の予算を決め、毎日の献立も間がなくちゃだよ。もう、一日、一杯のカップラーメンに戻っちゃたら、ここまで、立ち直った意味が無くなるだろ。」
A君 「ハイ!」
私 「一人暮らしは君が自分の言葉で親に言えよ。一人暮らしは合宿とは違うから、根本君のが間に入って、伝言するものじゃないよ。年間のお金が合宿の比じゃないから、いくら何でも根本君の説明で納得させる事はできないよ。わかるだろ」
A君 「(親に自分で言うの)考えさせて下さい」
合宿後の成果
下記は今回の生活改善合宿でお世話になった、日の出太陽の家の久保田さんから レポートです。