世田谷区要保護児童支援協議会 構成員 渋谷区フォロースタッフ(訪問員) 根本です。
世田谷区・千代田区・新宿区など不登校 引きこもり 中学生 高校生の相談を承っております。
今回は、「引きこもり中学生・高校生の親ができること」というテーマでお話したいと思います! 本題に入る前にお知らせをさせてください。
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引きこもり中学生・高校生の親ができること
引きこもりの保護者の方、今は波風立てない日々を送っている方もいらっしゃるかと思います。
しかし中高生の数ヶ月~1年という時間は非常に大切な時間です。
そのままにしておけばおくほど不利な状況になっていきます。
引きこもり期間が延びるほど、中学生の場合は高校進学が難しくなるケースに繋がりますし、高校生の場合は留年・退学という問題にも繋がっていきますので、今の状況を変えなければなりません。
それは、今の平穏な日常を壊す、ということでもあります。
「嫌な顔をされる」
「暴力が出る」
「暴言を言われる」
「部屋に閉じこもってしまう」
これらを気にして、言い出せない、行動できない、という保護者の方は多いです。
暴力や暴言が出ない、一緒に食事が出来て会話ができる。
そんな日々を守りたい。
そう思うのは、親として当たり前の気持ちです。
平穏な日常を過ごす子どもの引きこもりを解決するために必要なことは親が過保護をやめることです。
動かない子どもに手を貸すのは大切なことですが、やりすぎていませんか?
好き放題ゲームをやらせる。動画を見させる。
お小遣いをあげる。
子どもの部屋を掃除する。
食事を部屋まで運ぶ。
過保護はやめた方がいいと分かっているけれど、心配でついやってしまう。
もう過保護が染みついてしまって、どこまでが過保護なのか分からなくなっているという方非常に多いです。
保護者はついつい過保護になり、先に手を回してしまいがちです。
それでは物事に直面して自分で考え動くという、大切なことを子どもが出来なくなってしまいます。
本人が望まないことをして、
「信頼関係が崩れるのではないか、親子関係が悪くなるのではないか」と心配されますがその答えは、「変わらない」が大半です。
保護者が過保護をやめることで、子どもを動かしましょう。
保護者が過保護をやめると、子どもは不自由を感じ、困ることで、本来自分が向かうべきだった問題に気づきます。
ここでやっと動きだしたり、話を聞くようになります。
しかし、困った子どもは当然、穏やかな気持ちではないので、イライラして親に暴言を言ったり、時には暴れることもあるかもしれません。
口をきかなくなる、自室から出てこなくなることもあります。日々の平穏は変わってしまうことがあります。
ですがそこを通過してやっと、子どもが本来の問題を見つめるようになるのです。
正面から向き合う
本人が嫌がり、平穏ではなくなってしまうかもしれないと心配に思いますよね。
「本人が納得するような提案はないか」
「もっとスムーズにうまくいくような方法はないか」
と言われます。最初から本人が納得するというのは難しいです。
当会は引きこもりの子どもを訪問して外へ動かす、という支援を行っていますが、
訪問する中で、保護者に実行してもらうことや止めてもらうことをお願いすることがあります。
ですが、本人が嫌がることを心配して、実行できない保護者の方もいます。
すると、いつまでも平行線のまま、時間が過ぎていってしまいます。
外からどんなに働きかけても、保護者が反対の動きをすれば、子どもに届きません。
保護者が本気で子どもを動かすように働きかけなければ、解決に向かいません。
親子関係が良くなる=出られるようになるわけではない
親子関係によって問題解決ができるか、ということです。
「親子が仲良くなければ、子どもを動かせない」
「だからまずは、親子関係を良くしないと、話ができるようにならないと」
そう考える親は、たくさんいます。
どんなに仲が良くても、子どもが先へ動かないこともあります。
一方で親子の仲が悪く何年も口を利かない状態でも学校に行けるようになった子もいます。
親子関係が修復されて出られるようになるというケースよりも、出られるようになって親子関係が修復されるというケースのほうが多いです。
仲が良くても悪くても、押し出すべき方向に押し出せば、本人は動きだします。
親の決断が大切
平穏な日常を壊したくない。
だから大胆な言動ができない。
家庭が平穏で、よく理解しあってこそ、子どもが動くと思っていませんか?
「子どもが暴言を言う」「子どもが目を合わせてくれなくなった」という理由で、訪問終了となったご家庭もあります。
極端な例ですが、この状況ですと、平穏は保てても、問題は解決しない(もしくは問題が長引く)ことになる可能性もあります。
家庭が平穏ではなくなることは、親としてはつらいでしょう。
ですが、言うべきことは言い、やるべきことはやるしかありません。
親の本気の決断、行動に、すべてがかかっています。
家庭内解決が難しい場合は
時には平穏な日常を壊してでも、子どもを動かす行動をする必要が出てきます。
保護者自身が考えると、これまでの考え方から抜け出せず、いつもの行動を少し変えただけになりがちです。
此方が提案する方法に驚くことは珍しくありません。一方で「逆効果です」とこれまでの行動についてお話しすることもあります。
こう着した家庭の中にいる人には、こう着から抜け出す行動はなかなか思いつきません。
家庭の問題を家庭内で解決することは難しい場合は、外からの視点を、ぜひ取り入れてください。
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