東京都フリースクール等利用者支援事業の申請方法を1から徹底解説!

東京都フリースクール等利用者支援事業とは?

みなさんこんにちはスタッフの大倉です。

本日は『東京都フリースクール等利用者支援事業の申請方法を1から解説!』というテーマで書いていきたいと思います。

東京都フリースクール等利用者支援事業とは東京都が2024年7月より始めた不登校などを理由にフリースクールに通う都内在住の児童生徒を対象とした助成金事業となっています。通常多くの補助金や、助成金は年収によって扱いが変わることが多いのですが、この助成金は全てのご家庭が対象となっています。

月額最大2万円を補助する制度となっており、この補助制度を活用し、不登校の子の選択肢をより多く、良いものにできるようにしたものです。

今まで学校とは別に学費がかかるフリースクールは費用面での負担がご家庭に非常に大きくありました。
国の支援は、フリースクールが学校と定義されない事や、教育の基準もフリースクールごとに大きく違うことで、ほぼ見込めない状態の中、東京都の素晴らしい取り組みだと思います。

認定NPO法人高卒支援会では、東京都フリースクール等利用者支援事業の対象になっています。
また、申請に関してもサポートさせていただいているなかで分かりやすく解説できないかな?と思い、今回ブログにしました。

東京都フリースクール等利用者支援事業申請するためにいくつかの手順があり、難しい部分もあるので、順番に解説していきたいと思います!

①対象の施設、必要書類対応のフリースクールを探す

実は、これが一番難しいところかもしれません。

この制度実は、不登校生への対応を主とした団体にしか適用されません。
塾が主体の場合対象外だったり、積極的な対応をしていないフリースクールや団体もあります。

理由は色々あるのですが、団体側の準備するものが多く、管理も難しい部分があるからです。

②自分で準備申請するものとフリースクールに準備を依頼する必要があるもの

東京都フリースクール等利用者支援事業の補助金、助成金申請において、大きく分けて各ご家庭で準備する書類と、通う予定のフリースクールに準備してもらう書類に分かれます。

以下それぞれ赤のマーカーのものは各ご家庭が準備する書類、青のマーカの書類がフリースクールが準備する書類と分けて解説していきます。

交付申請書
→保護者が東京都のホームページでマイページを作成し、マイページから「交付申請書」を提出します

口座振替依頼書(東京都様式)

住民票、マイナンバー等の世帯確認書類

フリースクール等確認書
→通所しているフリースクールに「フリースクール等確認書」の記入を依頼します。記入が完了した書類をマイページからPDFで提出できます

通所状況報告(4半期分)
→通所しているフリースクールに通っているときに学習した内容や様子の記載を依頼します。

授業料の領収書

見ていただいてわかるように、半分以上がフリースクールが用意する書類なので、しっかりと対応してもらえるフリースクールを選ぶ必要があります。

 

③期限通りに申請をする

東京都フリースクール等利用者支援事業の補助金助成金では、申請において期限もしっかり決められており、遅れると受給できなかったり、遅れたりする可能性があります。

期限に関しては以下の通りです。

申請時期や提出期限

助成対象利用料 利用状況報告の提出期間 支給予定月
2024年4月から6月分 2024年9月1日~9月30日 2024年10月下旬
2024年7月から9月分 2024年10月1日~10月30日 2024年11月下旬
2024年10月から12月分 2025年1月1日~1月31日 2025年2月下旬
2025年1月から3月分 2025年3月下旬~4月上旬 2025年5月下旬

期限に関しても期限内に対応できる運営体制があるかどうかをしっかりと見極めてフリースクール選びをする必要があるかもしれません。

 

場合によっては必要となる書類

Pなどのフリースクール側の記載に過不足がある場合は、パンフレと等の補足資料の提出を求められる場合があります。

その他にも、既にフリースクールの利用料について他の助成金を受給している場合は、受給が確認できる書類の写しの提出も必要です。

東京都のHPも参考にしながら、是非活用して、フリースクールという選択肢の助けになればと思います。

東京都HP https://tokyo-fs-support.metro.tokyo.lg.jp/

まとめ

不登校になるとフリースクールという学校以外の居場所を考えることは普通の事かと思います。

ただ、費用的なものもあり、利用したくても出来ないというご家庭が多いのが普通になっていました。

不登校増加の影響を受け、フリースクールの出席を学校の出席扱いとする、今回の補助金、助成金など、少しずつでもいいので、選択肢の幅が広がっていけば不登校やひきこもり問題の解決に繋がっていくと思います。

実際に他にもここでは書ききれない様々な選択肢があるので、今どうしようか悩んでいる方は、是非ご相談ください!

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