杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
毎年、ゴールデンウィーク前後の相談で多いのが、
「高校を辞めたい。」、「中学に戻りたい。」、「他の高校に転校したい。」等だ。
中には、入学式に出たきり、高校に行かなくなる人もいる。
母 「息子が入学式から登校拒否して、辞めたいと言ってます。」
私 「どうして行かなくなったのか相談しましょうか?」
母 「親子で話しても、行きたくないの一点張りで。。。。。高校を辞めさせようかと」
私 「辞めさせないでください。高校中退になると転入が出来なくなり
同級生と同時に卒業が出来ません。 」
母 「じゃー、どうすればいいんでしょうか?」
後日、その子は、母に連れられて、相談に来ました。
いろいろ話すうちに、現在通っている私立は、
彼が中3の時、あまり深く考えないで、進学を決めた。
校風がまるでその子にあわないということが分かりました。
都立高校への再受験、私立高校への転入、高認試験を受け、
大学進学の選択肢があることを親子に説明しました。
2-3日たって 都立校への再受験は、一年遅れるからいやだ、
高認は、大学進学の目標が今のところ無いので、しない、
私立高校への転入が出来るのでお願いしたいとのことでした。
こうして中退扱いにならないで転入(転学、転校)が出来ました。
これはもちろん氷山の一角に過ぎませんが、
本人もお母さんも中退すると
その後の進学に支障が出ることが分からない人が多いのではないでしょうか?