不登校・高校中退は電話相談で変わる!杉浦孝宣が語る6月の支援実績

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第1章|親として、最初にできることは「誰かに話す」こと

「うちの子、最近全然学校に行かなくなって…」「中学生になってから、朝起きられなくて…」——保護者の方からよく聞く言葉です。

不登校や引きこもりの問題は、決して特別な家庭だけに起こることではありません。現代では10人に1人が不登校と言われる時代。しかし、悩みを抱えた保護者の多くは、誰にも相談できずに一人で苦しんでいます。

最初の一歩、それは“誰かに話すこと”です。電話1本 03–5937-0513 でいいのです。「こんなことで相談していいのかな?」と思っても大丈夫。私たちは40年以上、不登校・引きこもりで悩む家庭と向き合い、支援を続けてきました。今日は高卒支援会の会長、杉浦孝宣が支援実績を報告します 

第2章|6月の相談件数から見えた「家庭のSOS」

2025年6月、高卒支援会に寄せられた相談件数は39件。これは4月(11件)と比べると3倍以上の数字です。面談件数は20件、入会件数は3件と、支援に進んだご家庭も多数ありました。

特に目立ったのは、「高校に入学したものの1学期で不登校に…」というケース。環境の変化に適応できず、5月から6月にかけて引きこもりに発展する生徒が多く見受けられました。

親御さんからのSOSが一気に増えるのがこの時期。夏休み前の今こそ、“動き出すチャンス”なのです。


456
相談件数113939
総合入会件数243




総合面談件数62720
新書からの相談300
内容アウトリーチ支援アウトリーチ支援アウトリーチ支援

フリースクールフリースクール転学相談

遠方相談遠方相談フリースクール
引きこもり訪問支援成功数000
主な地域


東京72633
神奈川131
埼玉130
千葉000
その他地域252
不明023
合計113939


第3章|東京・神奈川に偏る相談と、地方家庭の孤立

6月の相談地域を見ると、東京が33件と圧倒的多数を占めています。神奈川1件、埼玉0件、千葉0件、その他地域2件。不明3件を含め、首都圏以外では相談がまだまだ届いていないことが分かります。

「近くに相談できる場所がない」「何から始めればいいか分からない」という地方のご家庭こそ、オンラインや電話での相談が鍵となります。

私たちは全国対応。北海道から沖縄まで、遠方のご家庭とも毎月のように面談・電話相談を行っています。

第4章|相談内容の変化に見る、親の悩みの深刻化

相談内容で多かったのは以下の通りです:

  • アウトリーチ支援(家庭訪問など)
  • 転学・通信制高校の相談
  • フリースクールについての質問

特に「中学生の不登校が長期化し、高校進学に不安がある」または「高校生が中退を考えているがどうすべきか」という深刻な相談が目立ちました。

中学・高校のステージ別対応が必要な今、支援のプロとつながることが不可欠です。

第5章|「訪問支援0件」の背景にある難しさ

6月の訪問支援“成功数”は0件。しかしこれは、「失敗した」という意味ではありません。実際には多くのご家庭で訪問を打診し、日程調整や初回面談準備を進めている状態です。

引きこもり状態にある子どもは、知らない大人を極端に警戒します。だからこそ、最初はLINE・電話などで“距離感”を調整することがとても大切なのです。

訪問支援の成果は、すぐには数字に表れません。しかし一歩ずつ確実に、“心の扉”は開いていきます。

第6章|子どもが笑顔を取り戻す瞬間:成功事例16選から学ぶ

では実際に、どのような子どもたちが支援によって変わっていったのでしょうか?ここでは16人の成功事例をご紹介します。詳細はこちら

 ➡ 実際に支援を受けた中学生・高校生たちの「その後」
 ➡ 中2で不登校→10年引きこもりから公務員になったY子さんなど

  • 家庭訪問やフリースクール、通信制高校で人生が動き出した瞬間とは?

彼らに共通しているのは、「支援とつながったこと」で人生が変わり始めたという点です。特に、家庭訪問やコーチング、フリースクールの活用、通信制高校の選択が大きな転機となっています。

「うちの子も、こうなれるんだろうか…?」と不安に思うかもしれません。だからこそ次の章では、1人の少年「K君」の具体的な軌跡をご紹介します。

第7章|K君の軌跡|笑わなくなった息子の再出発

K君は高校1年の1学期、突然学校に行けなくなり、完全に部屋に引きこもるようになりました。ゲームと動画が日常のすべてになり、家族との会話も減り、母親は「うちの子、もう笑わなくなった」と語りました。

私たちはK君の家庭に訪問を重ね、まずは信頼関係づくりからスタート。やがて通信制高校への転校を提案し、学生寮での生活を通じて生活リズムを取り戻していきました。

今では自分の将来について語るようになり、7月19日には講演会でその体験を自ら語ってくれる予定です。詳細のブログは こちら 

第8章|中学生の不登校こそ、早期対応で大きく変わる

中学生の不登校は、「思春期の壁」や「親子関係」「発達特性」など様々な要因が複雑に絡み合っています。長期化すればするほど、社会との接点を失い、引きこもりへと移行するリスクが高まります。

実際に、中2で支援を始めた子と、高2から始めた子とでは、回復までの時間や学び直しの難易度に差が出ます。早ければ早いほどいい。

「様子を見る」は放置と紙一重。だからこそ、まずは親が動くことが大切なのです。

第9章|支援の基本「3ステップ」で社会復帰を実現

私たちは40年以上の支援実績から、「回復には3つのステップがある」と考えています:

  1. 規則正しい生活を取り戻す(寮、合宿、ジョギング)
  2. 学び直しによって自信を取り戻す(通信制高校・サポート校)
  3. 社会との接点を持つ(バイト、インターン、公務員試験など)

この3ステップを段階的に踏むことで、子どもたちは自立への階段を一歩ずつ上っていけます。

第10章|このブログを見た方限定!入会金5,000円オフ

ここまで読んでくださった方へ、特別なお知らせです。

「杉浦のブログを見た」と言っていただければ、高卒支援会の入会金が5,000円オフになります。

ご相談は30分無料。お気軽にお電話または下記フォームよりお申し込みください。

第11章|【ご案内】7月19日開催|不登校・引きこもり講演会

タイトル: 息子が笑わなくなった日から|高校生引きこもりの原因を母は見つめた
日時: 2025年7月19日(土)
場所: 新宿NPO共同推進センター
参加費: 無料(個別相談は1,000円/要予約)

内容:

  • K君による体験発表(元・完全引きこもり)
  • 不登校ステージ判定と家庭での対応法
  • 支援の最前線と最新事例報告

まとめ|子どもが変わるかどうかは「親の一歩」から

私たちは何万人もの親子に関わってきました。そのなかで感じるのは、「子どもは変われる」という確信です。条件はただ一つ。「親があきらめないこと」。

不登校・引きこもりで悩むすべてのご家庭に伝えたい。

——まずは、話してみてください。あなたと、あなたの子どもにとっての“再出発”が、きっと始まります。

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