オンライン支援は引きこもりを助長する?保護者の不安に正直に答えます

みなさんこんにちはスタッフの根本です。

「オンラインで本当に大丈夫なの?」通信制高校や各種支援機関のオンライン化が進む中、保護者の方から頻繁にこんなご相談をいただきます。

「ネットで済むなら、余計に部屋から出なくなりませんか?」
「オンライン授業って、引きこもりをもっとひどくしませんか?」

この不安、まったく的外れではありません。

むしろ、この問いを持てている保護者の方は、お子さんの状態をよく見ている方だと私は感じています。今回は、現場で不登校・引きこもりのお子さんと関わってきた経験をもとに、正直にお伝えします。

オンラインが「逃げ場」になってしまうケース

まず事実として認めておきたいのですが、オンライン支援やオンライン学習が引きこもりを長期化させるリスクは、確かに存在します。

具体的にはこんなケースです。

  • 「オンラインでも出席扱いになる」ことで、学校側も家庭側も現状維持に甘えてしまう
  • 画面越しのコミュニケーションで「やった気」になり、実際の社会性が育たない
  • 本人の孤立感や不安感が解消されないまま、表面上だけ学習(時)が進む

特に、本人が本当は誰かと会いたい・外に出たいという気持ちを抱えている、もしくは誰とも会いたくない外に出たくないという気持ちを抱えている状態のまま「オンラインで十分」という環境が続いてしまいます。

では、なぜ高卒支援会はオンライン支援を取り入れているのか

「それなら全部対面でやればいい」と思われるかもしれません。

しかし現場の実態はそう単純ではありません。

不登校・引きこもりの若者の多くは、「いきなり人と会う」ことそのものが最大のハードルです。

  • 電話さえ取れない
  • 玄関のドアを開けることができない
  • 見知らぬ大人と同じ空間にいるだけで過呼吸になる

こうした状態の子に「まず来てください」は、通じません。

私たちがオンラインを使う理由はひとつ——「会いに行くための橋を架けるため」です。

高卒支援会が大切にしている「オンラインの使い方」

私たちの支援では、オンラインはあくまでステップのひとつです。

この流れの中で、オンラインが「ゴール」になることは絶対にないというのが私たちの姿勢です。

オンラインで顔を見て話せるようになったら、「じゃあ一度、近くまで来てみようか」へ。それができたら、「教室で一緒にやってみようか」へ。

一歩一歩、リアルな世界に向かって進む——その道筋を描かずにオンラインだけ提供するのは、支援ではなく「放置」だと私たちは考えています。

保護者の方へ:見極めのポイント

お子さんが利用している支援機関やオンライン学習について、こんな視点で確認してみてください。

安心できるサイン

  • 「今はオンラインだけど、◯◯ができたら次のステップへ」という明確な見通しがある
  • スタッフが定期的に状況を確認し、関係性を築いてくれている
  • 本人の「外に出たい」「誰かに会いたい」気持ちを引き出す関わりをしてくれている

注意が必要なサイン

  • オンラインのみで完結し、対面への働きかけが一切ない
  • 本人が「これでいい」と安定しているが、1年以上状況が変わっていない
  • 支援者と本人の関係が薄く、機械的なやり取りだけになっている

「治る」ための支援に、オンラインを使う

当会の著書「不登校・ひきこもりの9割は治せる」でもお伝えしていますが、不登校・引きこもりは適切な支援があれば、多くのケースで必ず前に進めます。

オンラインはその「入口」として有効なツールです。しかし入口に立ち止まったままでは、何も変わりません。

高卒支援会では、家庭訪問、新宿・水道橋・池袋キャンパスでの指導、そして遠方のお子さんのための指定学生寮など、オンラインからリアルへつながる道筋を一緒に考えます。

「うちの子の状況でも、対面に進めるのか」
そんなご不安も含めて、まずご相談ください。

お気軽にご相談ください

📞 03-5937-0513(高卒支援会)

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