杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。
不登校、引きこもりで悩んでいる方へ
こんにちは、認定NPO法人高卒支援会 会長の杉浦孝宣(すぎうら たかのぶ)です。
このブログでは、不登校や引きこもりの問題で悩んでいる親御さんやご家庭に向けて、具体的な支援法とその成功事例をご紹介しています。
多くの相談者の声を伺う中で、こんな対応に行き詰まっている方が少なくありません
担任の先生:「とにかく来てくれれば何とかします」
校長先生:「よいカウンセラーを紹介します」と丸投げ対応
スクールカウンセラー:「様子を見ましょう」と言い続けて3ヶ月以上進展なし
こうした 不登校支援が無策、無責任の状況で、どれだけ親御さんが不安な日々を過ごされているか、私たちは痛いほど理解しています。
だからこそ、当協会は一歩踏み込み、「行けない子」のご家庭に直接訪問する支援を行っています。
その前提として、まずは親御さんとの面談を通じて、私たちの支援法をしっかり理解し、協力していただくことを確認しています。
そして、ご家庭で子どもたちと向き合い、これまでに多くの生徒を引きこもりから救い出してきました。
今回のブログでは、最新の 不登校統計11月版をもとに、13の成功事例を具体的にご紹介します。
これらの事例は、どれも実際に支援を行った中で得られたリアルな結果です。
不登校や引きこもり問題の解決に向けた希望を見つけるきっかけになるはずです。
どうぞ、じっくりとお読みいただき、少しでも参考になれば幸いです。
未来を変えるための一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう!
希望は、必ずあります!
不登校統計11月版公開!引きこもり中学生支援の最新情報
11月に寄せられたお問い合わせの中で、特に多かったテーマは以下の3つでした
1. 通信制高校
2. フリースクール
3. 高校転学
この時期、例年多い傾向として、
通信制高校へのお問い合わせは主に中学3年生の進路選びに関するもの。
フリースクールは、小学生から中学生、高校中退者のための居場所を求める方からのご相談。
また、12月には都立高校の転編入試験が控えているため、受験対策や冬期講習に関するお問い合わせが増える時期でもあります。
これらの傾向は毎年繰り返されますが、それだけ多くのご家庭が進路や学び直しに悩んでいる証拠です。一人ひとりに合った解決策をご提案できるよう、
今後も全力でサポートしてまいります!
9月 | 10月 | 11月 | |
---|---|---|---|
相談件数 | 32 | 49 | 29 |
総合入会件数 | 2 | 3 | 4 |
総合面談件数 | 8 | 16 | 16 |
新書からの相談 | 0 | 1 | 0 |
内容 | 通信制高校資料請求 | 通信制高校資料請求 | 通信制高校資料請求 |
アウトリーチ支援 | アウトリーチ支援 | フリースクール | |
高校転学 | 高校転学 | 高校転学 | |
引きこもり訪問支援成功数 | 0 | 0 | 0 |
主な地域 | |||
東京 | 31 | 40 | 21 |
神奈川 | 0 | 0 | 2 |
埼玉 | 0 | 0 | 0 |
千葉 | 0 | 1 | 1 |
その他地域 | 1 | 0 | 1 |
不明 | 0 | 8 | 4 |
合計 | 0 | 0 | 0 |
通信制高校を選ぶ際に考えていただきたいこと
全国的に、定時制高校より通信制高校を選択する方が増えており、ここ東京都でも4~5年前からその傾向が顕著になっています。
通信制高校は柔軟な学び方ができるため、積極的に選ばれる方もいらっしゃいますが、実際には「どうせうちの子は通えないから」と消極的な理由で通信制高校を選ぶケースが多いのが現状です。
特に、近年人気のネット系通信制高校(例:N校など)は注目を集めています。
しかし、ここで一度立ち止まって考えていただきたいのが、「通えないから通信制高校」という選択が本当にお子さんにとって最善の道なのかどうか、ということです。
当会に寄せられる年間450件以上の相談の中で、通信制高校に進んだものの、次のような問題に直面しているご家庭が少なくありません
昼夜逆転で生活リズムが乱れている
ゲーム漬けで現実との接点を失っている
お風呂に入らないなど、自己管理ができていない
最悪の場合、部屋にバリケードを作り、家族とのコミュニケーションも断絶
こうした状態でネット系通信制高校に進んだ場合、昼夜逆転やゲーム漬けといった悪循環を断ち切れるのかどうか、ぜひ慎重に考えてください。
「それでは全日制に通えということですか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、全日制に無理に通わせる必要はありません。
大切なのは、お子さんが今いる状況に合った環境を選ぶことです。
特に、不登校や引きこもり傾向が強く、支援が必要な場合は、ネット系の通信制高校ではなく、不登校・引きこもり支援に特化した通信制高校サポート校や全寮制高校を検討してください。
高校卒業までに生活リズムを整え、自己管理能力を育むことが、将来社会で自立するための第一歩となります。
「通えないから通信制高校」ではなく、「自分を変えるための支援がある高校」を選ぶことで、お子さんの未来をより明るいものにしていきましょう。
