高卒支援会コラム

1人暮らしをして、O君、話が弾むようになりました

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


通信制高校サポート校・フリースクール@東京都千代田区(水道橋)、新宿区(新宿エルタワー)、豊島区(池袋)、神奈川県 横浜市(横浜)運営  264000円 /年 オンラインコース受付中
NPO法人高卒支援会 会長の杉浦です。不登校は放置するな

PTA会長が語る、5月 保護者会 他のサポート校って、こんな感じ
5月保護者会 ぶっちゃけ座談会 学生インターン 宮本記
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学生インターンより 読売新聞記事掲載
都立高校転学・編入学間に合った。小柴君の

不登校・高校中退・引きこもりでお悩みの方、世田谷区要保護児童支援協議会、渋谷区フォロースタッフ~子どもの心サポート事業登録

引きこもりを脱する

高卒支援会には引きこもり訪問支援の方は数名います。直近、3年の傾向ですと、6ヶ月前後で外に出てくる子が多いのです。
引きこもり支援は当会は

初回のお試し訪問。
継続するか否かを決めます。

期間は1ヶ月〜6ヶ月と。ただし、正確な期間は決めません。

何故、決めないか、わかりますか?

本人、保護者様に無用なプレッシャーはかけないためなんです。 

そろそろ、出そうな時は 居場所、目標を準備する必要があります。

親も子も。

私の経験では親が変われば、子も変わり、外に出るようになりますから。

こうした兆しを逃さないように、スタッフには指導しいます

飯でも食いに行くか?

トボトボと歩いている、在籍生徒を水道橋駅、付近で見かけたので、手を振ってみたんです。
すると、ペコリを頭を下げました。

「今からか? 飯時だから、一緒に食いに行くか?」

「いや、僕、腹減ってないです」と言いつつ、ついてきます。まんざらじゃないなぁと思いつつ、

「どうなんだ、1人暮らしは?」

「大変です!」

「それは大変だろうよ。ジャ、家に帰りたいのか?」

「いや、そういうわけでもないですけど」

「あそこに ○○書店って、看板見えるでしょう。あそこ、改装して、ランチやっているんです。よかったらどうぞ」と呼び込みに声をかけられるまま、
店に2人でランチしました。本当に本屋を改造した、レストランでした。

「親子ですか? いいですね」等と言われ、否定するのも面倒なので、ニヤニヤしていました。2人でハンバーグ定食を食べながら、

「で、O君は大学行くの?」

「いや、今は行きたくありません。もしかしたら、気が変わって、行くかもしれませんが、わかりません」

「てっきり、数学が好きだから、大学でも行って、研究者みたいになるのかと思っていたけど、」

「僕は集中できないんです。1つの事をだから、同じところを間違えて、よく、父に殴られました」

「そうだったんだぁ。温厚そうなお父さんなのに、僕も落ち着きがなく、ジッとしてられないんだ。君の理論で言うと、僕も勉強ダメかもしれないな。でも、チョット、違うのが、図書館とか本屋が好きなので、長時間居たりするのは苦じゃないんだ。君は暇な時は何やっているんだ?」

「将棋」

「そうだったね。君、将棋好きだったよな。実は僕も朝起きたら、直ぐに 将棋ウォーズをコンピュータに勝つまでやって、それから、活動し始めるんだ、つまり、2〜5局はやっている計算になる」

「すいません。おかわりを2つ」と注文して、私は約束があるので、先に店を出ました。

1人暮らしをして、O君、話が弾むようになりましたし、腹減ってないと言いつつ、ハンバーグ定食でご飯おかわりしていました。

ガンバレ、O君。

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