高卒支援会コラム

長女の元担任 K先生

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


不登校・高校中退・引きこもり中学生でお悩みの方、保護者の皆さん
NPO法人高卒支援会の杉浦孝宣です。
本日、18:00〜 保護者会@飯田橋ポランティアセンターにて、お目にかかるのを楽しみにしています。


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3つのステップ ①規則正しい生活>②自信をつける自律>③社会に貢献できる で不登校・高校中退・引きこもりは克服できます!

長女の元担任


K先生は埼玉県の高校教師です。実は長女の高校2年から3年の時の担任で、今も長女はK先生を慕い、尊敬している方です。私も長女が高校3年の時、進路相談をさせて頂きました。長女は3年間、学校生活を楽しみ、成績は低空飛行、国立の教育学部に入学して、教員になりたいと言ってました。

私「ふざけるな! 3年間、勉強もしてこなかったのに、国立大学は無理だ」

娘「じゃ〜。浪人して一生懸命頑張るから、浪人させて!!」

私「ダメだ。パパの経験でいうと、おまえみたいに人付き合いのよい子は浪人しても勉強を集中してやれるとは思えない! ダメ」

娘「パパはダメ、ダメ、ダメって」と

親子がギクシャクしました。その時です。

K先生の個人面談で
「杉浦、お父さんの言うとおりだ! おまえはクラスをまとめたり、人とのコミュニケーション能力はあるけど、浪人して、集中して勉強するとは思えないぞ! 私立の○○大学だったら、おまえの今の学力で入れるし、小学校の教員免許も取れる。しかも、この学校、教員採用試験は70%以上、現役で受かっている、実績もあるよ」

三者面談は渋々、納得して、某私立大学に志望が決まりましたが、

娘「何で、あんな、偏差値の低い学校に行かなきゃいけないの!?」等と

K先生「杉浦、教員は大学の偏差値で決まるものじゃないぞ! 問題は採用試験に受かって、子ども達を教えることだろ」と諭され、埼玉県で一番、偏差値の低い大学に行きました。

つくづく、受験や進路の話って、親子はダメだなぁと思いました。間違いなく、今、長女が小学校の教員になったのはK先生のお陰だと思います。

職員会議は不毛

K先生は長女が高校卒業後も教員採用試験の面接練習、大学卒業、教員初赴任、結婚前の相談と人生の節目で相談にのってくれました。昨年、結婚式前の打ち合わせをキッカケに私もK先生と会食するようになりました。
「是非、お父さんの活動現場、見学させて頂けませんか!」と。
1/27日に水道橋校に来校して頂きました。オブザーバーとして、相談面談MTG(週に一度、相談、面談者の問題点を私の監督の下、対策を練るミーティング)。週に一回でも年間、450件以上あるので、週単位でも結構、多いのです。

K先生からの感想は元教員の大倉を交え会食しながら、

K先生「うちの学校にはミッションがないので、職員会議やっても、何をどう目指せば良いという指針がないので、会議というか、発表会になっているんです。お父さんの組織は職員同士でも俺こっちやっておくから、後はやるねとか、ミッションがハッキリしているから、職員同士も自発的に動いているんですね。イヤァ〜大変参考になりました」

大倉「教員の時、職員会議は職員、40人いたら、40人の発表だったんです。やれ、運動会前の校庭は落ち葉があり、拾った等と一人、一人、発表するだけで、およそ、会議というものではありませんでした。」

私「そんな、会議なんだ。学校の職員会議って、漢字二字だな」

大倉「不毛」

K先生「今日は会議の在り方も参考になりましたが、不登校から引きこもりとなる、家庭環境。高校中退後に進路が通信制高校をはじめとして、選択肢が沢山あり、本来だったら、教員もここまで、引き出しを持っていなければいけないのですが、日常業務にかまけて、そこまで、手が回らないというのが正直なところです。もし、生徒が不登校・高校中退・引きこもりに陥った場合、餅や餅やで相談すべきかと思いました」

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