不登校から立ち直ったと勘違い?保護者の期待は危険!

フリースクール

世田谷区要保護児童支援協議会構成員、 渋谷区フォロースタッフ(訪問員)を務めております、
LEC東京リーガルマインドNTTesportsと連携し、不登校・ひきこもり支援に取り組む「認定NPO法人高卒支援会」です。フリースクール通信制高校を運営しています。

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本日は「☠不登校から立ち直ったと勘違い?保護者の期待は危険!」というテーマでお話ししたいと思います。
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☠不登校から立ち直ったと勘違い?保護者の期待は危険!

子どもたちが再び高卒支援会のフリースクールや通信制高校へ毎日登校できたり、部屋から出てくるようになったり、アルバイトを始めると、「ああ、うちの子はまた頑張れる!」と期待される保護者の方は少なくありません。しかし、親からの期待や願望は、かえって次のつまずきの原因になってしまうこともあります。

不登校は、風邪のように薬を飲めば治るものではありません。それは、子どもの心と体が発しているSOSであり、複雑な要因が絡み合って生じるものです。表面的な行動の変化だけで「解決した」と判断してしまうのは、非常に危険な場合があります。

1. もう大丈夫と勘違いしてしまうとしてしまう危険な行動

もしかしたら「もううちの子は大丈夫!」と勘違いして以前と同じように子どもへの負荷をかけてしまっているかもしれません!以下の言動をしていないか注意してください。

  • 以前と同じ生活をすぐに強いる: 「もう大丈夫だから、前のペースに戻しなさい」と、急に勉強時間や外出を増やすよう促す。
  • 不登校時の話題を避ける: 辛かった経験に蓋をし、「もう昔のこと」として触れないようにする。
  • 「普通」であることを求めるプレッシャー: 「他の子と同じようにしなきゃ」「遅れを取り戻さないと」といった無言のプレッシャーを与える。
  • 子どもの小さな変化を見過ごす: 表情が冴えない、食欲がない、口数が減ったなど、再発のサインを見逃してしまう。
  • 過度な期待をかける: 「遅れた分取り返す!」と、お子さんの心理的な負担を考慮せずに大きな期待をかける。(全日制高校を目指す、大学に絶対いきなさい等)

2. 不登校経験者の子どもの浮き沈みは激しい

不登校からの回復は、一本調子に進むものではありません。よくなったり、少し後退したりを繰り返しながら、マイペースに階段を上っていくことが多いです。この過程で、「もう大丈夫!自由にしなさい」と決めつけられると、子どもは以下のような困難を抱えることがあります。

  • 「また弱音を吐いたらがっかりされる」というプレッシャー: 再び辛くなった時に、保護者を心配させたくない、期待を裏切りたくないという気持ちから、SOSを出せなくなってしまう。
  • 自分の感情を抑え込む: 「もう大丈夫なはずなのに」と、自身の不安やしんどさを認められず、感情を押し殺してしまう。
  • 自己肯定感の低下: 小さな失敗でも「自分はまたダメになる」と、自己否定につながりやすい。

3. 大切なのは「期待しないこと」と「理解」

子どもが登校したり、勉強したりしても、保護者の方に心がけていただきたいのは、焦らず、過度な期待をしないこと、そして子どもの特性を理解し好きにさせることです。

  1. 「不安定な時期があることを理解する」: 一進一退を繰り返すのが自然な過程だと知り、波があっても慌てない心構えを持つ。
  2. 「小さな変化に気づき、声をかける」: お子さんの表情や言動に注意を払い、「何かあった?」「無理してない?」と問いかける、もしくは現在通っている信頼できる人に相談する。
  3. 「フラットに接する」: 子どもだからとフィルターをかけず、俯瞰的にアドバイスをする。
  4. 「完璧を求めない」: 学習面や友人関係、アルバイト等で完璧を求めすぎない。
  5. 「第三者のサポートも検討する」: 家庭内だけで抱え込まず、カウンセラーや私たち高卒支援会のような専門機関に定期的に相談し、客観的な視点やアドバイスを得る。

目先の「上級学校のための進学」だけでなく、子どもの非認知能力を優先し、一緒に未来を築いていきましょう。


🔍まとめ 親も変わろう!

子どもは頑張って自分に合う形の生活スタイルを探したり、一般的な生活に合わせようと努力をしています。その際には、親も価値観を変えていく必要があります。
大人も子どもも、性格を変えることはできませんし、我々も変えろとはいいません。
一度、落ち着いて今の状況を考えてみてください!
ご家庭の状況や、子どもの様子などで支援の仕方も変わってきます。詳しくはぜひ個別相談でお待ちしております!

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