高校進級が出来ない場合の選択肢 まだ間に合う通信制高校があります。

みなさんこんにちは認定NPO法人高卒支援会スタッフの根本です。

全国の中学生、高校生の不登校や長期引きこもりに至るまでのご相談を承っております。

今日は、「高校進級が出来ない場合の選択肢 まだ間に合う通信制高校があります。」というテーマでお話したいと思います!

現在、高校の進級が出来なくなり困っている方からのお問い合わせがきております。

高校の進級が出来ない場合の選択肢は以下になります。

①通信制高校に転校する。

②都立高校の転学試験を受ける

③高校編入をする

④留年をする

⑤高校再入学をする

①通信制高校に転校する。

通信制高校に転校することで留年せずに高校を移ることができます。

メリットは、筆記試験がないので転校するハードルが低いこと、学校に行けない状況でもすぐに留年にならず、登校するためのリハビリができます。

デメリットは、単位を取り直すので費用がかかることです。在籍する通信制高校によって費用は変わります。

通信制高校によってかなり金額の幅があり20万~200万と費用がかなり変わります。

注意点として、転校する月ごとに取れる単位の数が変わります。殆どの通信制高校は12月になると取れる単位数が減り10単位以下の場合が多いです。

卒業までに74単位が必要なので2年生と3年生で履修する単位数が増え、落とすことが出来る単位数が減りますので3年間での卒業率や進学の際に勉強時間を確保できなくなるので大変です。

今から転校してもなるべく多く単位数を取れる通信制高校を選びましょう。

当会では、12月に転校しても25単位修得できる通信制高校があります。12月10日が書類締め切りとなっており、毎年この時期に駆け込みで数名転校しますのでお早めにご相談ください。

②都立高校の転学試験を受ける

12月には都立高校の転学試験があります。

メリットは、筆記試験と面接試験に合格すれば都立高校に通うことができるということです。

デメリットは、試験のハードルが非常に高く合格率は3割~4割程度となっており、12月の枠は1名~2名程度の学校が多いです。数十名の枠がある学校もありますが、荒れていたり辞める人が多いので募集の枠が広いです。

転学試験は、当日の筆記試験と面接試験だけではなく調査書も見ます。欠席日数が多いとその時点で取らない学校もあります。

転学試験は学校に通えなさそうな子は絶対に受け入れません。

また、私立高校に通っている場合、転学試験を受ける時点で学校に残れない場合は殆どです。割合としては9割が退学させられることになりますので、安易に転学試験を受け落ちてしまい籍がどこにもないということにならないように注意しましょう。

③高校編入をする

高校編入とは、在籍高校で取得した単位を、編入後の高校で引継ぎ別の学校に入学することです。

単位は取得している状態ですが、新しい学校に入学するので在籍期間は再入学と同じ3年は必須となります。

高校の途中で、単位を取得する前に中退した場合は、他の学校へ移る際、編入ではなく「再入学」という形になります。

この場合は単位も持っていないので完全に1年生からやり直しで3年間で卒業を目指すことになります。

メリットは、これまでの単位を持った状態で入学するので、単位修得数が減ることです。

デメリットは、卒業までの期間は最低でも3年間はかかってしまうということです。

④留年をする

留年は在籍校にそのまま残りもう1年やり直す方法です。

留年の場合、後輩と同じ学年になるので教室にいずらくなり、結局、高校を転校するという選択肢を取る方が非常に多いので、

そうなる恐れがある場合は、留年する前に進路変更をしましょう。

⑤高校再入学をする

高校の再入学は、高校を再受験し4月から高校1年生として学校に入学する方法です。

学校を退学した場合がこの方法になります。

単位を修得している場合は、編入になりますが、単位を修得していない場合は再入学になります。

今日にでも必ず選択肢を決めてください。

進路変更の選択肢にはそれぞれ期日がありますので、

迷っているうちに留年や退学になってしまう可能性があります。

そうなる前に必ず進路の選択肢を決めましょう。

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