杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
最近、毎日のように高校を辞めたいと相談がある。
すでにもう辞めてしまって自暴自棄になっている子さえいる。
高校の中退率は、平均3%だそうだ。
一回、高校を辞めると勉強して高校の資格を取るという方向に戻るのは難しい。
高校に籍さえあれば、転校を受け入れる高校はある。
又、辞めてしまっても高認を受験することも出来る。
高校中退者や、転校希望者は、子らの夢が決まっている人が少なくない。
「だったら高校辞めるなよ」という大人の意見もあるだろうが
30ー40代の時の高校時代とは大きく環境が異なっているのも事実だ。
私の時、 都立高校に3年間お世話になり、その間、一学年8クラスで、辞めていった人は、2-3人だった。
携帯もなく、テレビゲーム、インターネットなどがない、アナログの時代だった。
今、問題に直面している生徒達は、教師が生徒だった時代とかなり違うと言うことを認識する必要があると思う。
ハッとしたのが、辞めたいと相談があった女の子の例だ。
女の子 「友達がいなくて学校がつまらないから辞めようと思っているんです。」
私 「つまらないってどうつまらないの?」
女の子 「友達結構いたけど、辞めっていっちゃって」
以降省略。
その後の彼女の話で一クラス 40名近くいた生徒が、今まともに登校しているのは、20名前後だそうです。
このような状態では行きたくないのは無理もないなと思いませんか?
by ダイヒョウ