訪問支援の現場 お子さんは不登校ではなく引きこもりかもしれません

ひきこもり

みなさんこんにちはスタッフの根本です。

本日は訪問支援の現場について書いていこうと思います。

みなさんの中高生の引きこもりのイメージはどのようなものでしょうか。

中高生の引きこもりと聞くと、多くの方が以下のようなイメージを抱くかもしれません。

  • 自分の部屋に閉じこもっている: 外出せず、ほとんどの時間を自室で過ごしている。
  • ゲームやインターネットに没頭: 日中、パソコンやスマートフォンでオンラインゲームをしたり、SNSや動画サイトを見たりしている。
  • 昼夜逆転の生活: 夜遅くまで起きていて、昼間は寝ていることが多い。
  • 家族以外との交流がない: 学校に行かず、友人とも連絡を取らないため、家族以外とのコミュニケーションがほとんどない。
  • 学業の中断: 学校を欠席し続け、勉強も手につかない状態。
  • 精神的に不安定: 不安、抑うつ、無気力といった精神的な問題を抱えている場合がある。
  • 身なりを気にしない: 入浴や着替えをせず、不潔な状態になることもある。

しかし、これらのイメージはあくまで一般的になものであり実際の引きこもりの状況はもっと分かりにくいケースも多いです。

短期間のケースでも引きこもりはあり得る

厚生労働省が策定した「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、ひきこもりを以下のように定義しています。

「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念である。」

ここで注意なのが、不登校期間が半年以上でなければ引きこもりではなく不登校と認識される方が非常に多い点です。

引きこもりの期間というのは数週間から数ヶ月の一時的なものから、数年にわたる長期的なものまで様々です。

実際に訪問した不登校になって2か月の高校1年生の子の部屋がこちらです。

これを見ると明らかに引きこもりだとわかりますよね?

実はこの写真の青いクッションのようなところに本人がうずくまっています。

ここまでひどい状況だということは親も知りませんでした。

姿こそ見ていませんでしたが親のいない時間に冷蔵庫でご飯を取っていたので軽く見ていたそうです。

部屋の前のドアにはタンスなどで3重のバリケードをしていたため誰も中に入ることも、中の様子をみることもできませんでした。

バリケードを取っ払い中の状況を見て初めて深刻な状況だと気づくことができます。

つまり期間の長さは関係ないということです。

不登校になってあっという間に引きこもり状態になる可能性が誰にでもあり得ることがわかります。

不登校と引きこもりの線引きは?

期間が関係ないとすると、不登校と引きこもりの線引きはなんでしょうか?

結論からいうと、親も含む人とのコミュニケーションが怖くなったり、家から出ることができなくなる(外が怖い)、生活が不規則になっているという場合は、引きこもりに片足を突っ込んでいる可能性があります。もし、引きこもりになりかけている場合、そこから引きこもりの重さが加速するケースも少なくありません。

もし、うちの子引きこもりかな?と心配な方は是非一度ご相談お待ちしております。

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