不登校・引きこもり訪問支援ブログ 〜Sくん連れ出し奮闘記 特別編 部屋からカナダへ〜

皆さんこんにちは!

高卒支援会、訪問支援、担当職員の大倉です!

高卒支援会コラムでも杉浦が書きましたが、引きこもりから痛ましい事件が起こりました。

引きこもり問題は、放置すればするほど、問題が複雑化し、本人も未来に対して希望が持てなくなっていくことが本当に多いです。

「8050問題」

もっと早く手はうてなかったのでしょうか?

さて、話は変わって、本日は久々にS君について書かせて頂ければと思います!

S君は引きこもり始めから、訪問相談を始め、無事外に出ることができ、教室に通い、だいたい1年半になります。

今回は、題名でお分かりの方もいるかと思いますが、S君奮闘記の特別編

「部屋からカナダへ」

について詳しく書いていきたいと思います!!!

また、今までのSくん奮闘記はこちらからご覧いただけます。

引きこもりから 外に出て 「なにするの?」

引きこもりで苦しんでいる当事者たちは

「もうどうしようもない・・・・」

「今から外に出てどうするのか?・・・・・・どうせもう無理」

「もう普通の人には頑張ってっも追いつけない・・・」

「将来なんて考えたくない・・・」

などのマイナスの気持ちに囚われてしまい、行動できず、体が実際に動かなくなることが多いです。

現実に今、時間を無駄にしてしまっていると言う自覚があるので、引きこもりの子は

「無駄」「意味ない」

と言う言葉をよく使います。

逆をいうと「もう失敗したくない」と言う気持ちが本当に強いんですね。

また、ここで重要なのが、

「このままで良いと」本心で思っている人は「いない」と言うことです。

まずは、その気もちがあると言う前提で接すること、が非常に重要です。

実際Sくんも今の自分を良しとせず、服装、髪型、話し方、全て変えたほうがいいと言うところは、先輩、先生に相談しながら頑張っています。

実際に「なにをするか?」に関しては、一人一人違います。

と言うよりも先生と本人、周りの友達、先輩のアドバイスで変わってきます。

あえて言うなら、「人と接すること」を頑張ってもらいます。

※当会では、通信制高校所属、フリースクール所属の生徒、14歳〜20歳くらいまでの子たちが学年年齢関係なく同じ教室で過ごし、イベントなどを通して、規則正しい生活、自信、社会性を身につけることができます!

小さい部屋から大きなカナダへ

自分の部屋の中という狭い空間がSくんの世界でしたが、なぜカナダにいくまでになったかというと、本当に色々な要因があったと考えられます。

・日々規則正しい生活を意識し、登校を続けたこと

・高卒支援会卒業生インターンの全国ヒッチハイクで、体を張って「体験すること」「行動すること」の重要性を教えてくれたインターンの加藤君

・高卒支援会のイベント活動で、知らない場所にいくことに抵抗感がなくなったこと、楽しいことおあると体験でわかったこと

・同じように不登校や、高校中退を経験している先輩が自分の進路を自分で決め、努力し、それに向かっている姿を自分で見ること

お風呂にも入らなかったSくんが同年代の子と頑張りながら、カナダ留学で頑張る姿は、本当に成長したなと感じることが出来ました!!

実際、カナダでの体験を、留学に行った子ども達に報告会を行なってもらいます。

詳細はこちらよりご覧頂けます。

※当会では通信制高校の運営も行なっており、詳しくご説明させて頂くことが出来ます。
コチラよりご覧頂けます。

なるべくはやく・・・・

訪問相談を実施する上で、特に難しくなってくると大倉が実感するのが年齢が18歳を超えているケースです。

理由は、「焦り」と「諦め」にあると感じます。

保護者の方は、焦り、本人は諦める。ギャップはどんどん広がり、マイナスのスパイラルに陥ってしまいがちです。

取れる選択肢の幅も違います。

あと1年早ければというご相談も、決して少なくありません。

ご家族だけで、悩むのは、やめ、まずはご相談ください。

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