高卒支援会コラム

都立高51校 異例の規模で3次募集

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


不登校・高校中退・引きこもりの救済をし、子どもの自殺、8050引きこもり問題を予防します。

おはようございます。NPO法人高卒支援会 会長の杉浦です。

都立高51校 異例の規模で3次募集

NHK NEWS WEB 
”ことしの都立高校の入学試験は、2次募集でこれまでで最も多い51校で「定員割れ」となり、東京都教育委員会は異例の規模で3次募集を行います。〜”抜粋
東京都では私立校が事実上の無償化になって以来、私立通信制高校サポート校への人気が高まっています。事前の予想では私立全日制高校へ集中するのではという、専門家もいましたが、通信制高校でした。もはや、通信制高校は不登校・高校中退・引きこもりの受け皿、消去法的な進学先から、積極的な進学先と認識が広まったのではないでしょうか?

東京都は不登校・高校中退への対応として、平成12年頃、チャレンジスクール 1号 桐ヶ丘高校を開校しました。 当時は内申提出不要、学科試験無しということで 競争倍率は12倍でした。 そのかつての人気校は第三次募集中です。

公務員は不登校対策はできない!?

公立校は一定の任期があり、異動があります。チャレンジスクールなどの不登校・高校中退・引きこもり傾向の受け皿校でも同様に。
30年以上、この仕事をしていると、1〜2年 引きこもり、進学して、高校卒業したいという子も珍しくありません。 当会の在籍にも年単位で不登校・引きこもり傾向だった子はいますから。

高校3年間という短いスパンでは彼らと向き合うのは不十分なのです。 中学2年で不登校に陥り、10年以上も引きこもりしていた子は公務員になり、結婚し、子どもできたという報告を受けている子もいます。

4〜5年で異動する先生がこうした、長期の見まもりは難しいと思います。

チャレンジスクールは所詮、定時制

不登校の子、対応の都立校、チャレンジスクールも所詮、定時制高校なのです。一頃は”昼夜間定時制=学部によっては朝から通える。”という事で人気を博しましたが、

現状の不登校児童はそもそも、朝起きられない子が圧倒的多数なので、規則正しい生活が義務である、全日制高校は卒業できない、定時制高校は全日制高校ほど、厳しくは無いが、一定数、通わなければ卒業できないのです。

現状のニーズにマッチしていないのでしょう。

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