20歳4年間引きこもりから立ち直る

世田谷区要保護児童支援協議会 構成員 渋谷区フォロースタッフ(訪問員) 根本です。

世田谷区・千代田区・新宿区など不登校 引きこもり 中学生 高校生の相談を承っております。

今回は、「20歳4年間引きこもりから立ち直るというテーマでお話したいと思います! 本題に入る前にお知らせをさせてください。

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不登校は放置してもいいのか【不登校相談SOS#18】

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20歳4年間引きこもりYさん

今回1年間引きこもりのサポートをしていたYさんのサポート終了しました。

昨年の3月にサポートを開始したYさんは当時20歳。

実は当会では、成人をした子どものサポートは基本的にお断りしているのです。

 

歳が上がれば上がるほど、特に成人を過ぎていても引きこもっていると社会に出るためのサポートが極端に難しくなります。

 

ご両親からは、成人済みで支援が難しいことは分かっていますが、書籍を読んでココしかないと思い相談をしてくれたそうです。

本人も、悩んでいるということで助けてあげたいという気持ちと今回はご両親が書籍を読んでおり、当会の理念に賛同して頂いていること、全面的にお任せいただけるということで訪問支援を実施致しました。

ジェンダー問題や見た目が気になり4年間引きこもりに

Yさんは、中2から不登校になり、その後、通信制高校に進学するも1年生の単位は取得できたのですが、そこから引きこもってしまい4年間通信制高校に在籍。

Yさんは、ジェンダー問題を抱えており、性別がはっきりせず周りに相談出来ない状態が続いていたそうです。

ムダ毛やヒゲがコンプレックスで、周りに見られたくないことや人の気持ちを察するのが苦手で空気が読めない部分もあるそうで、人間関係にも疲れたのも家から出られなくなった原因でした。

引きこもってからは素顔を家族にもあまり見せず24時間スマホを離さず持つ生活が続きました。

最初の訪問

訪問には根本が行きました。

Yさんはリビングに座っており、髪の毛はロングでした。家を出れないので髪の毛は切りに行けてなかったのです。

引きこもっている子は、親が髪の毛を切るか伸ばしっぱなしにするかどちらかになることが多く、今回は後者でした。

 

Yさんのことを知るために音楽や麻雀の話など40分ほど雑談をします。

一旦雑談を終了し、親を呼んでもらおうとしましたが、まだ話したいことがある様子だったので一旦親を呼ぶのは止めてもらい、もう少し話すかと伝えました。

その後雑談10分ほどし雑談後に相談があると言ってきました。

「学校をどうすればいいか?1年生の単位は取っているが2年生以降行っていないので今更行きにくいという気持ちもあるし、いつ外に出られるかわからない。

学校は続けたほうが良いか辞めたほうが良いか?」と相談をしてくれました。

続けるメリット・デメリット、辞めるメリット・デメリットそれぞれ伝え次回訪問の時までにもう一度自分でも考え、一緒に再度話し合うということになりました。

Yさんと話した内容

・引きこもっていることに対して申し訳ないと思っている。
・高校は卒業したいと思っているが将来なにをやりたいかといったことなどはない。
・人と接するのが極度に怖い。
・引きこもっている原因は言わず。
・祖母と相性が悪く何かを言われているわけではないが、視線が冷たい。

見た目と部屋の片付けからスタート ペットボトル75L分出てくる

次回の訪問時に、学校は辞めることになりました。

20歳ということもあり、年齢の問題がありますので、高卒認定に切り替え卒業資格を取って、就職or進学に切り替えることに。

 

最初の目標は、家から出られるようにすることでした。

見た目が気になり引きこもりになったので、まずは髪の毛からどうにかしたいということで近所で髪の毛を切るのを目標に。

次に部屋の片付けをしていきました。部屋も引きこもってから掃除をしておらず、人には見せられない状況だったそうです。

前回の訪問で部屋を片付けたほう良いんじゃない?という話をした影響か部屋を自分で片付けをしてくれました。

なんと、部屋からペットボトル75L分出てきました。

安定して家から出られない日が続く

その後、1~2ヶ月かけて高卒認定のための教材に買いに行ったり、髪の毛を切るために一緒に家を出るようになります。

しかし家を出るということを安定させるのに半年かかります。

いざ1回~2回出られても次が続かないのが引きこもりです。

その間に何度も鬱になってしまい家から出られなくなることが多々ありました。

出て、出られなくなるを半年間何度も繰り返します。

また、家を出られない問題の背景にはある悩みがありました。

行けたら良いな、出来たら良いなは危険

Yさんは特に髭を気にしており、血が出るくらい深く剃ってしまうので肌も荒れてしまい人前に顔を出せないという悩みを持っていました。

元々4年前に脱毛に行っていたのですが、すぐ引きこもりになって通えなくなったので、髭の脱毛が出来なければ人前に出ることができないという悩みを抱えていました。

そこで、高卒認定試験の結果が出るまでの1ヶ月の間に必ず脱毛に行くという目標を立てます。これまでも行こうと思ってもやっぱり行けないから今度ということが何度も続いたそうです。

行けたら良いな、出来たら良いなの考えは危険で、この考えのまま子どもに接していると引きこもりの期間が非常に長くなることが多いです。

当会に相談に来る引きこもりの案件には3年以上引きこもっている子どももいますが、行けたら良いな、出来たら良いなの考えで見守っている考えの方多いです。

それが出来ないのでずっと引きこもってしまうのです。特にYさんは20歳になっているので、1ヶ月の間に必ず脱毛に行くことを約束させました。

また、脱毛と同時並行で登校の練習もしてもらいます。登校できないようであれば支援出来ないとも伝え、11月には厳しい話もしていきました。

ご両親にも脱毛には必ず連れて行ってくださいと念押しもし、結果的に脱毛と登校のステップを踏むことができました。

就職するために大学進学を目指す

脱毛と登校ができるようになり高卒認定試験も無事合格しました。

次のステップとして就職か進学かどちらを選択するか決めてもらいます。

Yさんも中々決めきれない日が続きましたが、ある時「○○大学の〇〇学科なんか良いんじゃない?学校の雰囲気も落ち着いていて同じ年齢層の子も多いよ」とある大学を提案すると、とてもしっくりきたようで、

○○大学進学を明確にするようになりました。

12月からは新宿の教室に通うようになり、苦手意識の強い英語は当会で個別指導を受け好きな科目に。

理系科目を集中して学びたいということから、安定して通えるようになったら予備校に通って大学合格目指して通ったほうが良いと提案したところ、

塾を見つけてきて3月のタイミングで当会を卒業。

現在は塾で頑張って勉強しているそうです。

きっと来年には大学合格の報告してくれるでしょう。

 

支援が成功した理由は、外に出る働きかけを当会とご両親で続けたこと、目標を見つけてあげられたこと、厳しいことを伝えていったことです。

引きこもってしまうと腫れ物に触るかのように接してしまう方もいますが、やめましょう。

諦めずに子どもと向き合い何をしなければいけないのかしっかりと決めて取り組んでいけば引きこもりは改善します。

引きこもりでお困りの方是非ご相談お待ちしております。

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