皆さんこんにちはスタッフの根本です。
高卒認定って、高校卒とは違うのかと気になっている人は多いのではないでしょうか?
「高認試験に合格すると、最終学歴は高卒になりますか?」
こんな質問をいただくことがあります。確かに知りたいところですよね。
今回はそんな疑問にお答えするために、「高卒認定」と「高校卒業」の違いについて解説します。
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高卒認定と高校卒業の違いについて
高卒認定とは、正式名称を「高等学校卒業程度認定試験」と言います。
これを略して「高卒認定」とか「高認」という言い方をします。
それでは、「高卒認定」と「高卒」は同じなのでしょうか?
答えは「NO」です。
「高校卒業」という資格と「高卒資格」はまったく別の資格なんです。
高校卒業は、高等学校を卒業するときに自動的に手に入る資格です。
一方、高卒認定資格は「高等学校卒業程度認定(高認)試験」に合格するともらえる資格なんです。
高卒認定試験 採用企業の評価は?
実は、高卒認定資格を採用企業がどの程度把握しどのような形で扱っているかを集計したデータがあります。
・採用試験において「高卒と同等である」割合は企業において25.9%(前回21.2%)、自治体 では44.9%(前回38.3%)と前回より増加。
人事考課において「高卒と同等である」割合は 企業では21.2%(前回18.1%)、自治体では29.2%(前回25.2%)と前回より増加。
「高卒と同等である」割合は、企業より自治体の方が高い。
「高卒と同等である」と扱う企業や地方自治体は増加傾向にあるが、企業における扱いが低いという現状は一定数あります。
高等学校卒業程度認定試験合格者の企業等における扱いに関する調査の結果について
高卒認定試験にした方が良い人は?
高卒ではなく高卒認定試験にした方が良い人はどういう人か、ズバリ、高校を卒業しておらず18歳以上で大学・短大・専門学校進学を考えている方です。
高卒認定試験と高卒を比べるとやはり高卒の方が扱いが良く、1~2年の遅れ程度であれば高校に入って卒業を目指した方が良いと言えます。
一方でどうしての年齢の遅れが発生してしまう方は、最短の3年で卒業してもその先の進学までの時間がかかるので、高卒認定を取ってその先の進学をする方が、年齢の遅れが少なくて済みます。年齢が遅れておりやることや進む道が決まっている方は高卒認定を受けましょう!
範囲の改正で難易度が上がるかも?
高卒認定試験は出題範囲や科目の改正により難易度が上がる可能性があります。
また、国数英理社それぞれを複数科目受けるので単位0の状態ですと10教科以上受けるため非常に大変です。
そのためしっかりと対策して臨みましょう。
まとめ 高卒認定を受けた方が良いか?高卒資格を取ったほうが良いか?
結論として、高卒認定はあくまで高校卒業同等程度の資格ということで、進学のための条件で取ると思ってもらっていいと思います。
なので、進学する方や年齢が遅れている方にお勧めとなっています。
例えば16歳で1年遅れているというような状況であれば高校に1年遅れてでも入る方が良いでしょう。
高卒認定にはメリットデメリットがありますので慎重に検討してください!