高卒支援会コラム

不登校相談・講演会参加者数

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


不登校・高校中退・引きこもりでお悩みの方、通信制高校サポート校をお探しの方
NPO法人高卒支援会の杉浦です。
次回不登校相談会は5/20~21 14:30~17:00@水道橋校

不登校相談・講演会参加者数

4/15~16日 2日間にわたって、講演・相談会を実施しました。相談者は6名。+マスコミ 3社(朝日新聞、東京新聞、日本教育新聞社)でした。
相談の内訳は中学3年生、高校1年生でした。
中学3年生は不登校私立中高一貫校、発達障害からの高校進学
高校生は今回のお題、「不本意入学から転学」でした。

不登校中高一貫の肩たたき

中高一貫校に通う、不登校中学生の保護者と話しをしました。

「今は保健室に行ったり、行かなかったりです」

「今はいいですが、高校1年に上がると、不登校状態が続けば、肩たたきにあいますよ!」

「どういう事でしょうか?」

「一貫校は中学生のうちは義務教育ですから、学校側も不登校状態を様子見しますが、高校生に進級した途端、義務教育ではなくなるので、30日以上、欠席が続くと、留年になるので、辞めて、他の学校に移るように促す学校が多いのです」

「では、高校になると、出されちゃうって事ですかぁぁ!?」

「そうです。しかも、タイミング的には高校1年の4月からズッと、不登校が続くと、5月のGW明けには30日以上となりますから、そこから、転学先を探さなくてはならないのです。東京都の場合は都立高校で補欠募集がありますから、8月に転学試験を受けて、受かれば、全日制、定時制、通信制高校に移れ、高校中退を回避できます。地方の方は転校制度がないので、例年、東京都に住民票を変えるという方もいらっしゃいます。」

「そんなに大変なんですかぁ」

「脅かすわけではありませんが、ほぼ、そうなる確率が高いと思います。お子さんの在籍校を考えると、レベルが高いので、このまま、不登校が続けば、高校1年に進級して、頑張って、出席したとしても、勉強について行けませんから、不登校がぶり返す、可能性が高いですから、」

〜中略〜

中学生の時の不登校は公立、私立を問わず、義務教育ですので、肩たたきにあうことはないですが、高校に進学した途端、不登校問題は顕在化します。中学生で不登校でも、今から対策をとれば、いくらでも進路選択があります。その辺も次回の相談会ではお伝えします。

不登校は8050問題のはじまり

昨日のブログで8050問題に触れましたが、8050問題を見据えて、不登校、高校中退を考えるべきではないでしょうか? 国、内閣府はここ最近、8050問題の調査に着手したばかりで、40〜64歳の引きこもりが61万人に居るのではないか?というのはあくまで、推計です。また、その経路もわかっていません。


中学不登校から高校中退して、フリーターを経て、引きこもりとなり、40歳くらいまで、引きこもり ing
高校中退からなのか?
大学中退から
就活が不調でそのまま?
40代、50代でリストラに遭って
等、様々な経路が考えられますし、どの経路がどのくらい多いのかなど、正確な調査が待たれます。

私の予想ですが、やはり、小,中,高の不登校というのが尾を引き、その後の人生でも、大学に行っても、友人が作れない。就活でもコミュニケーション能力が無いため、就職できないなど、よく聞く話しですよね。
推測の域ですが、不登校は甘く見てはイケないと思います。
また、引きこもりは自然治癒では治りません。だからこそ、不登校を放置して、8050問題になったと言っても過言ではないと思いますが、皆さんはどう思いますか?

不登校・引きこもりは克服できます!

①規則正しい生活>②自信をつけ,自律する>③社会に貢献できる この手順で当会のミッションは
”子ども達が規則正しい生活をし自信を持ち自律し社会に貢献する未来を実現します!”を全国にこのノウハウを伝えるように頑張っています。

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