高校進路未定？

ねじを逆に

親しい知人と引きこもりの解決法について、話しをしました。医療関係者なので、共通することもあり、よく、話し相手になってもらっています。

「この間も、引きこもった子が出てきたよ。本当、うれしかった！」

「どうやって、出したの？」

「まず、ご両親の教育方針を一致をさせることだよ。子どもに対して、バラバラの家が多いから、話しを聞いて、一致させる事からはじめるんだ。しかも、土日とかではなく、普通の日に面談を組んで、やる気の度合いをはかっているんだよ。それから、お家を綺麗に整理整頓していくんだ」

「整理整頓？」

「元々、そこの家が綺麗だとしても、引きこもった子がいると、その子の部屋からゴミが散乱して、家中、汚くなっていることが多いんだ。だから、初期の頃の訪問って、掃除を子どもと一緒にやるとかが仕事になるわけ。どこの家もそうなんだけど、うちみたいなプロに任せれば、あっという間に子どもを外に出し、学校に通わせることができると一足飛びに考えるけど、引きこもりの場合はその様に至った経緯をねじを逆に少しずつ、戻してあげれば、90％以上、外に出すことができているんだ。」

「残りの10％は？」

「残りは医療に依存しすぎて、オーバードーズから抜け出せない、もしくは親が当会の基本的な理念を理解し、実行できないケースは無理だと思う。所詮、引きこもりは親が原因でその状態が続いているので、親が変わらなければ、何もできない。スタッフにも言っているんだ。親以上の事は当会はできないから、やろうとするな！　当会の事を理解できない親はトッと、他の所に行ってもらえってね。」

「成る程ね。患者の家に行っても、やはり、家が汚い家は不幸が続いているよ。杉浦さんの言っていることわかるよ」

「引きこもり対策って、二十歳位なら、うちの教育理念、子ども達が規則正しい生活をし,自信を持ち自律し社会に貢献する未来を実現するっていう考えで対応すれば、ほぼ、治るんだよ。単純なと事なんだけどなぁ」

「それが難しいんだよね」