杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
不登校、高校中退の救済を目指すサポーターの皆様
お早うございます。台風ですね。気をつけましょうね。無事にカエルを祈念します。(自宅近くのオブジェ)
昨日、板橋選出の区議と板橋区内の教育について、意見交換しました。お題は「負のスパイラルを断ち切る」でした。都内で、板橋区は福祉行政が充実しており、生活保護支給率はベスト3ですが、生活受給世帯の子ども達の不登校率は統計によると一般家庭の5倍近くあります。そしてその子達は高校に進学できない、もしくは入学したとしてもすぐに高校中退してしまう。その結果、就労する事が困難になり、生活保護の子ども達も将来、生活保護を受けなければ、生活できないという負のスパイラルがあるのです。
私の主張、どうも、国を含めた行政は川下=(困った状態)には気前よく予算を使いますが、川上=(予防)にはお金を使いませんね。たとえは悪いですが、末期ガンになった状態で、お金を使った所で、回復する見込みが少ないですよね。ガンにならないように、予防した方が少ない予算で、痛い思いもせずに生活できるのですけど。教育も同じです。不登校が長期化し、引きこもりになってしまうと、外に出すだけで相当なエネルギィーが必要なんです。ニート、引きこもりの最初は不登校、高校中退からがほとんどなんです。つまり、”ニート、引きこもり”といった状態の人々を救済するのと、不登校、高校中退を若いうちに救済するのではどちらが対費用効果が高いかという事なのです。
....中略..........
話は延々、90分以上も続きました。サラリーマンを経て、30歳後半の区議は熱心にノートをつけ、わからない事は適宜、質問され、次回の議会で切り口を考え、発案すると言って、お帰りになりました。子どもは出生を選べません。たまたま、生活保護世帯で生まれると不登校になる確率は高いのです。どう思いますか? この実態。やる気のある政治家さん頑張って下さい。