高卒支援会コラム

時代が変わった

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


皆さん おはようございます。NPO法人高卒支援会の杉浦です。
沖縄出張の目的はN高等学校本校への訪問です。那覇から高速を使って、1時間30分

熱意が学校を作った

案内をしてくださったのは同校校長、奥平先生。
先生は廃校になった、小学・中学校を奥平先生は4ヶ月、那覇から毎日のように地元住民の説得に当たったという、「ナイチャー(本土の人)はお金儲けできたんだろう!」とか「ドワンゴ? 角川って、何??」ってと学校周辺の村は超高齢、町民260名の過疎の町。様々な村の会合に出て、ようやく、学校を作ってもよいとなったそうです。毎日、那覇から通った、熱意が伝わったんでしょう。
今は村の人が学校の行事に積極的に参加しているとのこと

台風はヤバイ

海に囲まれた、学校は防衛省からのお金も出ていたせいで、堅牢で立派な作りとなっていました。
「随分と綺麗ですね」

「ほとんど、使われていない状態で学校として、借り受けましたので、やったことと言えば、床を磨いたことでしょうか」

「ココの眺めは絶景ですね。台風が来るとヤバそうですが、」

「ココは台風直撃コースですから、それは、、、」

短期間で10000人以上は凄い

3〜4年でN高校は在籍者が10000人となりました。短期間の間に、生徒が集まったという事はそれなりの理由があるのです。ココ、沖縄本校の機能は全国からの出願、在籍者の登録、レポートのまるつけ、等など。年に数回のスクーリング時には一回に100〜150名ほど、来校して、勉強したリ、課外活動として、地元住民と農作業と、素晴らしい体験ができそうでした。

日々の生徒指導などは地域をブロックにわけ、そこで指導しているとのことです。
クラウド上に様なデータを入れ、どこにいても、情報が引き出せ、学校経営ができるといったイメージです。

時代が変わった

N校の奥平先生とは話が弾みました。

「当会は昨年来から通信制高校サポート校のサポート校部分について、低所得者世帯に対して、助成金などを私立全日制高校と同様に出して欲しいと、陳情を東京都に出しましたが、理解を得られずに、採択されませんでした。年間、450件以上、相談がある中には児童養護施設や震災で避難してきた子どももおり、どうしても、一人で勉強できなく、サポート校などに通わせないと、高校卒業がおぼつかないというケースも少なくありません。そこで問題になるのはサポート校の授業料です。ココを何とか、したいと思って、今、作戦を立て、リベンジを図っているところです。是非、ご協力下さい。」

「誰かがやらなきゃならない事を理事長のところでおやりになっているのですか!! 国や自治体は中高年の引きこもりを対策していますが、なんで、うちらがやっている、生徒達には対策がないんだろうと、ほんと、憤りを感じますよ。中高年の引きこもり対策をやるより、青少年を対策した方が、何十倍も効果があることを一般の人はわからないのです。ホント、困ったものですね」

「だからこそ、私たちは東京都に働きかけ、東京都が認めれば、国じゅうに広がると思ったんでけど、無理解の壁が厚いです。まぁ、世論の喚起とか、画策しているとこところですが、」

〜中略〜

本当はもっと、詳しく書きたいのですが、N高さんも私の団体にも風当たりが強くなりますので、控えさせて頂きますが。教育論は核心部分にも触れて、熱く語りあいました。

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