高卒支援会コラム

待て、信じろ

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


生徒、保護者、関係各位
おはようございます。NPO法人高卒支援会 会長の杉浦です。
昨日は卒業式@秋葉原 NTTesports eXeField Akibaにご参加、ありがとうございました。

待て

保護者さんから
「先生、大丈夫なの? また、無理して来たんでしょう!?」笑

「はい。無理してきました。痛み止めを飲めば、なんとかなりますし、今日はサトショが卒業ですから、なんとしても来たかったんです。」

サトショの母から
「(挨拶して、ビックリした様子)先生、今まで、ありがとうございました。」

「体、大丈夫ですよ。大事な生徒の卒業式ですから、彼が入学するまでは僕がお母さんとメールのやり取りしていましたね。引きこもって1年くらい経つと、お母さんも半ば、諦めかけたこともありましたが、よくぞ、信じて、待ちましたね。」

「先生が励ましてくれたら」

「そう言えば、主役のあいつ、未だ、会場に居ないのですか?」

「家は出たって、行ってましたが、」

〜中略〜

程なく、到着しました。卒業式の主役は卒業生の中でも、5年かけて、卒業を決めた、サトショです。私が理事長時代、最初に面談したのは2016年、新宿エルタワーでやりましたが、「明日から来るよね?」から、1年4ヶ月、引きこもっての卒業だったので、感慨深いものがありました。

信じろ

卒業式を終えると。不安に思っている、保護者と話をしました。

「うちの子、大丈夫でしょうか?」

「大丈夫ですよ!」とスンナリといいました。

「お子さんと他の子を比べるわけではないけど、今日のサトショ、ご覧になりましたよね。1年4ヶ月経って、引きこもりを脱しましたよね。エライのはお母さんが諦めかけたけど、踏みとどまって、お子さんを信じた事だ思います。うちの子、大丈夫でしょうか?って、いうことはまるきり、お子さんを信じていないことになりますが、僕はお子さんとは他人です。お父さん、お母さんが信じられない子を、どうやって、他人はお子さんを信じるのでしょうか? まぁ、僕は30年以上、この仕事をやっていますから、1人1人のポテンシャルを経験上、見いだしています。ですから、お子さんは大丈夫と言ってます。」

「先生から、そう言われると、なんだか、安心です」

「いいですか! サトショ以外でも、今日、女装した子、企画責任者など、引きこもりだった子はこの会場のアッチこっちにいますよ。引きこもっていた子が秋葉原にちなんで、メイドカフェにふんして、女装して、みんなの前で、奉仕し、挨拶できる。これだけで、僕からすると、引きこもり克服したと思います。正直、彼らの方が今のお子さんより、はるかに悪い状態でしたから、大丈夫としか言いようがないのです。将来的にはお子さん、社会に役立つ人材になると思います。杉浦孝宣がいっているのですよ。」

「そこまで、仰るなら」

「第一、お子さんは僕が座っているところに来て、来年もお世話になりますと言ってましたよ」

MPA

卒業式では生徒達が、クイズを出し合っていました。会長の名前はどっちが正しいでしょう、杉浦孝宣 or 考宣 とか、会長が言う、MPAとは mission,passion,その次のAは何を指す? 等、クイズの題材にされていました。
mission,passion,Action しかも、会場の生徒達、全員、正解でした。結構、浸透しているんだなぁと嬉しく思いました。

MPAは今後、どのような方向でどうやって生きていくのか、組織だろうが、個人でも、大事な事だと思います。3つのssionがあれば、夢は叶うのです。
“子ども達が規則正しい生活をし自信を持ち自律し社会に貢献する未来を実現します” という、教育ミッションを基に 不登校・高校中退・引きこもりの子には対応しています。
①規則正しい生活>②自信をつけ,自律する>③社会に貢献できる
この手順で不登校・引きこもりは克服できると信じています。
簡単に引きこもる時代になっていますが、この教育ミッションを広めて、全国の不登校・高校中退・引きこもりの救済を目指していきたいと思います。

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