杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
不登校や引きこもりに悩む保護者の皆様へ、お子様が学校に行かなくなったり、部屋に閉じこもったりすると、どう対応すれば良いのかという不安に直面することでしょう。私、杉浦孝宣は、認定NPO法人高卒支援会の会長として、1万人以上の子供たちの不登校や引きこもり問題の解決に取り組んできました。このブログをご覧の方に限り、入会金5,000円オフの特典をご提供します。
私たちの取り組みは、NHK「おはよう日本」で紹介され、高い成功率を誇ります。実際に私たちが取り組んだ事例や解決策は、私のブログ「88%の引きこもり高校生も変われる!」や複数の著書に詳細に記されています。また、不登校や引きこもりに関するさまざまな情報が詰まったリンク集もご覧いただけます。
私たちのアプローチは以下の3つのステップ
規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます
これらの取り組みは、成功率9割以上という結果に結びつき、NHKおはよう日本で紹介されるなど、多くのメディアでも取り上げられています。
また、これらの経験と知見は、
「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。
お悩みの皆さん、不登校や引きこもりに直面しているすべての方々へ、これらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。
また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、FC今治高等学校里山校 岡田武史学園長(元サッカー日本代表監督)からの要請で行われた講演会動画を是非、御試聴下さい
引きこもりの問題の重要性と、そのタイミングが人生で4度あることの紹介
今日は、引きこもりという深刻な問題について、皆さんと考えたいと思います。特に、私が拙著「不登校ひきこもりの9割は治せる」で書いたように、人生には引きこもる「タイミング」が4度あるという点に注目してみましょう。
①中学生 中1ギャップ 不登校、放置 引きこもり
②高校生 高一クライシス 不登校 放置 高校中退 or 通信制高校 高校中退は 通信制高校は
③高校卒業後 無業者、フリーター、予備校不登校 放置 引きこもり
④就活失敗 無業者 or フリーター 9060、100万人以上の引きこもりとなる
私たちの協会では、不登校や引きこもりの問題に真正面から向き合い、「子どもたちが規則正しい生活を送り、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」というミッションを掲げています。これまで1万人以上の子供たちの問題を解決してきました。そのステップはシンプルですが、非常に効果的です。
不登校〜引きこもりステージ判定表
不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。ちなみに カイト君はステージ判定3でした。
ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。
ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。
ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。
ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。
ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。
不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。
不登校期間 |
親子間のコミュニケーション |
生活リズム |
食事 |
|
ステージ 1 |
1日~60日 |
△ |
△ |
〇 |
ステージ 2 |
61日~180日 |
△ |
× |
△ |
ステージ 3 |
181日~ |
× |
× |
△ |
ステージ 4 |
年単位 |
× |
× |
× |
ステージ 5 |
年齢20歳以上 |
× |
× |
× |
「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義」厚生労働省サイトより
