高卒支援会コラム

33年前のサンケイ新聞

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


通信制高校サポート校・フリースクール@東京都千代田区(水道橋)、新宿区(新宿エルタワー)、豊島区(池袋)、神奈川県 横浜市(横浜)運営
NPO法人高卒支援会 会長の杉浦です。当会は不登校中高一貫校の学び直し、居場所としてフリースクールを運営しています
朝日新聞 GAME クロス 記事掲載 

PTA会長 6月から 「心が軽くなった!」
過去の保護者会 アーカイブ
学生インターンより 読売新聞記事掲載
都立高校転学・編入学間に合った。小柴君の

不登校・高校中退・引きこもりでお悩みの方、世田谷区要保護児童支援協議会、渋谷区フォロースタッフ~子どもの心サポート事業登録

33年前のサンケイ新聞


HPをリニューアルするにあたり、昔のメディア掲載を整理しています。 
33年前の 苦悩する中卒浪人に春を呼ぶと・サンケイ新聞。これが私の原点でしょう。


皆さんは 中卒浪人という言葉、知っていますか? 当時は段階ジュニアの受験が熾烈でした。受験を苦に自殺する子も居て、社会問題でした。
記事を見ると

「だらけていると、ゲンコをコツンと〜」等、昭和の時代、教育現場は体罰等が当たり前の時代でした。

保護者からも「もっと、厳しくしてください」と言われ、こちらもその要請に応じて、コツンとやったんです。

私の小学校時代は宿題忘れたら、 カーテンレールの棒で叩かれました。

宿題+おしゃべりで”廊下で立っていろ” なんて、よく、立たされた、子も居ました。もちろん、私も含めて。

当時、中学を卒業してしまうと、中学校は全く、中卒浪人に対する、フォローをしませんでした。
というか、そういう実態もつかんでなかったのです。

時代は平成となり、文科省は登校拒否という、上から目線的な言葉を改め、不登校という言葉を使い始め、不登校は誰にでも起こりうるものだということで、全国に 適応指導教室、今で言う、教育支援センターを設置していったのです。

最初は 別室登校の子などは 教室より ましだと思って、登校する子も多かったと思いますが、平成の中頃から、利用率が減りました。

ネット、スマホ社会となり、疎外感なく、引きこもれる時代が来たので、 家に引きこもっている子が多くなったのです。

直近の 全国の教育支援センター適応指導教室 利用率は 12%と 全く、救えて居ないのが、実情です。 

私がやり始めた、36年前と全く変わらないのは  こぼれる、子どもたちを有効に救えていないのです。

皆さん、どう思いますか





引きこもりのまま、卒業?

中卒浪人は死語になりました。当時のように倍率が高くないので、

公立の底辺校ならば、全日制でも入学可能です。

定時制・通信制高校も同様です。公立の定時制・通信制高校は大多数の生徒達が高校中退をしており、

高校中退を先送りする、教育機関と考えていいでしょう。 

その点、私立通信制高校は高校卒業まで、サポートしてもらえる、学校も少なくありません。 義務教育で不登校、引きこもり傾向だった子は

社会人になるまで、克服しないと、就活、就活後の定着など、様々な試練を乗り越える必要があります。

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