杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
不登校や高校中退、そして都立転編入試験に悩む保護者の皆様へ、NPO法人高卒支援会 会長の杉浦孝宣と申します。
私自身が取り組んできた不登校や引きこもりの問題解決において、1万人以上の子供たちの未来を明るくする手助けをしてきました。成功率は9割以上となっております。
その実績や経験をもとに、どのように子どもたちをサポートし、どのようなアプローチで問題を解決していくのか、このブログでは詳しくご紹介しています。
また、8月26日には、保護者会主催のビアガーデンにて暑気払いを開催。その日は保護者の皆様と当会のスタッフとの距離が大いに縮まりました。
この場を借りて、保護者会 会長の新妻さんをはじめ、役員の皆様に心からの感謝を申し上げます。
都立転編入試験やその他の取り組みについての詳細を知りたい、不安や悩みを解消したいと考える保護者の皆様、どうぞこのブログを参考にしてください。
8月の不登校・高校中退・引きこもり相談集計の概要
8月も多くの皆様からの相談を受け付けました。特にこの夏は、都立転編入試験を控えた多くの生徒とその保護者からの熱心な相談が目立ちました。
全体の相談件数は27件と、6月の37件、7月の32件と比べるとやや減少傾向にありますが、夏休み期間中にも関わらず、多くの生徒が今後の学びの場を真剣に考え、相談してくれました。
主な相談の地域は、引き続き東京が多くを占めており、23件という数字を記録。また、埼玉や千葉からの相談もあり、首都圏を中心に当会への相談が集中。
内容的には「高校転学」や「フリースクール」に関する相談が中心でしたが、「引きこもりステージ判定3以上」という深刻なケースも継続して寄せられています。
今月も相談の中には、具体的な解決策や支援を求める声が多く、当会としても一人ひとりの状況に合わせた最善のサポートを心掛けております。
6月 | 7月 | 8月 | |
---|---|---|---|
相談件数 | 37 | 32 | 27 |
総合入会件数 | 6 | 5(講習参加者13) | 1 |
総合面談件数 | 26 | 35 | 7 |
新書からの相談 | 4 | 2 | 2 |
内容 | 高校転学 | 高校転学 | 再相談 |
フリースクール | フリースクール | 通信制高校 | |
引きこもり ステージ判定3以上 | 引きこもり ステージ判定3以上 | フリースクール | |
引きこもり訪問支援成功数 | 0 | 0 | 0 |
主な地域 | |||
東京 | 30 | 28 | 23 |
神奈川 | 1 | 0 | 0 |
埼玉 | 3 | 2 | 2 |
千葉 | 0 | 1 | 1 |
その他地域 | 0 | 1 | 1 |
不明 | 3 | ||
合計 | 37 | 32 | 27 |
今月の特筆すべき点:都立転編入試験の成果について
8月の相談集計をお伝えする中で、特に注目していただきたい成果がございます。それは、都立転編入試験対策の講習に参加した13名の生徒たちの努力の結晶です。
実は、この13名の中から10名が都立転編入試験に見事合格を果たし、9月から都立高校に新たなスタートを切ることができました。
さらに、残る3名も在籍校との良好な関係を築き、高校中退の危機を乗り越えることができました。
これは、彼らの努力だけでなく、当会が提供する模擬試験や国数英の過去問題、面接対策を網羅した講習会が大きく貢献した結果であると自負しております。
具体的な講習内容や生徒たちの感想、都立転編入試験についての詳細は、近日中に動画など合格体験をアップ予定 どうぞお楽しみに!
講習会参加者数とその背景
当会が主催する都立転編入試験対策の講習会は、今年7〜8月にかけて、総勢13名の生徒たちが参加しました。
この数は、前年同期比で増加傾向にありますが、その背景にはいくつかの要因が考えられます。
1. 高校中退の危機を乗り越えたい生徒の増加
近年、さまざまな理由で高校を中退する生徒が増えています。
中退後の進路や今後の人生に迷う生徒たちが、都立転編入試験を一つの選択肢として捉え、対策を求めて当会に足を運ぶケースが増えています。
2. 当会の試験対策講習の評価と実績 前年度の講習参加者の高い合格率や、具体的な対策内容の充実度など、当会の講習会が高く評価されている点も、新たな参加者を呼び込む要因となっています。
3. 情報の拡散と啓発活動
当会は、講習会の情報をSNSやホームページで積極的に発信しています。
また、学校や地域との連携を強化し、都立転編入試験の存在やそのメリットを広く伝える啓発活動を行っていることも、参加者数増加の背景には欠かせない要素となっています。
このような背景のもと、今年の講習会には多くの生徒たちが集まりました。
当会としても、参加者それぞれの状況や希望に応じた最適なサポートを提供し、都立転編入試験を通じて新たな人生の扉を開くお手伝いをしてまいります。
試験の結果と参加者の現状
7〜8月に実施された都立転編入試験に、当会の講習を受けた13名の生徒たちが挑戦しました。その結果、10名の生徒が見事都立高校への転編入を果たすことができました。
この高い合格率は、生徒たちの努力と当会の徹底的な指導が実を結んだ結果と言えるでしょう。
さらに、転学試験を受験せずとも、3名の生徒が在籍校との調整を経て、復学の道を選ぶことができました。これにより、彼らの高校中退リスクを予防することができました。
具体的な生徒の現状として、合格した10名の生徒は、9月から新たな学びの場である都立高校での日常がスタートしています。
初めての環境でも、早速友人ができ、授業や学校行事に積極的に参加しているとの声が多数寄せられています。
一方、復学を選んだ3名の生徒も、以前の学びの場で再び学び始めています。
在籍校との折り合いがついたことで、新たな気持ちでの再スタートとなり、それぞれが前を向いて日々を送っているようです。