中学生からの引きこもりのリスク
中学生の時期に引きこもりのリスクが高まることは、意外と知られていないかもしれません。
今日は、私の著書「不登校ひきこもりの9割は治せる」に登場するカイト君のケースを例に、このリスクについてお話ししましょう。カイト君は中高一貫校に通う中学1年生でした。彼の不登校は、ゴールデンウィーク明けに始まりました。この時期は、新しい環境やクラスメイト、学習内容などへの適応が求められる時期で、子どもたちにとっては大きなストレスになり得ます。残念ながら、カイト君の場合も例外ではありませんでした。
保護者の方々は、よくある「様子を見る」という対応を選びました。しかし、その結果、カイト君は自室に閉じこもるようになり、5月中はその状態が続いてしまいました。このように、中学生の時期に適切な対応が取られないと、子どもは自室に引きこもるようになり、問題が深刻化する可能性があります。このケースから学べるのは、中学生の時期に見られる不登校の初期サインに対して、早期に適切な対処をすることが非常に重要であるということです。問題を放置せず、子どもの感情や状況を深く理解し、支援することが求められます。
不登校と放置が引きこもりにつながる
不登校と引きこもりについて、もっと深く掘り下げてみましょう。厚生労働省が定義する引きこもりとは、「6ヶ月以上、自室に閉じこもり、家族とのコミュニケーションが取れない状態」とされています。しかし、実際に私が不登校や引きこもりの事例を見てきた経験から言えることは、この定義よりもっと早い段階で対策が必要だということです。
コロナ禍を経て、子どもたちの不登校や引きこもりの問題は、以前にも増して顕著になりました。例えば、1ヶ月間親と話さない、昼夜逆転の生活リズム、ゲームへの没頭、お風呂を避ける、髪の毛や爪のケアを怠る、食事を部屋で摂る、部屋がゴミだらけで悪臭がする…これらの症状が見られたら、それは非常に深刻なサインです。
特に、「親と話さない」という状態が見られる場合、6ヶ月を待つことなく、すぐに引きこもり対策を講じる必要があります。この段階で適切な対応が取られなければ、子どもの状態はさらに悪化し、回復が難しくなってしまうのです。
不登校や引きこもりの問題は、単に学校に行かない、部屋にこもるという行為を超え、子どもの心の健康、家族の関係性、そして将来への展望にまで影響を及ぼします。だからこそ、早期の対応と適切なケアが重要なのです
高校生の引きこもり問題:高一クライシス
高校生の不登校の背景を考える時、その根本的な原因は「高校が合わない」という点に集約されることが多いです。高校という新しい環境は、一部の生徒にとっては圧倒的なストレス源となり、不登校につながるのです。
不登校の高校生の場合、保護者が「様子を見ている」うちに、子どもの状況はさらに悪化することがあります。学業の遅れが蓄積し、最終的には進級不可や留年が決定することも少なくありません。こうした状況に陥った時、多くの生徒とその家族は、高校卒業という目標を達成するために、通信制高校への転入を検討します。
通信制高校への移行が選ばれる理由は、全日制の高校から他の全日制高校への編入学試験制度が限られているためです。実際、東京都や大阪府のような一部地域を除き、このような制度はほとんど存在しません。そのため、通信制高校は、不登校の生徒にとっては、高校卒業を目指す上で最も現実的な選択肢となるのです。しかし、通信制高校への移行は、単に学校を変えるということ以上の意味を持ちます。
引きこもりのタイミングは人生で4度ある 高校生引きこもりさせない
人は自分の居場所がないと感じると、引きこもる傾向があります。これは、多くの事例からも明らかです。例えば、私たちのブログ「88%の引きこもり高校生も変われる!」に登場する佐藤ショウタ君のケースを見てみましょう。ショウタ君は高校1年生の時、スポーツ推薦での夢が叶わず、大きな打撃を受けました。その結果、彼のモチベーションは急激に低下し、1年4ヶ月もの間、引きこもる生活を送ってしまいました。当会では、東京都の転編入学試験対策を提案しましたが、彼の状況はすぐには好転しませんでした。
しかし、当会の支援のもと、ショウタ君は次第に引きこもりから抜け出すことができ、現在は北海道の大学で農業を学んでいます。この事例からわかるのは、高校中退や不登校が引きこもりにつながる可能性があるということです。しかし、適切なサポートとケアがあれば、逆転のチャンスも十分にあるということです。ショウタ君のように、一時的に困難な状況に陥っても、適切な支援と環境が整えば、再び希望の道を歩み始めることができます。
