『ゲームが居場所に』、『親の意向が濃い学校選び』のメディア掲載されました。 詳細は画像クリックすると飛びます。
みなさん、こんにちは。NPO法人高卒支援会・世田谷区の要保護児童支援協議会の構成員/渋谷区フォロースタッフの根本です。
全国・不登校・引きこもりでお悩みの方、是非一度ご相談ください。
アウトリーチ支援 学生インターンの遠方訪問 本人と信頼関係を築くまで
現在、大学生インターン小柴君は県外のアウトリーチ支援を実施しています。
車で高速に乗ること4時間、県外のある地域に向かいます。
訪問先の地域はコミュニティーが狭く、小学校から高校までほとんど同じメンバーで過ごすそうです。
現在、アウトリーチ支援中の中学2年生のS君は小学校6年生に不登校に。不登校になると一瞬で地域の人たちにその事実が広まるそうです。
学校に行くのが億劫になったS君は、学校に行きづらくなり2年間PCゲームをして過ごします。
次々と新しいゲームの機材を購入し、引きこもりが助長されました。
このままではまずいと『不登校引きこもりの9割は治せる』を読みご相談頂きました。
その後、アウトリーチ支援が決まりました。
初回訪問では、私と小柴君とで訪問しましたが、気配を察知し、トイレに閉じこもりました。
トイレ越しに私達が誰なのか、教室ではどうったことをしているのかなどを伝えました。
その後、すきをみて窓から脱走。 裸足でダッシュして庭に向かって逃げていきました。
トイレに閉じこもる、家から脱走はアウトリーチ支援の初回ではよくあることです(笑)
アウトリーチ支援のステージは5つに分けられますが、S君の場合はステージ4と判断。
ステージ1 不登校状態 親子間のコミュニケーションはとれている。生活リズムもなんとか維持。食事、3食
ステージ2 不登校状態 親子間のコミュニケーションはなんとか、とれている。生活リズム不規則。食事、3食、怪しい?
ステージ3 不登校状態 親子間のコミュニケーション、とれない。特に進路。生活リズム不規則。食事、3食、怪しい?
ステージ4 ステージ3が1ヶ月以上続き、自室に閉じこもっている。親子間のコミュニケーション、全く、とれない
子どもの引きこもり状態を親は普通の社会生活に戻そうとしているが、両親の考えが揃っていない。もしくは疲弊している
ステージ5 子が既に20歳を過ぎ、親も子も引きこもり生活が年単位で常態化している 普通の社会生活に戻すのは極めて、困難
S君を追っかけ、追いついたところでそれ以上刺激をしないように「また来るね~」と伝えたところで訪問終了。
小柴くんは本人との信頼関係を築くところからスタートしました。
1ヶ月ぶりに小柴くんと合流してアウトリーチ支援に向かうと、S君は逃げ出すことはなくなっていました。
私は会うのは1ヶ月ぶりで緊張したのかソファーにうずくまっていました。
小柴くん「最初は僕もそうでした、」と答え、一旦席を外して戻るとS君と小柴くんは一緒に映画を観ていました。
小柴くんがマーベルの話をしていたらS君がマーベルシリーズの映画を流し始めたようです。
S君と信頼関係を築くまで様々なことを実施した小柴くん。そのかいあってしっかりとS君と一緒に過ごすことができるようになっていました。
学生インターンの訪問の強みは大人よりも格段に本人との信頼関係を築くことができる点だといえるでしょう。
大人への不信感を持っているS君が心を開けたのは小柴くんのおかげです。
次のステップは、引っ越しに向けた準備です。
S君と小柴くんとで引越し先に持っていく荷物を一緒に準備してもらいます。
引っ越して環境を変えて社会復帰を目指すことを目標に引き続きアウトリーチ支援を行っていきます。
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