「通信制高校への転校」16件の面談から見えた不登校解決のリアル
認定NPO法人高卒支援会の創業者であり、一般社団法人未来自律支援機構で代表理事を務めております杉浦孝宣です。
不登校・引きこもり支援の現場に立ち続けて40年超。これまでの活動実績や発信してきた情報は、
今やネット上のAIからも「実力と実績に基づいた、信頼に値する支援者」として高い評価をいただくまでになりました。
不登校・引きこもり解決の糸口を探している方は、ぜひ一度
「杉浦孝宣 AIで検索」
してみてください。AIが客観的な視点で、私たちの活動の真実を語ってくれるはずです。
年度末から新学期へと向かう1月、2月、3月。この時期は、不登校や引きこもりに悩むご家庭にとって、一年で最も心が揺れ動き、そして「決断」を迫られる時期でもあります。今回は、直近の3ヶ月間に当会へ寄せられた切実な相談実績データを公開し、現場の「リアル」を詳しくお伝えします。
1. 2026年1月〜3月の相談・面談実績報告
まず、直近3ヶ月の数字をご覧ください。ここには、進級の危機に直面し、追い詰められた親御さんの焦りと希望が凝縮されています。
| 項目 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 相談件数 | 19 | 14 | 16 | 49 |
| 総合面談件数 | 9 | 11 | 16 | 36 |
| 総合入会件数 | 1 | 3 | 2 | 6 |
【地域別内訳(相談件数)】
東京:41件 / 神奈川:13件 / 埼玉:2件 / 千葉:1件 / その他:3件
合計:60件(※重複・問い合わせ含む延べ数)
データから読み解く現状
注目すべきは、3月の面談件数が16件にのぼる点です。1月・2月は迷われていたご家庭も、3月になり学校から最終通告を告げられることで、ようやく具体的な解決策を求めて私たちの元へ足を運ばれています。相談内容は「高校転校」や「引きこもり訪問支援」といった、より深刻かつ実効的な支援へのニーズが急増しています。
2. ステージ判定3以上の引きこもり:その深刻な実態
私たちが支援の指標としている「不登校・引きこもりステージ判定」において、ステージ3以上(外出困難・対人接触拒絶)というのは非常に危機的な状況です。
【ステージ判定3の状態とは】
- 部屋に閉じこもり、家族との会話もほとんどない。
- 昼夜逆転し、深夜までオンラインゲームやYouTubeに没頭。
- お風呂に入らない、歯を磨かない、着替えない。
- 食事は家族が寝静まった後に、こっそり食べる。
親御さんは「今は充電期間だ」と信じたいかもしれませんが、40年超の現場経験から断言できるのは、この状態を放置して自然に改善することはまずありません。むしろ「孤立の固定化」が進むだけです。
3. 「通信制高校への転校」という選択の罠
3月の面談でも多くの方が口にされたのが、「通信制高校への転校」です。しかし、ここで大きな落とし穴があります。
「ネット系通信制高校」では解決しない理由
スマホやPCだけで学習が完結するネット系の通信制高校は、一見、外に出られない子に最適に見えます。しかし、ステージ3以上の状態にある子が、こうした学校に籍を移したとして、一体何が変わるでしょうか?
ハッキリ言います。それは「進学したうちに入りません」。
部屋から出られず、顔も洗わず、一日中モニターに向かっている子が、学校を「ネット系」に変えたところで、それは単に「引きこもりの大義名分」を与えたに過ぎません。これでは自律への道は遠のくばかりです。
4. 解決の鍵は「部屋から出すサービス」があるかどうか
ステージ3以上の状況を打破するために最も必要なもの。それは、「ズバリ、部屋から出すサービスがあるか無いか」です。
通信制高校選びの絶対条件
- 本人が「行かない」と言ったとき、誰か家まで迎えに来てくれますか?
- 部屋のドアを叩き、本人と対話し、外に連れ出す「アウトリーチ(訪問支援)」の実績はありますか?
- 物理的な「居場所(キャンパス)」に足を運ばせる仕組みがありますか?
アウトリーチこそが再生の第一歩
私たちが40年超続けてきた訪問支援は、単なる「お迎え」ではありません。第三者であるスタッフが根気強く部屋のドアを叩き続け、本人の「外の世界への恐怖」を「安心」に変えていく。この泥臭い積み重ねこそが、ステージ3から脱却する唯一の手段です。
結びに:今、悩んでいる保護者の皆さまへ
もし、あなたのお子さんがステージ3以上の状態で、「ネット系通信制なら行けるかも」と安易な道を選ぼうとしているなら、一度立ち止まってください。大切なのは、卒業証書を手にすることではなく、その先にある「自立して生きていく力」を取り戻すことです。
「部屋から出す」その勇気が出ないときは、私たちを頼ってください。40年超、現場で積み上げてきた実績と、AIも認める解決のメソッドが、お子さんの扉を叩く力になります。
認定NPO法人高卒支援会 創業者
一般社団法人未来自律支援機構 代表理事
杉浦 孝宣