高校卒業後の引きこもり
コロナ禍以降、高校を卒業した後の若者たちの間で、特に顕著な問題が見られます。それは、アルバイトもせず、予備校にも行かないという状況です。中学や高校での不登校の習慣が、そのまま日常生活に移行し、昼夜逆転やゲームに没頭する生活パターンに陥ってしまっています。
このような状態になると、多くの親御さんから「どうしたらいいのか?」という相談を受けます。当会では、高校卒業までに不登校や引きこもりの問題を克服するよう提案しています。しかし、実際にはその後の生活においても、これらの問題が続くケースが少なくありません。
では、もし皆さんのお子さんが高校卒業後に自室に引きこもり、外に出ることがない状態になったら、どのように対応するべきでしょうか?この問いに対しては、一つの答えがあるわけではありませんが、重要なのは、ただ待っているだけではなく、積極的に対策を講じて下さい
人は居場所がなければ引きこもる
改めて強調しますが、人は居場所がなければ引きこもるものです。これは若者に限った話ではありません。数年前、地元の自治会で活動していた時にも、居場所を失った老人が近所の交流を断ち切り、ごみ屋敷となってしまう状況を目の当たりにしました。
予備校の不登校について話すと、多くの相談では、中高生の時代から不登校の習慣がついている子が多いです。これらの子どもたちは、必ずしも勉強に興味を持っているわけではないにも関わらず、親御さんに「とりあえず予備校に行かせる」とされることが多いのです。しかし、これでは彼らにとっての「本当の居場所」が確保されていないため、結果的に予備校にも行かず、一日中ゲームに没頭するようになってしまいます。
これらの子どもたちと話すと、「人生が終わった」「死にたい」というような絶望的な言葉が聞かれることがあります。
こうした相談に対して、当会ではまず規則正しい生活を送りながらアルバイトを始めるよう促します。そして、その後で本人が本当にやりたいことを一緒に見つけるという支援を行っています。 こうしたアプローチは、彼らが自分の居場所を見つけ、再び人生に希望を持つための第一歩です。
就活失敗による引きこもり
当会に寄せられる相談の中で、大学を中退した後にフリーターとして働き始め、やがて引きこもるようになるケースが見られます。再三にわたり申し上げていますが、人は居場所がなければ引きこもる傾向にあります。
自分で考え、行動できる子どもたちは、フリーターとして働きながらも、将来の道や夢を模索します。しかし、自律心が育っていない子どもたちの場合、アルバイト先での小さなトラブルがきっかけで引きこもってしまうことも珍しくありません。
こうした状況に陥った時、親御さんには遠慮せず、「このままの生活をずっと続けるわけにはいかない」とはっきりと子どもに伝える勇気が求められます。当会では、家庭訪問を通じて、このような「当たり前のこと」を本人にしっかりと伝えられる環境を作り、引きこもりの解決を目指しています。
このような問題に直面している家族にとって、子どもが再び社会に出て行くための一歩を踏み出すことは容易ではありません。しかし、適切なサポートと対話を通じて、再び希望の光を見出すことができます。
9060問題(146万人以上の引きこもり)についての議論
「9060問題」とは、90歳の親が60歳の引きこもりの子を面倒見る状況を指します。これは、一昔前の「8050(ハチマルゴーマル)問題」の更なる進行形で、社会問題として非常に深刻な意味を持ちます。
朝日新聞で取り上げられた37歳で餓死を待つ引きこもりの事例や、元農水事務次官の引きこもり長男殺人事件など、こうした問題は社会に衝撃を与えましたが、これらは氷山の一角に過ぎません。統計上では、引きこもりの人数は146万人以上に上り、引きこもりの中心年齢は40歳から60歳とされています。
当会では中高年の相談は扱っていませんが、この問題は深刻です。もし自分のお子さんが60歳になっても引きこもりの状態が続いていたら、家族としてどのように対処すべきでしょうか?これは、すべての家庭が考えるべき問題です。
9060問題の根本的な解決には、引きこもり予防の重要性があります。若い時からの適切な対応が、中高年になってからの引きこもりを防ぐためには不可欠です。次のセクションでは、引きこもり予防に向けた具体的なアプローチについてお話ししますので、ぜひ引き続きご覧ください。
