不登校、高校中退の救済を目指すサポーターの皆様
おはようございます。今日の東京は久々に涼しいですね。
先日、高校中退の危機から、都立の高校転校で合格を決めた、
女子に合格体験記を書いてもらいました。
彼女は今年の4月に私立高校に入学したものの、学校の雰囲気が合わずに
5月から不登校に陥ってしまいました。
当初、お母さんはどうしたものかとNPO高卒支援会に相談に来ました。
面談時、本人はうなだれ、やっと挨拶、お母さんは元気そうに?挨拶をしてくれました。
本人から「もう戻る気がしない。あそこの学校ではやっていけない」と絞り出すような決意、
お母さんから「高校は出てもらいたいし、どんな選択肢があるのでしょうか?」
私から 「都立高校は学期毎に補欠募集=(高校転校,転入、編入)があります。又、通信制や定時制といった選択肢もあります。どうしますか?」
母 「小中学校と不登校したことがなく、普通の子です。できれば普通に都立全日制に行かせてあげたいのです」
私 「その補欠募集に合格するためには勉強しなくてはなりません、又、在籍高校に転校したいって言えば、承諾してもらえますが、転校試験後は自主退学してくださいと言われると思います。つまり、この試験は絶対に受からないとならないんです。よく話し合って下さい」
中略
その後、関連団体の学力会に体験したい、ということになりましたが、約束の日には来られず、
やっと、通い始められたのは6月に入ってからのことです。高校一年の女の子には
希望溢れる高校に入学して、すぐに不登校状態になった挫折感、自信喪失、転校試験に受からなければ、
高校中退というプレッシャーが大きくのし掛かっていました。
高校中退は少子化にもかかわらず、全国で6万人です。 小中学校と不登校の経験が無い子でも、
高校中退に陥る可能性があるのです。 皆さんはこの実情、どう思いますか?
コメント
「絶対に受からないといけない試験」というプレッシャーはさぞかし大きかったと思います。
一生忘れない経験ですね。素晴らしいサポートをしていらっしゃるな、と感じました。
受からなければ高校中退というプレッシャーに打ち勝ち、合格できてホントに良かったですね。ご本人にとってもとても自信になったのではないかなと思います。
努力は実りますね。
素晴らしいサポートと本人の努力で合格することができたと思います。
高校生になってからの不登校は多いですね。
私の通っていた高校もそうでしたが、
学校側のサポートがもっと必要ではないのかと思います。
山下さん
コメントありがとうございます。「絶対に受からないといけない試験」って生徒達にとって
大変ですよね。
笈川さん
彼らは自信が確実に自信がつきました。
笈川さん
この試験、ホント いじめ制度ですよね
田仲さん、
おっしゃるとおり、在籍高校もしっかりサポートしないと行けないと思いますが、辞めていく人間=敵と見なす学校は多いです。ちょっと大人げないですよね。
「15年間生きている中で一番勉強をしました」という言葉から、
命がけで挑んだ試験であったことがよく分かります。逆に捉えれば、
これまでに…そういった体験がなかった…ともいえると思います。
この貴重な経験によって、「あとがない」という人生の選択肢の中で、
自分に負けなかったこと、自分を信じて諦めなかったこと、等々の
努力によって、自分に自信が持てるという最高の結果を出しましたね!
指導者、受験者共に…素晴らしいことだと思います。
少子化の現代、高校中退者が全国に6万人というのは深刻な問題です。
このケースでも明らかなように、人間は「縁」に触れて人生の選択が
変化します。歩んで行く道も180度変わります。すべて人です。
今回の見事な合格は、指導者と生徒との信頼関係に基礎をおくものです。
よい結果に導かれた指導者の教育理念、人柄や実績等が、本人の実力を
発揮させる機縁となったものと称賛しています。
ご本人たちも、よく努力をしましたね!おめでとうございます(^O^)/
鍋倉さん コメントありがとうございます。又、お褒めを頂き、教職です。26年もやって、まだまだ、力不足を痛感しております。 都立高校の補欠募集=高校転校試験は今回、5000名あまり募集があり、合格した人は数百名と狭き門です。転校できなきゃ、後が無いって、戦争中の特攻隊みたいなものですよね。当団体がもっと広く伝われば、もっと救えるのに。と思います。