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「明日のユニコーンを育てる」@出口治明氏・講演会

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


不登校高校・中学生ブログ 不登校生が綴るはNPO法人高卒支援会運営 学習塾 塾生, 通信制、定時制高校サポート校の生徒達が新宿エルタワーで日々の学習、イベント(BBQ,キャンプ,カラオケ,野外活動)などの体験を不登校・高校中退した子・インターン学生のブログです。

実際に当会在籍中の中学2年生~高校3年生の書いた日記や、実際教室で起きた出来事等もみなさんにお伝えしてきますので是非ご参考ください。

「明日のユニコーンを育てる」@出口治明氏・講演会

 

高卒支援会のブログをいつもご覧のみなさん、はじめまして。学生インターンの清水です

 

1月14日(土)にライフネット生命保険株式会社 代表取締役会長・出口治明氏をお招きし講演会&ワークショップをおこないましたので、その様子をリポートします!

そもそも講演会の開催に至ったのは・・・

私はたまに杉浦代表に勤務後に食事につれていっていただきます。本当に色々なことについてお話をいただきますが、代表が今までに関わってこられた方々のお話をよく聞かせていただいています。

去年の夏、そのなかで出てきたのが出口会長のお名前でした。読書好きの私は出口会長の

著書を読んだことがあり、代表の話にかなり興味津々にくいつきました(笑)

すると、「君が企画して出口会長をお招きして講演会を開いたら?」と代表からお言葉をいただき、その新宿思い出横丁の店内で今回の企画はうまれました。

不登校・引きこもりはグローバル社会で生き残れるのか?

出口会長をせっかくお招きするからには、当会のこれからの活動に大きなプラスになる企画にしたい、という思いが強くありました。出口会長は、歴史や生命保険についての著書も多いですが、グローバル社会に私たちはどう対応していけばいいのかについて著書などで鋭い視点でご発信されている方です。

グローバル化の進むなかでそれに対応した教育、人材育成をおこなうことは避けては通れません。そこで考えたのが、「私たちが関わっている不登校・引きこもり経験のある子どもたちはグローバル社会でどうすれば活躍できるのだろうか?」ということでした。

この問いに対する答えを出口会長のご講演と参加者とのワークショップのなかでで見つけられたら、という思いで「グローバル人材の育て方」という演題とワークショップのテーマを設定しました。

たくさんの方のご来場、感謝します!

当日は、約40人の方に足をお運びいただきました!

当会ともとから関わりのあった方、LEC様のTwitterやメルマガ、出口会長のTwitterなどをきっかけにされた方に、また、当会の生徒とその保護者など、本当にいろいろな方に来場いただきました。

みなさん、講演に熱心に耳を傾けており、出口会長も大変いきいきと私たちに語りかけてくださっていました。

質疑応答でもどんどん質問が飛び出し、とくにライフネットの人材育成についての関心が高かったようでした(質疑応答の時間をもっと多めにとるべきでした。まだ質問したかった方すいませんでした・・・)。

「明日のユニコーンを育てる」

さて、ご講演のなかで印象的な話がありましたのでご紹介します。少々頭を使う内容です

が、たいへん興味深い話ですのでお付き合いください。

――

これまでの社会では、上司の言われたことを効率よくこなす、「工場モデル」型の人材が

求められてきました。しかし、これからの社会でそのような人材は生き残れないといいます。アメリカの企業時価総額上位7社に入る4社を、

通称GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)と呼ぶそうですが、これら4社はここ20年ほどで成長した企業です。

つまり、今までにない革新的なアイディアを生んだ企業が現在グローバル社会で上位に位置しているのです。

GAFAに続くことが期待される、企業評価額が10億ドル以上の非上場ベンチャー企業のこ

とをユニコーン企業というそうです。ユニコーン企業は、現在世界に80社以上存在するそうですが、そのうち、日本の企業はどれくらい含まれていると思いますか?

 

 

答えは、0です。

 

出口会長は、ユニコーン企業を生み出すような人間は、「トガッた人」「上司の言う通りにしない人」「奇想天外な人」であると、Apple社を創業したスティーブ・ジョブズを例に仰っていました。

――

この話に今回の企画の問いかけ=「不登校・引きこもりはグローバル社会で生き残れるの

か?」のひとつの答えを見いだせた気がしました。

不登校・引きこもりの経験のある子どもたちの中には、「工場モデル」型でなく、どちらかというとスティーブ・ジョブズ型の子が多くいます。

「周りと同じことが嫌いで、馴染めない・・・」

普通はマイナスにとらえられるこのような性格を持つ子どもも、これからのグローバル社

会をひっぱっていく「明日のユニコーン」なのかもしいれない、と思うとすごく彼らの将

来に希望が持てるような気がしてこないでしょうか?

大人も子どもも関係なく、講演会のあとは来場者を交えたワークショップをおこないました。

A、B、Cの3班にわかれて、「グローバル社会で必要とされる能力」と「不登校・引きこもりの特徴」をグループディスカッションし、その2つの結果を見比べて、「不登校・引きこもりがグローバル社会で持つチャンス、ポテンシャルはなにか?」を見つけて、発表してもらいました。

最初はどの班もアイスブレイクできていない様子でしたが、後半は盛り上がり、ポストイットにキーワードを書き、それを模造紙に貼り付けながら活発に意見を交わしていました。中学生・高校生が大人に交じって、意見を言い、議論する様子はとても立派でした。

最後は各班の代表者がプレゼンをし、出口会長からコメントをいただきました。

「コミュニケーション能力」「追求性」「行動力」などさまざまなキーワードが飛び出し、各班の個性ある発表になっていました。

当会の生徒が一人プレゼンターを務めましたが、大勢の前で自分の意見を堂々と物怖じせず伝えられる彼はきっと「明日のユニコーン」の一人に違いありませんね!

「グローバル人材の育て方」

「不登校・引きこもりはグローバル社会で生き残れるのか?」

今回のご講演&ワークショップはこの問いに多くの示唆を与えてくれたと思います。

しかし、この企画を終えて強く感じたことは、グローバル社会に対応するというのは、彼らだけなくこれからの社会を生きる私たち全員の問題でもあるということです。その意味で、今回の企画は来場者全員にとって自分の未来を考える好機になったではないかと思い

ます。「グローバル人材の育て方」というテーマは、子どもの教育、社員教育、さらには自己研鑽などにまたがる本当に日本でこれから考えられなくてはならないテーマだと思います。

当日来場いただいた方々、開催に協力いただいた杉浦代表、スタッフ、生徒とその保護者、LEC様、ほんとうにありがとうございました!!

そして、素晴らしいご講演いただきました出口会長には深く感謝申し上げます。

今回参加できなかった方は次回の企画にはぜひご参加ください!お待ちしております!

 

 

 

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