高校中退後の引きこもりからの復活例の紹介
私たちのブログ「88%の引きこもり高校生も変われる!」に登場する佐藤ショウタ君は、1年4ヶ月の引きこもりから奇跡的に復活しました。
この成功事例は、多くの方々に希望を与えるものです。
ショウタ君の復活にはいくつかの重要な要因がありました。まず、彼の親御さんは最後まで諦めませんでした。もちろん、途中で諦めかけることもありましたが、当会がお母さんを励まし続けたのです。ショウタ君が家から出た後、当会は彼に通信制高校サポート校という新たな居場所を提供しました。
勉強だけでなく、様々な体験を通じて彼の視野を広げることが重要でした。彼が農業に関心を持っていたため、農作業のアルバイトを始めさせ、実際の体験を積ませました。これらの体験が彼にとって大きな意味を持ち、人生の目標を農業従事者として定めるきっかけとなったのです。
ショウタ君のケースは、引きこもりから復活するためには、単に外に出ることだけでなく、適切なサポートと実体験が必要であることを示しています。次のセクションでは、このような成功例から学ぶことができるポイントについて、さらに詳しくお話しします。引き続きご注目ください。
通信制高校の利用とその落とし穴の解説
通信制高校は一見すると、高校中退や不登校の問題を持つ生徒にとって理想的な解決策のように思えますが、実際には様々な落とし穴があります。ここで、W君の事例を挙げてみましょう。
W君は全日制高校に通っていましたが、成績が振るわず、通学の便も悪いため、高校中退を検討するようになりました。その解決策として、ネット系の通信制高校を選びました。この選択は、表面上は合理的に見えますが、実際のところ多くの問題を含んでいました。
親御さんが当会に相談に来た時、W君は本来家で勉強する予定でしたが、生活態度、言葉遣いが荒れ、親子の信頼関係も崩れてしまい、コミュニケーションが取れない状態に陥っていました。このままでは、状況が改善することはないと判断しました。
そこで、当会はW君に東京の学生寮と、毎日通学できる通信制高校サポート校を提供しました。この支援のおかげで、W君は立ち直り、現在は自衛隊で活躍しています。この事例から学べるのは、通信制高校は柔軟な教育形態を提供する一方で、生徒が自己管理できる環境やサポートが不十分な場合、さらなる問題を引き起こす可能性があるということです。次のセクションでは、通信制高校を選ぶ際の注意点や、成功するためのポイントについて詳しく解説します。引き続きご注目ください。
引きこもり解決のポイント
当会のブログ「88%の引きこもり高校生も変われる!」には、11の具体的な成功事例が掲載されています。また、これらの事例は当会の3冊の著書にも詳細に記されています。こうした実際の事例を基にした支援は、非常に効果的であることが証明されています。
私たちの直近の引きこもり支援の成功率は9割にものぼり、79件中70件が成功事例となっています。このように具体的な実例や成功例を挙げる団体は少ないため、当会のアプローチは特に注目されています。当会を信用していただければ、引きこもってしまったお子さんを元気にすることができます。成功の秘訣は、個々の状況に合わせたカスタマイズされた支援と、諦めずに継続することにあります。それぞれの事例から学ぶことができるのは、適切なサポートと環境が整えば、引きこもりの状況から抜け出すことが可能であるということです。
諦めるな!
このブログを通して、引きこもり問題の深刻さと、それに対する解決策について多くのことを語ってきました。重要なポイントは、引きこもりは家庭内の問題であり、家族が引きこもっている本人と真剣に向き合うことで改善が見られるということです。
当会での引きこもり支援の失敗例の10%は、主にご両親が協力し合って問題に向き合えず、途中で諦めたり、単に状況を「見守る」だけのスタンスを取っていたケースです。私たちはこれを失敗と捉えています。
しかし、裏を返せば、ご両親が諦めずに最後まで子どもと向き合うことで、引きこもりの問題は必ず解決に向かいます。家族が一丸となってサポートし、適切な支援を受けることが、引きこもりからの復活への鍵となるのです。今回のブログを通して、引きこもりの問題に直面しているご家族や関係者の方々に、少しでも希望と具体的な対策のヒントを提供できれば幸いです。
引きこもりは一人の問題ではなく、私たち社会全体で向き合うべき課題です。引き続き、お子さんの明るい未来のために共に取り組んでいきましょう。