悩んでいる方がいれば、ぜひ一緒に解決策を見つけていきましょう! 当会でよければ、いつでも相談にのります
不登校〜引きこもりステージ判定表
不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。
ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。
ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。
ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。
ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。
ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。
不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。
不登校期間 |
親子間のコミュニケーション |
生活リズム |
食事 |
|
ステージ 1 |
1日~60日 |
△ |
△ |
〇 |
ステージ 2 |
61日~180日 |
△ |
× |
△ |
ステージ 3 |
181日~ |
× |
× |
△ |
ステージ 4 |
年単位 |
× |
× |
× |
ステージ 5 |
年齢20歳以上 |
× |
× |
× |
「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義」厚生労働省サイトより
不登校ひきこもりの9割は治せる 著者からの解決事例13選
Y子さんの事例
中学2年から不登校になり、その後10年間引きこもりました。
24歳で当会に相談し、学び直しとアルバイトを始めました。
27歳で通信制高校を卒業し、短大で保育士資格を取得、現在は公務員です。
高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる 登場人物
カイト君の事例
中学1年で不登校になり、7ヶ月間 引きこもる フリースクールに通い、通信制高校を卒業。現在は公務員です。
エアガンで部屋に入ろうとしたスタッフや家族を撃つ
https://yoboukyoukai.com/2023/03/4804/
不登校ひきこもりの9割は治せる 登場人物
カズキ君の事例
中高一貫校に入学後、成績不振と家庭内暴力で自主退学。通信制高校に転校し、区役所で公務員として活躍中です。
創業したフリースクールの初代 生徒会長。
サイゼリヤのバイトを卒業まで続けました。公務員の面接時は生徒会長、バイトが高評価! 不登校ひきこもりの9割は治せる 登場人物
リョウタ君の事例
夏休み明けから不登校に。7ヶ月、引きこもる。親の食事を拒否し、カップラーメン生活。
ゲームに没頭。通信制高校に転校し、生活改善合宿、学生寮を経て 航空自衛隊入隊。
不登校ひきこもり急増 登場人物
https://yoboukyoukai.com/2023/10/2118/
タツマ君の事例
中1から 3年間不登校に。全寮制高校に進学後、自室にバリケードを作り引きこもる。
当会支援で即、ひきこもり解決!
フリースクール通学後、通信制高校を卒業し、難関大学を経て公務員に。
不登校ひきこもりの9割は治せる 登場人物
佐藤渉太君の事例
スポーツ推薦で私立高校に進学も挫折。1年4ヶ月、引きこもる。その間、継続的に保護者を支援。
その後、通信制高校に転校し、友達作りに成功。朝日新聞へ実名掲載! 現在は大学で農業を学んでいます。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14390290.html?iref=pc_photo_gallery_breadcrumb
シュン君の事例
高校1年で不登校に。親とのコミュニケーション断絶、昼夜逆転生活。通信制高校に転校後、生活改善を経て看護系大学に進学。https://yoboukyoukai.com/2023/08/4576/
不登校ひきこもり急増 登場人物
W君の事例
通信制高校のネットコースに在籍中、8ヶ月引きこもる。当会支援で関西から東京の通信制高校サポート学生寮で生活改善し、
防衛大学に合格、現在は自衛隊で活躍中。
エイタ君の事例
中1から徐々に不登校、引きこもる。フリースクールで生徒会会長になり、カナダ留学を経験。動画編集会社を運営しました。
頑張りすぎた反動でまた、引きこもるも当会支援で再復活 2024年4月 理系大学に進学予定
不登校ひきこもり急増 登場人物
G君の事例
高1で不登校、高校中退。その後、8ヶ月引きこもり、ゲームに没頭し、家族とのコミュニケーション困難。
フリースクールを経て美大合格、現在は後輩に美術を教えています。
https://youtu.be/WFN55nynaGs

ヨッシーの事例
中学時代の不登校、高校でのいじめを経験。フリースクールでの学び直しを経て、青山学院大学に進学し、大手IT企業に就職。ブログ
サコウ君の事例
中高一貫校 での不登校,昼夜逆転を経験し、その後,当会、通信制高校サポート校 へ転校して プライム上場企業に内定を勝ち取ったサコウ君。相談に来た時は学校生活に適応することが困難で、多くの時間をゲームで過ごしていましたが生活習慣 を改善し、
