杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
新年のご挨拶 ~不登校、高校中退、引きこもりでお悩みの皆さま、教育関係者の皆さまへ~
あけましておめでとうございます。12月の不登校、高校中退、引きこもり相談集計と2名の引きこもりのその後について、
皆さんにお伝えします。
認定NPO法人高卒支援会 創業者 会長の杉浦孝宣です。
2025年、いよいよ当協会は設立から 40周年 を迎える節目の年となりました。
この40年間で私たちは、不登校や高校中退、引きこもりで悩む 1万人以上の子どもたちとそのご家族を支援(家庭訪問を含む) し、成功率は驚異の 9割以上 を誇ります。
「規則正しい生活」「自律して自信をつける」「社会貢献をする」の3つのステップを通じて、多くの子どもたちが再び社会とつながり、輝く未来を切り開いてきました。
しかし最近、不登校や引きこもりの相談をSNSで積極的に発信している方々の中には、家庭訪問すら行わず、「生きづらい世の中ですね」と寄り添うふりをしながら、親御さんのご機嫌を取るだけの対応をしているケースも見受けられます。 さらに、親御さんへのしつけ指導やコーチングを謳っているものの、生徒本人への具体的な指導経験がない方もいらっしゃいます。
不登校や引きこもりは、単に「親」か「本人」どちらかだけに対応するのではなく、両者の悩みを深く聞き取り、具体的な対策を取ること が必要です。
このアプローチなくしては、問題の9割を解決することはできません。
私たちの40年の経験と実績は、これを実践してきた結果に他なりません。
さらに、この道のりの中で、自ら命を絶った子どもや、親御さんを傷つけた子どもとも向き合い、こうした 尊い犠牲の上に今の支援体制を築いてきました。
だからこそ、本当に効果的な解決策を提供できる自信があります。
また、私は現在3歳になる孫たちと同居し、子育てにも関わり続けています。
40年間の支援現場の経験と、家庭での子育ての実感を持って、不登校や引きこもり問題の解決に取り組んでいます。
2025年、東京の不登校相談が変わる!40年の実績を持つ支援団体の取り組み
2025年は、以下の取り組みを通じて、さらに多くの子どもたちとそのご家族を支援してまいります
1. 初回相談30分無料 などの特典付きキャンペーンを展開。
2. フリースクールや通信制高校サポート校への入学金を最大 10万円オフ。
※東京都のフリースクール助成金は月額 2万円※
3. 国家や文科省への提言を行い、不登校や引きこもり問題の社会的解決を促進。
教育支援センター 利用率 10% 前後。コレで悩んでいる方は納得するでしょうか?
文科省の統計は 不登校のみです。 引きこもりの生徒は一体、どれ位、いるのでしょう?
未来には必ず希望があります。不登校や引きこもりで悩んでいる保護者の皆さま、そして教育関係者の皆さま、一緒にお子さんの輝ける未来を切り開きましょう。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。「このブログを見た」 で 上記の特典が受けられます
認定NPO法人高卒支援会 創業者 会長 杉浦孝宣
カイト君ママに新年の挨拶
カイト君は、不登校から引きこもりを経て、フリースクールに通い、通信制高校を卒業し、現在は公務員として活躍しています。このような成功を収めた彼の姿は、多くの人に勇気と希望を与えています。
先日、カイト君のお母様に新年の挨拶をする際、彼との思い出をお話ししました。それは、暑気払いの時の出来事です。私は足の肉離れをしてしまい、参加することになったのは車椅子でした。
その時、駅まで迎えに来てほしいとお願いしたところ、大倉とカイト君が駆けつけてくれました。飲み会場は地下にあり、エレベーターがなかったため、カイト君が優しく肩を貸してくれました。
彼の力強いサポートを受けながら、私はとても感動しました。筋骨隆々で逞しくなった彼が、進んで介護してくれる姿を見て、あの時の彼を知っているだけに、嬉しさがこみ上げてきました。
この話をカイト君のお母様に新年の挨拶と共に お伝えしたところ、「そんな事があったのですね。教えて頂き本当にありがとうございます。とても嬉しかったので、母にも見せましたら母も涙を流して喜んでいました。
卒業してからも、見守って応援して頂き、とてもありがたいです。これからもよろしくお願い致します。」とのお返事をいただきました。このように、カイト君の成長は彼自身だけでなく、ご家族全体にも喜びをもたらしています。
不登校や引きこもりの支援を行う中で、個々の成功がどれほどの影響を持つのかを実感しています。解決に向けたサポートを通じて、親御さんだけでなく、おばあさまなどの家族全体が幸せになれる姿を見ると、私自身も大きなやりがいを感じます。現在在籍している生徒さんや保護者の方々にも、私たちは卒業後のサポートを継続して行っています。なぜなら、また引きこもってしまうのは、とても大変なことだからです。
このような取り組みが、多くの人々に希望と安心をもたらすことができると信じています。私たちの活動が、未来に向けての一歩となることを願っています。
佐藤渉太くん、大学卒業後、JAから是非、来てくれと就職内定
4年前、私の教え子たちが大学を卒業し、続々と新年の挨拶を送ってくれる中で、特に気にかけていたのが佐藤ショウタ君です。彼は当会の通信制高校サポート校に通うまで、1年4ヶ月間引きこもっていました。
