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高校中退・不登校・引きこもりから立ち直る実話 K君とスタッフの1年 Part1

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


高校中退・不登校・引きこもりとしてNPO法人高卒支援会の転編入学塾学力会(現在は新宿エルタワー校)、通信制サポート高校に相談にきたK君。彼が1年間を通して高校中退・不登校・引きこもりが改善に向かい、立ち直るまでに至ったお話をしていきます。あくまで一例ですが、実際に我々が他塾ではやっていない取組、支援についてお話できるかと思いますので是非ご覧ください。

~ part1 ~

みなさんこんにちは!スタッフの竹村です。不定期更新とはなりますが、K君とのやりとりについて時系列に沿った形で書いていきます。多少の表現変更はございますがご了承ください。

K君が初めて当会にきた時は杉浦代表が面談対応をしたそうです。当時、髪がぼさぼさでだらしない服装、イヤホンを付けて音楽を聴いたまま入室してきたということでした。

面談し、定時制単位制の新宿山吹高校に転編入学を視野にいれつつ単位を確保するために、当会の通信制サポート校に所属しながら生活改善していこうと方針が決まり、4月からの入会が決まりました。始業式は散髪して、爪を切り登校してきました。そのため、私が出会ったときの彼は、見た目も小奇麗になっており、始業式の自己紹介も難なくこなしていたため、何故K君は当会に来たのだろうと疑問を感じるくらいの、どこにでもいるような普通の男子高校生という印象でした。

4月中は、3月の転編入学の合格者が多く出ていたため生徒数も少なく、静かな毎日でした。休み時間になっても、個々にスマフォをいじってゲームしていたり、漫画を読んでいたりして、つまらなさそうにしていました。このままだと教室の雰囲気も良くないとは感じつつも、インターンとして働いていた私は週1,2程度しかきておらず教務以外では、深く付き合うことが出来ません。

この時期から在籍していた、同級生のL君も交えて当時の様子を聞いてみました。

竹村:4月時点のK君とか板橋の教室雰囲気はどうだった?

L君:Kはキモオタだと思っていたし、正直他のやつとも仲良くなれる気がしなくていきたくねーって家で文句を言ってたわw

K君:頑張ってLに話しかけたけどスルーされるし、みんな暗いから家帰って母親につまらねーって言ったわ俺もw

竹村:確かにあの時は静かだったよな!

L君:ほかの生徒も、髪の毛一生いじってるへんなやつと、空気なやつと、オタサーの姫みたいなのが居て不安だった!

しかし、そんなK君とL君はSAOというラノベやニコニコ動画の話をきっかけに二人は仲良くなっていったようです。最近は、アニメやゲーム好きな生徒が多く、私も話に入りやすいです!

教務面で彼をみていくと、新宿山吹高校の来年度の3月転編入学試験に向けた基礎学力向上、昼夜逆転はしていなかったため学校に通学する練習のために毎日当会にきていました。基礎的な学力がついておらず、高校2年生のK君は中1相当の英語から勉強をスタートしていきました。

犬を英語にしなさいという問題が出題されていて、彼が書いた答えは『bog』でした。dとbの向きが混同していたのです!その次の時間は数学を取り組んでもらいました。そして私は衝撃を受けました。数IAの内容がほとんど満点に近いものでした。彼は某有名私立進学校に在籍していた過去があり、数学が得意で、そして英語は、壊滅的でした。

※後で彼から聞いた話ですが中学校時代は、英語が嫌いすぎて英語の担任の先生が嫌になり不登校になったようです。

元々勉強は出来ていたのに、英語がきっかけで勉強嫌いになり、そしてゲームやライトノベル、アニメに嵌っていき不登校が加速したようです。

そこで、馴染んできた5月からは英単語や、不規則動詞の変形をゲーム方式(単語勝負をしたり、クイズ形式)で遊びながら取り組ませました。何のために使うかは、この時点では分かっていないものの毎日毎日取り組んでいたため、最初は5点くらいの不規則動詞のテストを出しても、中学3年生受験組に引けを取らなくなっていきました。ゲーム感覚で行うと、年下には負けたくねえ!といって夢中でやっていました。彼は、負けず嫌いなのでそこを逆手にとり、基礎学力を少しずつ付けていく方針を取りました。

その他の話として、K君とは昼食をよく一緒にたべました。当会の昼食は、生徒とコンビニ等に買い出しにいくか、外食するというスタイルなのですが、彼とは味覚が合いお昼休みになると板橋のお店を探索していきました。

彼は引きこもっていたせいもあり、同級生とサイゼリヤにいったこともなければ松屋もほとんどないということを言っていたのに驚き、B級グルメやチェーン店のお店に一緒にいきまくるようになりました。また、私が高校生時代にしていた遊び(ゲーセンやカラオケ等)をほとんどしたことがないという引きこもっていたK君を外に出させるために、夏以降は外に連れ出します。

今回のpart1は、私が5月の中頃に教育実習にいってしまうため、連れ出すのは6月以降となります。

次回のpart2で続きを話していきますので、よろしくお願いします!

~総括~

4,5月は入学したばかりでもあり、登校するだけでも大変だったと思います。しかし、K君は引きこもり中も生活習慣は乱れず、当会も無遅刻無欠席で登校していました。立ち直れるように関われたのは彼の出席率のおかげもあり、関わる機会がたくさんあったのが大きな要因だと私は思います。

外に出て、人と関わらなければ引きこもり、不登校は改善しにくいです。合う合わないは個人差がもちろんありますが、私はとことん生徒と遊びます。

少しでも、お悩みの保護者様、生徒さんいましたら是非一度お問い合わせください。

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