世田谷区要保護児童支援協議会構成員、 渋谷区フォロースタッフ(訪問員)、千代田区フリースクール協議会、練馬区フリースクール連携会議を務めております、
LEC東京リーガルマインド、NTTesportsと連携し、不登校・ひきこもり支援に取り組む「認定NPO法人高卒支援会」です。フリースクールと通信制高校を運営しています。
みなさんこんにちは!高卒支援会スタッフの大倉です。
本記事は、進級に不安を抱える高校生や保護者の方、そして現在留年の危機に直面し、あと何回休めるのかを知りたい方に向けた具体的な情報と対策をお届けします。
留年回避の対策も含めて詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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高校は明確に出席すべき日数が決まっている
高校は中学校と違い、明確に出席すべき日数が決まっています。
多くの高校では、文部科学省の指導に基づき、「年間授業時数の3分の1以上を欠席すると、その科目の単位を修得できない」というルールを採用しています。
欠席できる日数の目安は「約66日」だが注意が必要
例えば、多くの全日制高校の年間登校日数は約200日です。この場合、単純計算では欠席できる日数の上限は「約66日」(200日 × 1/3)となります。
しかし、ここで最も重要な注意点があります。
高校の留年判定は、「学校全体の欠席日数」ではなく、*科目ごとの授業時間数(出席時数)」で厳密に管理されています。全日制高校では、1科目でも必修科目の単位を落とすと留年となるケースがほとんどです。
遅刻・早退が留年を招く「罠」
そのため、遅刻や早退によって特定の科目の出席時数が不足し、留年となるケースが多発します。
特に、単位数の多い体育や美術などで、特定の曜日の授業に欠席・遅刻が集中すると、他の科目の出席日数が足りていても留年になるリスクが高まります。
「まだ40日しか休んでいないから大丈夫」と勘違いし、進級不可となって留年とならないよう、注意が必要になります。
ルールは学校によって異なる
上記は一般的な目安であり、学校によっては「4分の1以上で単位不認定」などルールが違ってきます。休みが多くなって留年が心配な高校生や保護者の方は、必ず学校の指導要領や担任の先生に確認が必要です。
では、こうした間違いを防ぎ、留年を回避するためにどう行動すべきかを解説します。
担任の先生に確認してもらうのが一番確実!?
自分の力だけで正確な欠席回数や残りの余裕日数を把握するのは困難です。
進級の意思がある場合は、できるだけ早く担任の先生に相談し、
「各科目、あと何回休めるのか」を具体的に確認してもらいましょう。
積極的に意思を伝えよう
「生徒に留年してほしい」と望む先生はいません。「留年しそうだが、頑張って進級したい」という明確な意思を示せば、先生方もサポートしてくれます。これは先生の業務の範疇でもあり、相談することで事態が好転する可能性が高まります。
また、特に危険な教科がある場合は、その教科担当の先生にも進級の意思を伝え、レポート提出などの救済措置の有無がないか相談してみましょう。
それが難しい場合は、保護者経由で先生に状況を確認してもらうという方法もあります。
それでもだめだった場合は?
高校を休める回数が分かったとしても、起立性調節障害、低血圧などで朝起きることができない、学校の雰囲気と合わないなどの理由で、どうしても登校が困難なこともあるでしょう。
もちろん今在籍している高校で留年しそうでも、やれるだけやってみてダメであれば、環境を変えてしまうというのも一つの手です。
そういった場合、通信制高校に転校するというのも有力な手段ではないでしょうか。
通信制高校は、登校の有無、イベント、サポート体制などが学校によって千差万別です。
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今は不登校だけど、本当は友達も作りたいし、イベントもしたい、勉強も頑張りたいという方には、毎日登校コースがある通信制高校がおすすめです。(特に最初が不安な場合は、アットホームな雰囲気がおすすめです)
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基本的にすべてオンライン、人数が多く全体授業制。制服や校舎がある。ただ校則もそこそこ厳しい。各キャンパス特色がある!など通信制高校によってさまざまな色があります。
次の進路を考えるうえで、通信制高校はお勧めですが、学校が多く、決めるのが非常に難しいです。
現在の単位状況等を元に的確なアドバイスができますので、
ぜひご相談ください。
まとめ
高校の留年を回避するためには、「あと何回休めるのか」をきちんと確認し、対策を講じることが非常に重要になります。
また、状況によっては、次の道へ方向転換を思い切って行うことも大事です。
留年しそうになっても、様々な選択肢や解決策はあります。このブログが、あなたが一人で悩まず、一歩踏み出して誰かに相談するきっかけになれば幸いです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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