新たな学びの場所である通信制高校で自信と意欲を取り戻しました
N君の事例
中学3年で不登校宣言、その後、2年間、引きこもる。7ヶ月間、当会支援し解決! 通信制高校への進学を決断し、現在は週5日通学中。
カナダ留学も経験しました。将来、農業従事者を目指しています
一般社団法人不登校引きこもり予防協会 相談手順
当会では、不登校やひきこもりに悩むお子様とそのご家族を支援するため、 以下のような手順で具体的なサポートを進めてまいります。
【ZOOM面談】
まずは、ご両親とのZOOM面談を通じて、お子様の現状やご家庭の状況を詳しく伺います。この面談を基に、一緒に支援計画を立てていきます。
お子様の抱える問題やご家庭の希望をしっかりと理解した上で、最適な支援方法をご提案
【家庭訪問】
ご家族のご希望に応じて、家庭訪問を行うことも可能です。お子様への直接的なアプローチを検討し、家庭内での具体的な対応策をご相談します。
この際、訪問費と交通費が発生する場合がございますが、より効果的なサポートを目指します。
【居場所の提供】
お子様が安心して過ごせる場所の提供も重要な支援の一つです。フリースクールなど、
お子様にとって居心地の良い環境をご案内いたします。新たな友人を作ったり、学び直しの機会を得たりすることが可能です。
【不登校合宿・学生寮】
生活の改善が見込めない場合や、遠方からのご相談である場合には、不登校合宿や学生寮の提供も検討
日常生活から一時的に離れ、新しい環境で自己を見つめ直す機会を提供いたします。
お子様が抱える問題は一人で解決するのが難しいかもしれませんが、当会の提供する支援を受けることで、新たな一歩を踏み出すきっかけになることを心から願っています。
【不登校保護者会】
当会では、不登校や引きこもりを経験したお子様とそのご家族に対して、不登校保護者会を毎月開催しています。ここでは、不登校や引きこもりから立ち直った本人やお子様の保護者が成功体験を発表しており、同じ悩みを抱える保護者にとって有益な情報交換の場となっています。成功体験発表会では、具体的な対応策や克服の過程が共有され、参加者からは多くの学びや勇気をもらえると好評です。
まずは、お子様とご家族のための最初のステップとして、ZOOM面談へのお申し込みをお願いいたします。
この困難な時期を、私たちと一緒に乗り越えていきましょう。ご不明な点やご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。心よりお待ちしております。
息子さんが抱える問題は一人で解決するのが難しいかもしれませんが、私たちが提供する支援を受けることで、新たな一歩を踏み出すきっかけになると信じています。まずは、お子様とご家族のための最初のステップとして、ZOOM面談をお申し込みいただければと思います。
この困難な時期を一緒に乗り越えていけるよう、引き続き加賀山様と息子さんを全力でサポートいたします。ご不明な点やご心配なことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
心よりお待ちしております。
杉浦孝宣(すぎうら たかのぶ)プロフィール
私は、認定NPO法人高卒支援会 会長、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表を務める杉浦孝宣(すぎうら たかのぶ)です。
当協会は、不登校や引きこもりに悩む子どもたちやそのご家族を支援し、
「子どもたちが規則正しい生活を送り、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」ことを目指しています。
これまでに1万人以上の子どもたちを支援し、その成功率は9割以上という実績を誇っています。
私たちの支援は、以下の3つのステップを基本としています
規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます
これらのステップを実践し、1万人以上の子どもたちが変わり、成功率は9割以上を誇ります。こうした活動はNHK「おはよう日本」 プレジデントオンライン でも紹介され、多くの親御さんに希望を届けました。
さらに、この経験をまとめた4冊の著書
『高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる』が光文社と宝島社から出版されています。
最新刊『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる (高濱正伸・杉浦孝宣 著、実務教育出版) 』では、
高濱正伸先生が幼児期の非認知能力を育てるための具体的なアドバイスを提供し、私、杉浦が長年の経験をもとに、実例に基づいた具体的な解決策を紹介しています
加えて 成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。
また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、5月18日に愛媛県今治明徳短期大学で行われた講演会動画を是非、御試聴下さい
一緒に、子どもたちの未来を明るく照らすお手伝いをしていきましょう!