これらの結果からも、都立転編入試験対策講習の意義と効果が明確に示されました。当会としても、これからも生徒たちの夢や希望をサポートし続ける決意を新たにしております。
当会の提携する通信制高校との関係
当会は、通信制高校の鹿島学園やさくら国際高校と密接な提携関係を築いております。この提携の背景には、生徒たちの多様な学びの道を確保するという思いがあります。
特に、都立転編入試験での不合格を経験した生徒たちへのサポートが必要と考え、彼らが通信制高校に進学する際の安心のセーフティーネットを構築しています。
このセーフティーネットの最大の特長は、生徒が前の在籍校で取得した単位を引き継ぎながら、3年間のカリキュラムで無事に卒業を迎えることができる点にあります。
これにより、生徒たちは新たな学びの場での再出発をスムーズに行うことができ、学業を順調に進めることが期待されます。
都立転編入試験の結果にかかわらず、生徒たちの進学先や将来の選択肢を増やすため、当会はこれからも提携する通信制高校との関係を深化させて参ります。
都立転編入試験の背景と目的
近年、都市部を中心に高校生の学びの環境や進路選択に多様性が求められています。
多くの生徒が、現在の学校環境や教育内容に満足できず、新しい環境や異なる教育カリキュラムを求めるようになってきました。
このような背景から、一定の基準を満たす生徒が、他の学校に転編入するための「転編入試験」が実施されるようになりました。
転編入試験の主な目的は、生徒の学びの質や環境を向上させることです。
生徒一人ひとりが、自分の適性や興味、将来の目標に合わせて、最適な学校を選択できるようにすることで、より充実した高校生活を送ることができるのです。
また、この試験は、教育の均一性を打破し、多様な教育内容やカリキュラムを提供する学校とのマッチングを促進する役割も担っています。
生徒が自らの意志で学びの場を選択することで、その後の学業成果や生徒のモチベーション向上にも寄与しています。
結論として、転編入試験は、現代の多様化する高校教育のニーズに応え、生徒たちの学びの質を高めるための重要な制度となっています。
高卒支援会の模擬試験と講習会の特徴 高い合格率の秘訣
創業から38年。当会「高卒支援会」は、高校中退防止をミッションとして、高校生たちの再チャレンジをサポートしています。
私自身が「高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる」というタイトルの書籍で詳しく触れた通り、転編入試験への対策は私たちの得意分野となっています。
その長い伝統と経験を活かし、私たちは都内で唯一、過去問を用いた実践的な模擬試験を実施しています。
また、面接対策にも特化しており、一人ひとりの生徒の個性や強みを引き出す指導を心掛けています。
このような徹底的な対策が、当会の高い合格率の秘訣です。
転編入試験はただの試験以上のもの。それは生徒たちの新たな人生のスタートを意味しています。
高卒支援会は、その大切な一歩をサポートし続けることを誓っています。
当会の取り組みの意義と今後の方針
私たち「高卒支援会」は、子どもたちが直面する不登校や高校中退という課題に真摯に取り組んでいます。
この問題は単なる教育の課題だけでなく、子どもたちの未来に深く関わる大切なテーマです。
私たちのミッションは、「不登校、高校中退の解決を目指し、子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現します!」
というもの。これは、ただのスローガンではありません。日々の活動を通じて、このミッションを具体的な行動で実現させ、若いスタッフにも指導しています
今後、私たちの取り組みの意義をより多くの人々に伝え、共感しサポートしていただくことが大切だと考えています。
そのための啓発活動や啓発教材の制作、さらにはコミュニティづくりなど、新しい取り組みを積極的に展開していく予定です。
子どもたちの明るい未来のため、そして我が国の未来のため、私たちの活動は止まりません。一緒に、新しい未来を築いていきましょう。
都立転編入試験を考えている皆様へ
都立転編入試験を検討されている生徒の皆さん、そしてそのご家族の方々へ。
転編入試験は、新しい学びの場を求める生徒たちの希望をかなえる大切なステップです。しかし、その取り組みは決して容易ではありません。
試験対策、面接の練習、そして何よりも新しい環境への不安。これらのプロセスは生徒たちだけでなく、家族にとっても大きな挑戦となります。
しかし、その一方で、転編入試験を通じて得られる新しい経験や友人、そして新しい学びの機会は計り知れない価値があります。そして、その過程で自分自身をより深く知ることができるのです。
私たち「高卒支援会」は、皆さんの取り組みを全力でサポートさせていただきます。過去問の活用から面接対策まで、試験を乗り越えるための手助けをさせていただきたいと考えています。
最後に、一つだけ心からのメッセージを。その挑戦は、皆さんの未来をより明るくするための貴重な経験となることでしょう。
迷ったとき、不安に思ったときは、私たちにお声がけください。共に新しい未来を切り開いていきましょう。
次回のブログ更新予告
皆様、いつも「高卒支援会」の会長ブログをご愛読いただき、誠にありがとうございます。今後もより有益で役立つ情報を提供し続けるべく、日々の取り組みやリサーチを行っております。
【次回更新日】
10月初旬
【次回のテーマ】
「9月 不登校、高校中退、引きこもり相談集計と二学期から学校に行かない」
次回は、「二学期から学校に行かない」に焦点を当て、不登校の生徒たちをどのように復学を目指させるかを具体的な方法や事例や
9/28日 不登校保護者会での成功体験を交えてご紹介します。
皆様のさらなるご理解と、子どもたちの未来への一助となる内容をお届けできるよう努力いたしますので、どうぞお楽しみに!