その間、私は彼のお母様を励まし続け、「大丈夫です!いつかは立ち直りますから」と言い続けてきました。お母様の支えもあり、ショウタ君はついに外に出てくることができました。
その時も大倉先生が彼のサポートに尽力してくれました。
通信制高校サポート校に在学していた4年間、私たちスタッフは彼のコミュニケーション能力を鍛えるために、さまざまな場面で会話に参加させることを心がけました。イベントへの参加はほぼ強制で、1年4ヶ月の引きこもりからのリハビリを行いました。おそらく、本人にとっては「ありがた迷惑」だったことでしょう。笑
ショウタ君が在籍中
一緒にYouTubeのライブを行いました。顔出しはしていませんが、彼がどんどん成長している様子がわかると思います。
引きこもりで悩んでいるお子さんを持つ方にはぜひご視聴いただきたいのですが、ただの不登校で悩んでいる方には少し難しい内容かもしれませんので、視聴はお控えください。
バカバカしい話ですから。笑
さて、引きこもりの状態とはどんなものか、少しお話ししましょう。不登校と引きこもりの決定的な違いは、家族とのコミュニケーションの有無です。1ヵ月以上不登校の状態が続き、ご両親が本人とコミュニケーションを取らない場合、引きこもりと判断されることもあります。ショウタ君の場合、部屋から出ないというよりはリビングで寝転がりながらゲームをして過ごしていました。しかし、進路の話には全く耳を貸さず、1年4ヶ月もその状態が続きました。
引きこもりの中には、自室に閉じこもり、バリケードを築いて親からの侵入を阻止するケースもあります。カイト君は親が部屋に入ろうとした際にエアガンを撃ってきたこともありましたが、ショウタ君はそこまでではありませんでした。ただ、電車に乗るのが怖く、人に会うのも不安で、ダラダラした生活を送った結果、体力が激落ちし、座る姿勢さえ保てなくなっていました。
通信制高校サポート校がスタートした際、彼はクラスメートと話すこともなく、寝たふりをしていました。最初の頃は、登校するだけで疲れ果てて寝てしまうことが多かったのですが、私たちスタッフが強引にトークを誘い、さらには実名で朝日新聞の取材を受けるように促しました。
そのうち、彼は「僕はサラリーマンには向かないなぁ。農業に進みたい」と言うようになりました。
本気度を試すために農家でアルバイトをさせ、最終的には北海道にある東京農業大学への進学を決めました。
こうした努力のおかげで、JAからもぜひ来てほしいと就職内定をもらったのです。
このような経験を通じて、引きこもりからの立ち直りは決して簡単ではありませんが、周囲の支えや本人の努力によって、希望の道を歩むことができるのだと実感しています。
お子さんが引きこもりで悩んでいる方々にも、少しでも希望を持っていただけると嬉しいです。
私たちはこれからも、彼らの成長を見守り、サポートし続けていきます。
12月度 不登校・高校中退・引きこもり相談統計
10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|
相談件数 | 49 | 29 | 22 |
総合入会件数 | 3 | 4 | 3 |
総合面談件数 | 16 | 16 | 17 |
新書からの相談 | 1 | 0 | 0 |
内容 | 通信制高校資料請求 | 通信制高校資料請求 | アウトリーチ支援 |
アウトリーチ支援 | フリースクール | フリースクール | |
高校転学 | 高校転学 | 高校転学 | |
引きこもり訪問支援成功数 | 0 | 0 | 0 |
主な地域 | |||
東京 | 40 | 21 | 18 |
神奈川 | 0 | 2 | 3 |
埼玉 | 0 | 0 | 1 |
千葉 | 1 | 1 | 0 |
その他地域 | 0 | 1 | 0 |
不明 | 8 | 4 | 0 |
合計 | 0 | 0 | 0 |
不登校、引きこもりでお悩みの方へ
この記事をお読みいただき、ありがとうございます。不登校や引きこもりの問題は、多くの家庭にとって非常に深刻な悩みです。
保護者様や不登校,引きこもりで悩んでいるお子さんが 今どのような状況にいるのか、どんな心情を抱えているのか、私たちは理解しています。
私たちは、40年以上にわたり、不登校や引きこもりの支援に取り組んできました。
その中で、多くの子どもたちが再び自信を持ち、社会に出て行く姿を見てきました。支援の手は、決して一方的なものではなく、共に歩むパートナーシップとして築かれています。
カイト君や佐藤ショウタ君のお父さん、お母さんは、何度も引きこもりからの解決を諦めようと思ったことでしょう。
その度に、私たちスタッフは勇気づけ、長年の経験からくる確かなアドバイスをお届けしました。時間はかかりましたが、最終的には解決に至ったことを私たちは誇りに思っています。
もし、
保護者様や不登校,引きこもりで悩んでいるご家族が今、困難な状況にあるのなら、どうか一人で抱え込まないでください。
私たちの相談窓口は、あなたの声に耳を傾け、共に解決策を見つけるために存在しています。
初回の相談は無料ですので、どうぞ気軽にご連絡ください。
未来には、希望が待っています。あなたの大切な人が、自分らしく生きられる道を一緒に探し、支援していくことが私たちの使命です。
どんな小さなことでも構いませんので、あなたの思いや悩みをお聞かせください。共に歩み、共に成長していきましょう。あなたの新しい一歩を、心より応援しています。