杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
NPO法人高卒支援会では、引きこもり 不登校 中高一貫校 相談 塾 東京都でメインに活動しています。
通信制高校、サポート校の生徒達・スタッフが新宿エルタワーで日々の学習、イベント(BBQ,キャンプ,カラオケ,野外活動)などの体験を発信する不登校・高校中退・引きこもり情報ブログです。
実際に当会在籍中の中学2年生~高校3年生の書いた日記や、実際教室で起きた出来事等もみなさんにお伝えしてきますので是非ご参考ください。
~ part4 ~
みなさんこんにちは!久しぶりに続きを書きました。スタッフの竹村です。
不登校、引きこもりだったK君とのやりとりについて、時系列に沿った形で書いていきます。多少の表現変更はございますがご了承ください。
是非、前回の内容はこちらをご参考ください!
part1 part2 part3
~登場人物おさらい~
竹村…当時学生インターンで大学4年生
K君…物語の焦点の人物
L君…k君の親友。イケメン
S君…後輩。腹痛キャラ
O君…おもしろ天然ヤンキーキャラ
12月になり、少しずつ受験ムードになりました。
K君とは、すっかり兄弟のような関係になっていました。ここで、K君たちの中で恐れられるH先輩が登場しました。OB且つイベント企画の立ち上げをして日々奮闘している彼でしたが、後輩の教育にもしっかり関わっていました。しかし、年齢が2個しか違わないことと、理不尽な先輩対応に免疫がない彼らにとっては苦痛でよく愚痴っていました。私は、これも良い経験になるなーっと思い、手助けはせず楽しんでいました。
行事としてはスクーリング・フットサル大会がありました。スクーリング・フットサルの引率は卒論の関係上参加できず留守番。
代わりに冬期講習を担当しました。3月に向けた新宿山吹補欠募集の試験のため、大学受験のためK君も参加します。
part3 でも書いたのですが、彼女がほしい…(切実)という願いがあります。
しかも季節は12月…。クリスマスです。私も無縁な生活をしていたので、冬期講習をクリスマスイブに設定しました(暗黒微笑)
しかし!!!!!L君が裏切りました。最近入ってきた女子と放課後遊びにいくということです。私とK君とS君は、こっそりL君の後についていくことにしました。
池袋で彷徨うこと1時間…見失ってしまいます。
「俺ら、こんな日に男3人で何やってんだ…死にてえ」
とぼそっと呟き解散しようとしましたが、あまりにお腹が空いていたのでねぎし(牛タン)に行こうとなりました。しかし、池袋は激混みで入れずなんたる追い打ちか!とへこんでいたところ、K君とお父さんで愛用している牛タン店があるということなのでそこに向かいました。結構良い値段しましたがとても美味しく、店長とも仲良くなって帰りました。
後日談ですが、L君は玉砕していました(にこり
1月、中学生の受験も近づき教室内は受験ムードが広がります。K君は地頭もよくほどほどの勉強で補欠募集の合格点に届いていました。また、勉強嫌いとコミュニケーションを取ることが楽しくなったことが相まってかなりダラダラしていました。喝を入れるため、当時からあった養老学舎で勉強をしてもらうことにしました。やる気が上がったら板橋教室に戻ってきなさいと約束をしました。
堕落生活は中学生のときに一通りやっており、養老学舎でだらだらすることに飽きたK君は、2週間ほどで態度を変えて板橋に勉強をしに戻ってきました。
彼の誕生日も近づき、L君とお祝いをし、初体験である、カラオケ・ボーリングに連れて行きました。カラオケでの挙動不審っぷりにL君と笑い、また女の子と行くときはこういう曲をうたった方が良いと教えてもらっていました。板橋教室の近くにはボーリング場があり、生徒内でブームになりました。K君はスポーツも出来、一方L君は出来ずにいてその時だけ立場が逆転していました。
3月になり、先輩である高校3年生の卒業式。そしていよいよ新宿山吹高校の補欠募集の試験が来ました。
試験内容は、英数国の主要三科目+集団面接です。30名の募集枠に対して100名近い受験者になります。
1~4部の志望部を予め提出して受験します。
結果としては、4部に合格しました。この年は当会から12名の合格者が出ています。
⇒ 合格実績
合格発表は当日あり、教室で待っていた私にK君から電話がきました。
「両親に相談したけどあんたが決めなさいと言われた。4部だけど、どうしよう。」
「お母さんの言う通り自分で決めたほうがいいよ。ただ、新宿山吹がゴールじゃないから先の生活を想像して決めな~」
と伝えました。その場で返事を出さなくてはいけない補欠募集は考える時間もあまりくれません。
しかし、彼は教室に帰ってきて
「行くの辞めたわ!ここに残って大学受験頑張るわ!」
笑顔で言っていたのを覚えています。その後、私も大学卒業後には、社員として4月からNPO高卒支援会で働くことを決めました。
4月以降は新宿エルタワーへと拠点を移します。part5では、高校3年生編を綴っていこうと思います。
~総括~
K君はやりたいことや、人間関係の構築に楽しみを感じてきました。また、次第に勉強に対しての意欲も出てきました。しかし、私から一切勉強をしなさいとは言ったことがありません(英語はさすがにやっておいたほうが良いとはいいましたが)勉強をしろと強制して、やったら苦労しません。まずは、目標や生きがい、楽しみを探すことが大事だと私は考えています。次第にK君は、勉強して大学に行く方が、高卒で働くよりも、簡単だと無意識に感じていたことが表面化してきました。続きでは、通信制高校を利用した大学受験の方法についても書いていこうと思います。
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