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NPO法人高卒支援会の根本です。初めましての方も多いと思いますので、軽くわたしの自己紹介をさせていただきます。
実は2年ほど前に当会で社会人ボランティアスタッフとして数か月ほど子どもたちのサポートをさせていただきました。
当時は某学習塾で教室長として教室運営及び入塾のサポートに携わっていた経験から、
何度も不登校の子の連れ出しや訪問にも携わりました。
そして今回、不登校・引きこもりの子どもたちを一人でも多く助けたいという気持ちと当会の教育理念が一致したため、
正式にNPO法人高卒支援会の訪問スタッフとしてやらせていただくことなりました。
みなさんよろしくお願い致します。
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小学生の訪問
「こんにちわ!」約2年ぶりに訪問をした子は小学6年生でした。
「こんにちわ・・・」見ず知らずの私を見て人見知りが起きたのか小学6年生のY君は
返事をしてくれましたが目を合わせてはくれませんでした。
しかし、2年前は学習塾で小学生の相手をしていた経験もあり仲良くなるのには自信があります。
「あ、七つの大罪読んでたんだ!面白いよね!」Y君は手に漫画を持っていたので漫画について話しかけてみることに。
少し興味を持ってくれたのかその一言を皮切りに段々話してくれるようになりました。
「先生、俺フォートナイトやってるんだ!」
「実はそのゲーム気になってたんだ。一緒にやる?」
「やろう!」
質問を交えながら1時間ほど一緒にゲームをしました。
「Y君は最近家でフォートナイトしてるの?」
「うん!」
「そっかあ。じゃあ最近は学校に行かないで家でフォートナイトしてるんだね。」
「うん!」
「いつごろから家でゲームしてるの?」
「5年生頃かな」
「学校つまんない?」
「うん。」
「・・・あ!Y君、目の前に敵いるよ!」
「あ!ほんとだ!」
そんな会話をしながら昼頃に。
「さて、そろそろ先生、学校に行く時間だ。Y君はこの後どうする?もし行くなら一緒に行く?もちろん無理しないでいいよ?」
「俺も行ってみようかな。」
Y君の口から行ってみようの一言。
1年間遊び以外で殆ど外出することのなかったY君から予想外の一言が。
本当は家でゲームしてるのが物足りなかったのかもしれません。なんせ小学6年生はパワーが有り余ってる時期ですからね。
パワーが有り余ってる
さて、無事に水道橋の教室に到着し、Y君は当会に通っている中学生、高校生と顔合わせに。
私はきっと年上のお兄さんお姉さんを見てビビってしまうんじゃないかなと思っていましたが、
1時間後には中高生に交じってトランプ。さらに15分後にはみんなで近くの公園へ鬼ごっこをやりに行っていました。
1時間後には11月にも関わらず汗だくのY君。どうやら公園で全力で遊んできたようです。
「Y君は小学校どこ行ってるの?」教室に戻ってきた高校生の生徒が何気ない質問をしました。
「○○小学校」
「え!めちゃ頭良いじゃん!」高校生の生徒が驚きました。
「別に頭良くない。」Y君が一言。
「勉強しないとI君みたいにバカになっちゃうよ笑」と高校生の生徒が冗談で一言。
「別にバカでいいもん!勉強なんてしなくていい!」Y君が少し拗ねたようにしゃべりました。
「学校は宿題が沢山出てうんざり!勉強ばっかで行きたくない!」小学校受験難易度の高い学校に所属しているY君
ですが、学校に行かなくなった原因が浮き彫りになりました。
家ではたくさんの宿題。学校に行っても難しい勉強の連続に嫌気がさしたのでしょう。
本当は外で沢山遊びたい。ゲームもしたい。小学生ならそう思っても不思議じゃないと思いいます。
そんな気持ちが爆発して学校に行けなくなってしまったのでしょう。
「掃除の時間も終わったし今日はもう帰るかい?」
「まだいたい!」
5時まで教室に残ったY君。
「また来週も来ていい?」
「もちろん!」
Y君のような小学生は決して珍しくありません。小学生をお子さんに持つ保護者の皆さん、
「まだ小学生だから・・・」、「本人の自主性に任せてます」
といった考え持っていませんか?不登校、引きこもりは長引けば長引くほど改善が難しくなります。
そして相手は小学生、大人が道を示してあげないと自分でどうすればいいかわかりません。
少しでも不登校・引きこもりでお悩みの保護者の皆さん、ぜひ一度当会にご相談ください。