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高校で留年しそうな時の対処法と選択肢 諦める前に知っておきたいこと

皆さんこんにちは認定NPO法人高卒支援会スタッフの根本です。

高校から「このままだと留年の可能性がある」と告げられると、ご本人も保護者の方も強い不安や焦りを感じるかもしれません。

しかし、留年の危機に直面したからといって、将来の選択肢がすべて閉ざされるわけではありません。大切なのは、「いつまでに、どのような判断をすべきか」を冷静に整理することです。

この記事では、高校留年しそうな場合に取れる主な選択肢と、それぞれのメリット・デメリット、そして後悔しないための判断基準を解説します。

1. まず確認すべき「現在の正確な状況」

判断を下す前に、まずは学校側(担任の先生や学年主任)と面談を行い、以下の点を確認しましょう。

  • 不足しているものの特定:出席日数なのか、定期テストの点数(赤点・欠点)なのか、提出物なのか。
  • 救済措置の有無:補習の受講、追加課題の提出、追試験の受験などで挽回できる可能性があるか。
  • 期限の確認:いつまでに条件を満たせば進級・卒業が可能なのか(年度末ギリギリまで確定しない場合もあります)。

挽回の余地が残されている場合は、まずは全力でその条件をクリアすることを目指すのが第一歩となります。

2. 留年の危機に直面したときの主要な4つの選択肢

学校での挽回が難しい場合や、現在の環境で続けることが心身の負担になっている場合は、以下の4つの選択肢を検討することになります。

選択肢①:現在の高校で留年(原級留置)して再スタートする

もう一度同じ学年をやり直す方法です。

  • メリット:今の高校を卒業できる/環境や友人関係(後輩にはなりますが)を大きく変えずに済む。
  • デメリット:1年卒業が遅れる/年下の生徒と同級生になる心理的ハードル/学費が1年分多くかかる。

選択肢②:通信制高校・単位制高校へ「転校(転学)」する

学年を下げずに、または現在の修得単位を引き継いで別の高校へ移る方法です。

  • メリット:同世代と同じタイミング(または最小限の遅れ)で高校卒業を目指せる/自分のペースで学習を進めやすい。
  • デメリット:全日制とは学習スタイルや生活リズムが変わる/環境の変化に適応する必要がある。
  • ポイント:在籍期間を途切れさせずに移る「転学(転校)」手続きをとることで、修得済みの単位を活かしやすくなります(※時期や学校の基準によります)。

選択肢③:一度退学し、別の高校へ「編入学」する

一度高校を退学した上で、時期を改めて別の高校に入学し直す方法です。

  • メリット:一度気持ちをリセットして再スタートできる。
  • デメリット:退学から再入学までの「空白期間」ができる可能性がある/転学に比べて卒業時期が遅れやすい。

選択肢④:退学して「高卒認定試験(高認)」を取得し、進学・就職を目指す

高校を卒業するのではなく、高等学校卒業程度認定試験合格を目指すルートです。

  • メリット:自分のペースで勉強し、短期間で大学・短大・専門学校の受験資格を得られる。
  • デメリット:最終学歴は「高校中退」となる(大学等を卒業すれば最終学歴は大学等卒になります)/全日制のような学校生活体験が得られにくい。

3. 後悔しない選択をするための比較表

選択肢卒業時期の遅れ学習・生活環境主な検討ポイント
現校で留年1年遅れる変わらない(後輩と同級生)今の学校へのこだわり・モチベーションがあるか
通信制へ転校なし〜最小限大きく変わる(柔軟なペース)自己管理ができるか、サポート体制があるか
退学・他校編入遅れる可能性あり一度リセットして再出発空白期間の過ごし方と再スタートの意欲
高卒認定自分次第独学または予備校・スクール高卒資格そのものより先の進路(大学等)が決まっているか

4. 選択に迷ったときの考え方

どの道を選ぶべきかは、本人の意思や心身の状態、将来の目標によって大きく異なります。

  1. 本人の気持ちを最優先にする親御さんや周りの意見だけで決めると、後から挫折しやすくなります。本人が「どうしたいか」「どんな環境なら頑張れそうか」をしっかりと話し合いましょう。
  2. 「高校卒業」の先にある進路を見据える大学・専門学校進学を目指すのか、就職を目指すのかによって、適したルートは異なります。
  3. 第三者の専門機関や相談窓口を活用する学校以外の相談窓口や教育支援団体、通信制高校の相談会などを利用し、客観的な情報や実際の事例を聞いてみることも有効です。

おわりに

高校で留年の可能性が出てくると、「もう道がないのではないか」と感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。

全日制での再チャレンジ、通信制高校への転換、高卒認定試験など、現代には多様な学習ルートが用意されています。焦らずに情報を集め、自分にとって最も納得のいく選択肢を見つけていきましょう。