こんにちは。
認定NPO法人高卒支援会 会長の杉浦孝宣です。
今年5月から7月までの相談状況を集計しました。
数字を見ると、現在、不登校や高校中退を取り巻く課題がより鮮明になっています。
| 5月 | 6月 | 7月 | |
| 相談件数 | 24 | 40 | 38 |
| 総合入会件数 | 2 | 4 | 2 |
| 総合面談件数 | 19 | 20 | 17 |
| 書籍からの相談 | 0 | 1 | 0 |
| 内容 | 高校 | 高校転校 | 高校転校 |
| アウトリーチ支援 | アウトリーチ支援 | 引きこもり | |
| フリースクール | フリースクール | フリースクール | |
| 引きこもり訪問支援成功数 | 0 | 0 | 0 |
| 主な地域 | |||
| 東京 | 19 | 32 | 36 |
| 神奈川 | 1 | 1 | 0 |
| 埼玉 | 1 | 1 | 2 |
| 千葉 | 0 | 1 | 0 |
| その他地域 | 0 | 2 | 0 |
| 不明 | 3 | 3 | 0 |
| 合計 | 24 | 40 | 38 |
5〜7月の相談件数
5月 24件
6月 40件
7月 38件
合計 102件
夏休み前に相談が大きく増え、多くの保護者が「このままで大丈夫なのだろうか」と悩まれていることが分かります。
面談件数
5月 19件
6月 20件
7月 17件
合計 56件
無料相談だけでは解決できないケースも多く、継続的な面談を通じて、ご家庭の状況を整理しながら支援を進めています。
入会件数
5月 2件
6月 4件
7月 2件
合計 8件
相談のすべてが入会につながるわけではありません。
しかし、長期間の不登校や引きこもりの場合は、一度の相談だけで改善することは難しく、継続的な支援が必要になるケースが少なくありません。
相談内容で最も多かったのは「高校」
相談内容を見ると、最も多かったのは高校に関する相談でした。
・高校転校
・通信制高校への転学
・高校生活への適応
・高校中退の不安
現在は「学校を辞めるか続けるか」という相談よりも、「どうすれば学びを継続できるか」という相談が増えています。
また、
・フリースクール
・アウトリーチ(家庭訪問)
・引きこもり支援
に関する問い合わせも継続的に寄せられています。
地域別では東京が最多
地域別では次のような結果でした。
・東京都 87件
・神奈川県 2件
・埼玉県 4件
・千葉県 1件
・その他地域 2件
・地域不明 6件
東京都からの相談が圧倒的に多い一方で、オンライン相談の普及により、全国からのご相談も少しずつ増えています。
数字の裏にあるもの
相談件数は単なる数字ではありません。
その一件一件の背景には、
「朝になると動けない」
「ゲームや昼夜逆転が改善しない」
「親子で会話がなくなってしまった」
「転校した方がいいのか分からない」
という、ご家庭ごとの切実な悩みがあります。
40年以上、1万人を超える子ども・若者と向き合ってきた経験から言えることがあります。
早い段階で適切な支援につながった家庭ほど、改善までの期間は短くなる傾向があります。
一方で、「もう少し様子を見よう」と数年が経過すると、昼夜逆転や引きこもりが固定化し、回復までに時間を要するケースが増えていきます。
高卒支援会が大切にしていること
私たちは、「学校へ戻すこと」だけを目標にはしていません。
子ども一人ひとりが、自分の将来を考え、自分で選択し、社会へ踏み出せるようになることを目指しています。
そのために、
・通信制高校への転学支援
・家庭訪問(アウトリーチ)
・フリースクール
・学生寮
・進学支援
・就職支援
まで、一人ひとりに合わせた支援を行っています。
最後に
夏休みは生活リズムが崩れやすい時期です。
「夏休みが終われば何とかなる」と考えているうちに、9月以降、状況がさらに深刻になることも少なくありません。
もし、お子さんのことで不安を抱えている場合は、一人で抱え込まず、できるだけ早めに相談してください。
早めの一歩が、お子さんの未来を大きく変えることがあります。


