みなさんこんにちはスタッフの根本です。
本日は『不登校中学生で高校進学にお悩みの東京都内の保護者へ』というテーマで保護者の方向けに書いていきます。
不登校でも進学できる都立高校は?
中学生の不登校で高校進学の際に引っかかるのが当日の試験及び内申です。
都立高校は基本的に内申が3当日の試験の結果7という割合になっており、内申成績が悪いだけならまだしも不登校により出席がつかないとなると、全日制高校はかなり厳しい状況となります。
その場合、基本的な選択肢としては、通信制高校の全日制型・定時制夜間高校・チャレンジスクール(定時制総合学科)になります。
東京都立のチャレンジスクールは高校受験に際して、内申が不要で選抜方法は作文と面接のみです。
そのため願書提出時までに志願申告書をかき上げる必要があります。
近年作文の問題の内容もレベルが上がっており、作文の対策も必要となってきます。
どうしても都立高校が良い!という場合は新宿山吹高校という選択肢もあります。新宿山吹高校は定時制高校ですが、進学実績は高くイメージする定時制高校とは違います。
私立高校の受け入れ
私立高校は高校受験で不登校枠を設けている学校もあります。
事前に模試の結果を持っていけば、事前相談で不登校の受け入れか否かの状況がつかめるかと思います。
東京都の私立高校の受け入れ、不登校でも行ける学校はズバリ事前相談次第です。
しかし、昨年度不登校枠で入学させたけど、結果として不登校枠全員が辞めてしまったなどの事例があると、不登校枠がなくなったりするので年によって状況が変わります。
進学校の一般受験では内申提出不要としているところもあります、実力のみを見るということですね。3教科、国数英ができていれば、合格しています。特別に面接を課すところがありますが、中学校は通えなかったが、適応指導教室や学習塾、フリースクール等には通えたという実績を重要視する私立高校もあります。
卒業できる学校選びをしましょう
不登校の子の場合、しっかりと卒業単位を取れる学校に進学しなければ意味がありません。
当会でも毎年、「中学3年間、丸々不登校だったので、通えないと思いますよ。通信制高校をオススメします」と言っても、
「本人が全日制高校に行きたいと言うので、意志を大切にします」いう方いらっしゃいます。
追跡調査すると、GW明けから、学校に行けず、当会に相談に来る方も少なくありません。
いくら、都立高校が無償化になっていると言っても、制服代や入学金など費用がかかります。進路選びは慎重に!
通信制高校が第三の選択肢の時代は古い!
みなさん現在全日制高校に次いで進学先として多いのが通信制高校ということはご存じですか?
昔は全日制高校に落ちたらor他の学校の選択肢が定時制高校でしたが、現在は学校の選択肢として通信制高校が2番目に多いです。
実際に通信制高校は数を伸ばしてきています。
現在通信制高校が人気な理由として全日制と同じ高校卒業資格を取得できるからです。
自分の学習ペースでも卒業要件を満たすことで、高校卒業の資格を得ることができます。
つまり、高卒以上を必要資格にしている求人にも応募することができます。 そして、大学や専門学校などの受験資格も得ることができるのです。
一方で、履歴書で通信制高校と記載していると突っ込まれることもあります。
過去卒業生では、高校卒業と同時に公務員試験を受けましたが、通信制高校在学中に学校生活で頑張ったこと3年間通学したことをアピールせずに面接で落ちました。しかし、その後、別の公務員試験でしっかりと3年間通学したことをアピールしたことで無事試験に合格し現在も区役所で立派に公務員として働いています。
通信制高校の特徴では自宅でも学習ができるという点もありますが、通学はなるべく出来るところを選んだ方が後々役に立つことも多いでしょう。
しっかりと卒業できる、そして卒業後も進路に向かっていけるように学校を選んでいきましょう。
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