睡眠不足が不登校のきっかけに

世田谷区要保護児童支援協議会構成員、 渋谷区フォロースタッフ(訪問員)

LEC東京リーガルマインドNTTesports様と連携している不登校・引きこもり支援をし、フリースクール通信制高校を運営している認定NPO法人高卒支援会です。

今日は、「睡眠不足が不登校のきっかけに」というテーマでお話をしたいと思います! 本題に入る前にお知らせをさせてください。

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本日は中高生の引きこもりでお悩みの方、また不登校か引きこもりか判断がつかず悩んでいる方に、

一発で分かる中高生の引きこもりの特徴を伝えていきたいと思います。

 

中学受験をする子どもの「睡眠不足」が気になる

みなさんこんにちは!高卒支援会の竹村です。

先月のピアサポーター交流会の内容について会長の若林さんが書いていただけました。

ぜひご覧ください。

■睡眠障害につながりやすい7つのきっかけ

 

本日のテーマは、『睡眠不足』です。大人でもそうですが、夜更かしして野球観戦、サッカー観戦などをし次の日仕事だとパフォーマンス

落ちますよね。もちろん子どももそうです。特に成長段階の子どもにとって睡眠時間はとても大切です。

当会へのご相談の多くは中学受験経験者です。中学受験と不登校、関係があるのでしょうか?

ということでyahooの記事でピックアップされた当会書籍も執筆してくれています小山さんの著書『中学受験をして本当によかったのか?~10年後に後悔しない親の心得』をご紹介します。

以下記事の引用です。

――中学受験と不登校、関係があるのでしょうか?

小5や小6の子どもには8時間半から9時間の睡眠が必要です。しかし、中学受験の勉強をしている子どもは夜遅くまで起きていますから、睡眠時間が明らかに足りていない状態です。さらに中学進学後も、中学生は7~8時間の睡眠が必要ですが、勉強や部活に忙しく、さらにスマホやゲームも加わって、ますます睡眠不足は蓄積されます。中高生の7割近くは睡眠時間が6時間以下という調査結果もあり、明らかに睡眠不足です。睡眠不足が蓄積して、限界を超えると、今度は急に10時間以上眠って起きられなくなってしまう「睡眠・覚醒相後退障害(Delayed Sleep-Wake Phase Disorder)」といわれる睡眠障害になってしまいます。これが不登校を引き起こす原因の一つです。中学受験をする子ども全員がそうなるわけではありませんが、不登校の引き金の一つになりうるのです。

――不登校は、子どもが学校に行きたくないという心の問題ではないのですね?

不登校の児童・生徒の多くが、元気だけど学校に行かない選択をしたのではなく、昼夜逆転して朝起きられないという体の異常が起こり、学校に行きたくても行けない状態です。不登校の生徒の体を検査すると、発汗反応や眼底検査で異常がみられ、糖代謝が低下し、ホルモン分泌や深部体温のリズムも異常をきたしています。通常は夜中の1時から3時に深部体温が低くなることでぐっすり眠れるのですが、それが朝5時から6時くらいにずれているのです。

人間の全身37兆個の細胞には、概日(がいじつ)リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれる体内時計があり、朝になったら活発に動き、夜になったら休息して翌日に備える、というリズムで動いています。ホルモンの分泌や体温の変化だけでなく、脳や臓器の一つ一つが時計を持っていて、それぞれが連携して一つの時間に合わせています。それが、睡眠・覚醒相後退障害になると、なかなか寝つけないのに、いったん眠ると10時間目が覚めません。しかも、極めて質の悪い睡眠で、起きた直後からだるく、体が動かず、意欲もわかず、疲労がまったく回復されません。睡眠リズムや自律神経に問題が起こり、夜間に起こるはずのメラトニン(眠気を起こして、体温を低下させるホルモン)の分泌が朝方にずれ込み、早朝に見られるはずのコルチゾール(血糖値を上げて、活動できる状態にするホルモン)やβ‐エンドルフィン(快をもたらす脳内神経物質)の分泌が午後にずれています。これが不登校の子どもたちの体に起こっている状態です。

 

 

睡眠不足が不登校のきっかけに

最初は、ただ起きられなかったちいさなきっかけから行くのがだるくなる。睡眠不足から朝が起きられなくてが続くと不登校へと派生します。

 

ゲームやyoutubeの制限をかけずに好きなだけやってしまっていてどうしようというご相談があります。例えば24時まではやっていいよというルールを設けたとしても、脳が覚醒した状態から寝るのは1~2時間かかってしまうので寝るのは2時とかになってしまいます。止めてほしい時間ではなくて何時に寝かせるかがポイントになるんです。こちらを無制限にほっておくと毒のようにじわじわと睡眠不足、睡眠障害となっていくのです。

以上のことから当会のミッションである規則正しい生活を維持するということは改善に大いに役立ちます。

■睡眠障害につながりやすい7つのきっかけ

yahooの記事以下引用文です。

――平日の睡眠時間は短くても、休日に寝だめをすれば大丈夫ですか?

それは貯金的な意味の「寝だめ」ではなく、平日の睡眠不足による負債の「穴埋め」です。寝だめは疲労回復に一役買っている面はありますが、それは概日リズムが狂う原因になります。夜ふかし・遅寝のがんばりを続けていると、体内時計のリズムに狂いが生じ、睡眠-覚醒リズム、ホルモン分泌、体温調節、自律神経など重要な生体リズムを混乱させる 不健康の土台を作ることになってしまいます。  私の研究では、その不健康の土台に次の7つの出来事が1つでも、2つでも上乗せされると、それがきっかけで概日リズム睡眠障害を起こすおそれがあるのです。

1)重圧となる責任を負わされる(クラブ活動のキャプテンや代表になるなど)

2)受験勉強、連日のお稽古、部活動での試合前の休みのないハードな練習

3)家庭環境の変化(両親の離婚、転職など)

4)人間関係のトラブル(いじめ、友人関係、家族・親子関係、教師との関係)

5)スマートフォン、ゲーム、テレビ、パソコンなどの過剰使用

6)感染症での発熱、消耗

7)交通事故や地震などの自然災害

 

生活の乱れでお困りの方

一度乱れた生活習慣はなかなか戻せません。

当会では、生活改善合宿や学生寮、住み込みのアルバイト、留学など様々なアプローチで改善を目指していきます。

適度な運動、バランスのいい食生活、人との関わりの3点が重要です。

どの支援ほうほうが子どもにマッチするのかはわかりませんが、上記の3点をこなせば基本的には改善していきます。

不登校・引きこもりでお悩みの方はお気軽にご相談ください!

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