杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
不登校・高校中退・引きこもり・発達障害から高校進学,都立補欠募集でお悩みの方へ
NPO法人高卒支援会の杉浦です。本日は当会、スタッフ Atsushiが作成した、通信制高校サポート校の補助金の陳情が東京都議会で不採択でした。
残念です。詳細はAtsushiから、報告があると思います。
何でもやらせろ!
大学生 インターンの加藤君が
「代表、本格的にYoutube番組やりましょう」という事でしたので、
女子生徒にも協力してもらって、昨日、やりました。やる前にみんな、緊張していたので、僕から、アイスブレイクを
「加藤君、うちの学生インターン、やって、どうよ?」
「うち、何でもやらせてもらえるのがいいですね。だって、あり得ないでしょ! 普通は部長、課長がいて、僕ら学生の意見を吸い上げるのに、時間がかかったり、大幅にカットされるか?」
「モウリ(高校生インターン ブログも書いている)さんは どうよ?」
「はい、学生インターンをさせて頂き、最近、考えさせられました。やはり、社会に出て、役立つ仕事をしたいなぁって、以前、コチラでインターンされていた方が司法試験合格され、コチラにきて、挨拶された影響もあるかもしれません」
「で、Kさんは将来何やりたいの?」
「私、喋るのがあまり得意ではないので、図書館の司書等をやりたいと考えています」
「いいじゃん! 色々と可能性を探るのが学生の特権だよ。数日前もスタッフから、○○君はコチラの仕事は向かないと思うから、コチラへといったやり取りがあったから、君ら、神様か?何故、人ができる or できない を決めるんだ? やらせてみなければ、わからないじゃないか!って、軽く、怒ったことがあるんだ。だから、さっき、加藤君が何でもやらせてもらえるって言ってたけど、僕の考えが色濃く、影響されているんだ。例えば、今日も、Atsushiに東京都に陳情書を提出した後、記者クラブに行け、都議会議員に説明してこいなどと無茶ぶりKingのようにふるまっているわけさ」
僕は喋らない少年だった
一通り、Youtube 番組の収録をおえ、加藤君が
「イヤァ〜 代表がこんだけ、喋ってくれたんで、ありがとうございます。それに引き替え、僕は緊張して、あまりしゃべれなかった」
「まぁ、いいじゃん。はじめから話せる人なんか、そんなにいないよ。コレでも、テレビの取材とか何回か経験があるからじゃないの?! 元々は寡黙な少年だったから」
参加者全員が
「嘘!!」と。
「ホントだって、パンフレットにも書いてあるじゃん。小学3年の時、保健室登校で小4の時、養護学校に行ったって。今、僕の年は58歳。50年前に不登校、保健室登校、登校拒否なんて言葉、存在していたと思うか?」
「いや、想像がつきませんね。だって、生まれてないから」
「そりゃそうだよね。今使われている言葉は存在しなかったんだ。あったのは虚弱体質とか、知恵遅れとかだよ。当時の教室風景って、生徒に凄い、緊張を強いる、雰囲気なんだ。生徒は一直線に黒板の方向に向いていないと、ムダに棒を持っている先生から叩かれる、チョークを投げつけられる。チョット、おしゃべりをすると、ゲンコツを食らわされって言う感じだったんだ」
「それじゃ、虐待ですね」
「今はどちらかというと、先生の方が生徒より下のような感じですが….」
「当時、僕はアレルギー鼻炎で鼻水がよく出ていたんだ、ポケットにはテッシュがあったけど、中々、鼻をかめず、服で鼻水をぬぐっていたんだ。それでも、口呼吸は辛かったので、テッシュを取り出し、チーントヤったら、杉浦君、うるさいです!て、クラスメートに言われ、集中しなさいって、後ろから、先生に棒を背中に突っ込まれ、姿勢を正せって、そうしたら、鼻水がダラダラと出てきたんで、保健室に行き、次の日から保健室登校。担任、養護の先生、親からは何故、保健室ばかり行って、教室で勉強しないんだと攻められ、大人が怖くなっちゃった。ただ、下向いて、黙っているしか無かったんだ。わかる。僕はそれから、高校になるくらいまで、あまり、喋らない少年だったわけ」
私、加藤君、モウリさん、K さんでこうした話しをしている時、スウーッとドアが開き、
スタッフ大倉が 「もう、終わりましたよね。」と遠慮がちに入ってきました。
「お前、この子達、いい話をしていたのに、邪魔するなよ」と。