【高校転校】東京で知っておきたい手続きと学籍の違い

進路相談

高校転校を考えるなら、手続きと学籍の違いを理解することが重要です

高校転校を検討しているご家庭にとって、「どのタイミングで」「どこへ」「どんな手続きで」転校できるのかを理解することは非常に重要です。特に東京都では、都立高校への転編入には“試験”があるという独自の制度があり、通信制高校への転校とは大きく異なります。この違いを知らずに判断を誤ってしまうと、子どもにとって大切な“学びの継続”が途絶えてしまうリスクがあります。ここでは、高校転校における「通信制と全日制」の違い、手続きの流れ、東京都独自の制度について詳しく解説していきます。

なぜ東京都の高校転校制度を正しく知る必要があるのか?

高校の転校は、進学や進路変更、生活環境の変化、不登校や人間関係のトラブルといった理由で必要になるケースが多くあります。東京都では、公立高校の転校=「転編入」と呼ばれ、定められた日程と要件のもと、試験を受けて合格する必要があります。

一方、通信制高校への転校は、比較的柔軟に転入・編入が認められており、学籍の継続が可能なケースがほとんどです。特に重要なのは「空白期間ができないようにする」ことです。高校は原則として“連続した在籍期間”が求められるため、転校のタイミングと手続き方法によっては“退学状態”になってしまうこともあるのです。

転校編入試験と通信制高校転入の違いを具体的に比較!

①【都立高校(全日制・定時制)の転編入】:
– 年に3回(主に4月・7月・12月前後)しか募集がない
– 各学校ごとに定員が空いている場合のみ募集
– 学力試験+面接が必要(作文が課されることも)
– 出願前に「教育相談」や「在籍校の推薦」が必要
– 合格しなければ転入できない=ブランク期間が生じることも

②【通信制高校の転入・編入】:
– 年に4回〜12回など、随時募集のある学校が多い
– 学力試験はなく、書類審査や面談が主流
– 合格率は高く、生活・学業に不安があっても対応しやすい
– 転入の場合、学籍がそのまま継続される(=在籍期間が途切れない)
– 働きながら、家庭で学びながらなど“自由な学び”が可能

“焦って転校”ではなく、“納得して高校転校”を!

高校転校は、人生のやり直しや再出発の大きなチャンスです。しかし、そのためには情報を正しく理解し、子どもに合った選択をする必要があります。特に東京都においては、都立高校への転編入試験というハードルがあることを前提に、場合によっては通信制高校という選択肢も検討すべきです。

通信制高校であれば、学籍が切れることなく、学びを途切れさせずに新たなスタートが切れます。そしてその後、大学進学・専門学校・就職など、次のステップに進むことも十分可能です。

“今すぐ高校を辞めるべきか迷っている”“転校を考えているが手続きが不安”という方は、まずは信頼できる支援団体や専門家にご相談ください。当協会でも無料相談を受け付けております。

相談はこちら
https://kousotsu.jp/raishomendan/

転学の詳しい情報は東京都の教育委員会のHPにもでます。
参考:https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/transfer

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