世田谷区要保護児童支援協議会 構成員 渋谷区フォロースタッフ(訪問員) 根本です。
世田谷区・千代田区・新宿区など不登校 引きこもり 中学生 高校生の相談を承っております。
今日は、「不登校になりやすい子の特徴」というテーマでお話したいと思います! 本題に入る前にお知らせをさせてください。
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不登校になりやすい子の特徴
不登校になりやすい子の特徴として以下のような理由が多いです。
自意識過剰・完ぺき主義・・・自分は出来ると思っている一方でやらない。失敗を恐れて新しいことに挑戦したがらない。
親への甘え「楽」を選ぶ・・・親に何もかもしてもらう。自分は何もしない。めんどくさがる。
潔癖症・こだわり・・・手洗いの頻度が多かったり、ちょっとした汚れなどが気になる。
見栄やプライドの高さ・・・学校に行かれないことからそれを指摘されたりすると反発。自分を正当化する発言が多い。
友達や人の関わりが上手くない・・・自慢話や空想話が多く、挨拶が苦手。いじけやすい。自分勝手。人の心を推しはかれない。
子どもは学校や社会とはなれることで、「生き方」を学ぶ機会、成長の機会が薄れてしまいます。
不登校の前兆を見逃さないように
不登校前兆期
不登校の前兆期では大人からしたら些細なことでしたり、全然気づかないことも多いです。
子どもにとって何かしらメンタル面で悩み異変が起こることが多いです。
友達関係が築けなかったり、トラブルやいじめ、勉強についていけないなど様々な理由から、学校に行けなくなります。
不登校初期
上記のような理由などでストレスが溜まり、親に反抗的な態度をとったり暴言・暴力が起ることも。
ご機嫌だったり不機嫌だったり幼がえりをする子も多いです。
極力外に出ること、人に会うことを嫌う時期です。
徐々に外に出かけられるようにして、引きこもりになることを避ける必要があります。
不登校中期
体力、学力的にも衰えを感じ、どうしていいかわからず、一日一日を淡々と過ごす時期です。
1日中寝たり、ゲームや動画などを見て過ごす傾向にあります。
親子の会話はなるべく行うように心がけ、なるべく外に出すように引き続き行ってください。
今までできなかったことができるようになれば褒めること、悪いことをしてしまったらちゃんと注意することが重要です。
注意すべきところは注意しないと善悪の判断がつかなくなります。
また時機を見て不登校から脱出する方法などを見出せるものを提示するようにすれば次の段階へ進みやすくなります。
不登校後期
引きこもっている状態から脱したい気持ちが芽生え、不安との葛藤の中で右往左往している時期です。
頭の中で復帰のシュミュレーションを盛んにしている時期でもあります。
頭ではわかっているのですが、体が動かないことも。
理由がはっきりしない不登校が増えています
「理由がはっきりしない不登校」は子ども自身がなぜ不登校になったのかもわからないケースが多く、ちょっと口下手だったり、自己表現が苦手な方で引っ込み思案だったり、友達との関わり方が苦手な場合もあります。
ストレスを溜めやすい性格である場合が多く見られます。
「自分の思うようにいかない」ことから引きこもりや荒れてしまう場合が多いです。
性格的な問題を克服してあげることや、教えてあげることが何よりも大切なことです。
また、子どもたちとの関わり方が、その経験不足から下手になってきています。
最近ではネットやゲームが流行り、一人で遊ぶ、ネットの友人と遊ぶという子が増えてきています。
友達付き合いが表面的になり、ゲームにどっぷり漬かってしまうとリアルに友達と関わる経験が乏しくなり、それを学習する時期の小学校中~高学年で友達との対応の経験や語彙表現力を身につける機会が乏しくなってしまいます。
親がついつい甘やかせてしまう、自分でやらせない(経験させない)で先走りして親が何事もやってしまうことが原因の1つにもなりますので
注意が必要です。
そのような状況で学校復帰させても同じ繰り返しをしてしまう場合が多いといえます。
「五月雨式不登校」になるのも「学校に行かない楽さ」を覚えた子どもたちが無意識にそうなります。
小学校高学年には友達との対応方法やストレスの発散方法を教えるか気がつかせる事が大切であり、自分自身に自信がついて、多少のことは気にしない、余裕を持って大らかな、豊かな気持ちをもてるようになることを覚えさせてあげたいですね。
一度学校を不登校になり、「学校に行けない苦しさ」を知った子どもたちは、二度と同じことを繰り返したくない。
孤独感や学校に行くことができない自分自身の不甲斐なさや後ろめたさで過ごすような同じ苦しさを味わいたくないと考えています。それは親以外にも第三者が教え、支え、信じ合い、伸ばしてくれる存在が必要なことです。
如何にして「不登校」を乗り越えるか、「不登校を繰り返さない」で楽しい学校生活を楽しく暮らせるようにし将来社会参加ができるようにサポートしていくことが大切です。
「学校に行けるようになるまで待ちましょう」だけでは、不登校を克服することは困難です。
子どもたちにとってはまだ判断力も理性なども未熟で、
自力で不登校を克服して将来の社会参加ができるようになる子はごく稀です。
子どもは特に「楽」を選択するものです。