ひきこもるきっかけは挫折体験から起こる


『ゲームが居場所に』、『親の意向が濃い学校選び』『不登校・ひきこもり急増 コロナショックの支援の現場から』の掲載されました。 詳細は画像クリックすると飛びます。

ひきこもるきっかけは挫折体験から起こる

みなさん、こんにちは スタッフの根本です。

ひきこもってしまった子どもの原因が分からないという方が多いです。

ひきこもるきっかけとしては、成績の低下や環境に馴染めなかったこと、人間関係がうまく行かなかったことといった挫折体験から起こるケースが多いことが分かります。

相談者の多くも何かしらの挫折体験により殻に閉じこもってしまい、「なにをやっても駄目なんだ・・・」と自己否定をしてしまい、ゲームや動画などを見て1日中現実逃避をして数ヶ月が経ってしまいます。

ひきこもりの負の連鎖

先ほど挙げたように挫折体験がきっかけとなりひきこもり状態が発生します。すると、ひきこもりに対して「家族」の焦燥感や不安感が強まります。

ここで、本人と円滑なコミュニケーションが築かれていない(=接点がない)場合、説教や叱咤激励といった形で一プレッシャーを与えることになり、さらにひきこもりが深まってしまいます。

これに加えて、「家族」と「社会」がつながっていないと、いっそう悪循環が強まってしまいます。ひきこもりをひた隠しにしたり、誰にも相談しなかったりして「社会」との接点がなくなってしまうと、復帰や相談の機会が失われてしまいます。本人の力だけでひきこもりから脱出するケースは極めて少ないです。ひきこもりになるきっかけは他者との関係における挫折体験ですが、ひきこもりから脱出するきっかけもまた、他者とのかかわりによってもたらされるものです。

家族はひきこもっている子どもとコミュニケーションを心がけつつ、生活を改善しながら社会との接点を少しずつ回復できるように働きかけてみてください。

そして、家族もまた悩みを抱え込まず、早めに相談をしましょう。早期に外部とつながることで家族の負担も減り、解決のための行動の方向性も定まるでしょう。

早期相談のおかげでひきこもりが深刻化しなかった

『不登校・ひきこもり急増』の第二章45pに登場する高校1年生シュン君はひきこもり期間が4ヶ月でしたが、ひきこもって2ヶ月目の段階でご相談をしてくれたこともあり『ひきこもってからの早期相談』『訪問によるきっかけ』『教室体験による社会との接点』と順番に支援が出来たことで視線も合わせられずしゃべることも出来ない状態から立ち直ってくれました。

ひきこもりを脱するには時間がかかることが多いです、これまでの支援の経験上、ひきこもりってしまった時間の倍以上はかかることも多々ありますが、ひきこもりの負の連鎖は断ち切ることが出来ます。

12月12日 不登校・ひきこもり相談会

不登校傾向や不登校等の生徒の皆さん、保護者の皆さんを対象にして、高校進学に向て・また進路変更といった進路個別相談会を12月12日(日曜日)に飯田橋より徒歩3分、

東京ボランティア市民活動センター10階で実施致します。予約制になっておりますが、若干名枠が残っておりますので、お気軽にお申し込みください。

18:00 ~(キャンセル待ち)

19:00 ~(枠若干数あり)

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