みなさんこんにちはNPO法人高卒支援会スタッフの根本です。
今回は、「高校転校した場合の履歴書の書き方 通信制高校は履歴書で不利になる?」というテーマでお話したいと思います!
高校を転校した子や通信制高校に在籍している子には履歴書を書く際の参考になるかと思いますので是非ご一読ください。
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高校転校した場合の履歴書の書き方 通信制高校は履歴書で不利になる?
履歴書の学歴欄はルールに沿って記入する必要がありますが、高校転校を考えている方や転校した方は、その書き方に悩むことも多いと思います。
今回は高校転校した場合の履歴書の書き方と通信制高校に転校した場合履歴書で不利になるか伝えていきたいと思います。
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高校転校した場合の履歴書の書き方
高校転校をした場合、履歴書の学歴欄には転校前に通っていた学校を記載したのち、1行下に転校先の学校を書きます。
ここで注意。一般的に使われる「転校」や「編入」は口語表現なので、履歴書では使いません。
「転入学」や「編入学」という表現を使用して記入しましょう。
転入学と編入学の違いは?
途中から別の学校に入ることをひと括りに「転校」という言葉で表現することが多いため、混同しがちな「転入学」と「編入学」ですが、履歴書に書く際は、元の学校から次の学校に入るまでの期間により使い分けが必要です。
【転入学とは】
「転入学」は、元の学校に在籍している間に手続きをして、次の学校に入学することです。そのため、元の学校と次の学校の間に空白期間はありません。
【編入学とは】
高校の「編入学」は、元の学校を中途退学してから次の学校に入学することを指します。元の学校と次の学校の間に、高校に在籍していない空白期間があるのが「転入学」との違いです。
高校を転校した場合の履歴書の書き方は、高校に入学するまでの期間により異なるので注意してください。
次の高校に転校するまでの期間が空いていない場合
最初の高校(東京都立もしくは〇〇県立〇〇高等学校)から次の高校(私立△△高等学校)に転校するまでの期間が空いていない場合は、「転入学」を用いて履歴書に記入します。
<実際の例>
20××年×月 都立○○高等学校 入学
20××年×月 私立△△高等学校 転入学
20××年×月 私立△△高等学校 卒業
次の高校に転校するまで期間が空いている場合
最初の高校(東京都立もしくは県立○○高等学校)から次の高校(私立△△高等学校)に転校するまでの期間が空いている場合は、最初の高校を「中途退学」した後、次の高校に「編入学」となります。書き方の違いに注意が必要です。
高校を卒業するための条件に3年間在籍というものがあります。つまり1日でも期間が空いてしまっていると、最短でも全日制高校だと1年、通信制高校だと半年遅れの卒業になってしまうんです。なので、可能な限り期間を空けずに転校先を見つけることをオススメします。
<実際の例>
20××年×月 ○○県立○○高等学校 入学
20××年×月 ○○県立○○高等学校 中途退学
20××年×月 私立△△高等学校 編入学
20××年×月 私立△△高等学校 卒業
通信制高校に転学し、就職でお悩みの方、ご質問がある方はお気軽にご相談ください。
留年した場合の履歴書の書き方
留年した場合は、入学年度・卒業年度を正しく記入すれば、履歴書に「留年」と書く必要はありません。
採用側は、入学年度・卒業年度から応募者が留年したことを把握できます。
一般的には留年は1~2年程度であれば、大きなマイナスになることはないといわれていますが、採用側が突っ込んで質問してくることもありえます。事前に伝える内容を考えて面接に励みましょう。
留年せざるを得なかった特別な事情がある場合は、備考欄に記入すると良いでしょう。
休学した場合の履歴書の書き方
休学した場合は、休学を開始した年月、学校名、休学を記入した1行下に、大まかな休学期間と休学理由を簡潔に記載するのが一般的です。
休学の理由を書かないと、採用側に「継続して努力する力がない」とマイナスなイメージを持たれてしまう恐れもあります。
近年は留学や長期のボランティアなどをするために休学を選ぶ方もいます。自分のことをしっかりと理解してもらうためにも理由はしっかりと記載すると良いでしょう。
病気療養で休学した場合は、現在は完治しており働くうえで支障がないことも記載すると良いでしょう。
留学した場合の履歴書の書き方
留学した場合、留学期間が1年未満か1年以上かで履歴書の書き方が異なるので注意が必要です。
留学期間が1年未満の場合
留学期間が1年に満たない短期留学やホームステイ、海外研修などは「学歴」として認められないため履歴書の学歴欄には記載しません。
海外での経験をアピールする場合は、自己PRの欄で伝えると良いでしょう。
留学期間が1年以上の場合
期間が1年以上の留学をした場合は、履歴書の学歴欄に留学期間や国名、学校名を記載します。
留学経験は志望する大学や就職先によっては大きなアピールポイントとなるので、自己PR欄でも海外での経験や学びを積極的に伝えると好評価に繋がりやすくなるでしょう。
通信制高校は履歴書にどう書くべき?
一般的に学校名だけを書く方が多いですが、通信制高校サポート校に通っている子は必ず通信制高校サポート校の名前も書きましょう。
採用側は「通信制高校に行っていたから体力が持つのか?」と思います。実際に卒業生のY君は高卒公務員試験の1次を複数合格するも2次試験の面接で落とされ続けました。
通信制高校サポート校に通っていたことを書いてなかったんです。サポート校に毎日朝から登校していたと書かれているのと通信制高校に所属していたと書かれている履歴書どちらが好印象でしょうか?
言わずもがなですよね。Y君はその後、履歴書に通信制高校サポート校を書いて無事公務員試験の面接に合格したのです。
通信制高校と書いて何もアピールしないとマイナスに捉えられることもあります。重要なのはそこでなにを経験してきたかですから、留学経験や生徒会役員の経験、インターン活動、企画運営など様々な経験をしてもらい大きなアピールポイントにしましょう。毎日学校に通うということは後のアピールのためと考えて頂き、毎日学校に通い様々なことを経験して頂くことをオススメします。
通信制高校の履歴書の書き方についてわからないことがあればご相談ください。
不登校・引きこもりについてはもちろん、中退・留年・転学・編入・学業不振・非行・発達障害など様々なお悩みの方からのご相談をいただいています。予約フォームの入力をしていただくと面談のご予約ができます。