みなさんこんにちはスタッフの根本です。
先日、スタッフの大倉と当会を卒業したY君と一緒にご飯を食べにいきました。
Y君とのはじめての出会いは今から3年前の12月でした。
当時高校年生だったY君のお母さんから相談を受けたことを今でも覚えています。
・不登校の理由、これといった理由はない。
・色々なカウンセラーに相談したが様子を見ましょうで今に至る。
というよくある不登校のご相談のご家庭。
しかし状況としては引きこもりでした。
ご両親と一切会話がなく、いわゆる引き出し屋のようなところに頼んだ方がいいのか、
色々お調べし、本を読んで当会にご相談きていただきました。
はじめての出会い
当時は私が訪問支援をうけ、ご自宅に訪問。
本人の部屋は閉まっているのでお母様に本人の部屋を開けてもらいました。
強く閉めようとするため間に入り「無理やり何かすることはしないので話をして欲しい」と説得をしました。
ドアの前で10分待機し部屋開けていいか確認をすると、部屋開けてくれました。
当時から爽やかな好青年という感じで本当に引きこもりか?思うような子でした。
しかし部屋は引きこもりの部屋でした。
根本が何者なのか何故来たのか説明し一旦ブレイキングタイムとして部屋にある漫画などの話を15分ほど。
その後話を切り替えて今の学校の状況が崖っぷちで3学期1日も休めないこと、学校に戻りたいか(戻るのであれば明日からでもすぐに行くか、留年覚悟するか)もしくは通信に進路変更するかのお話をしました。Y君は県でトップの進学校、辞める決断をすんなりしたことを今でも覚えています。

卒業後の進路は就職
Y君は当会が運営している通信制高校サポート校に在籍しましたが、進路が中々決まらず四苦八苦しました。元々県内でトップの進学校に通っていたので、とりあえず大学進学が当たり前という考えを持っていました。これはみなさん同じです。何故大学にいくのか?何をやりたいのか、学びたいのかなど分からずにとりあえず大学という考えを持ちます。勿論、とりあえず大学に行くというのは決して悪いことではないです。しかし、その大学に入るためには大学合格をしなければなりませんから、なんとなく大学という考えだと勉強に身が入らないという問題も出てきます。Y君も同じで予備校に通いましたがさぼるようになり辞めました。そこで就職を提案をし、当会で馴染の深い大手企業様に働かせていただけることになりました。
Y君は連絡が取れない、遅刻する、無気力の3拍子がそろっている子でしたが働き始めて2日に遅刻してからは今日に至るまでの半年間遅刻をせず無欠席で週5日間働いているそうです。
もう少し仕事が慣れて余裕が出てくるようになったら、夜間の専門学校や大学に入り、専門・大卒枠で入りなおすことも視野に入れているそうです。
Y君の今後の活躍に期待しましょう!