高卒支援会コラム

都立高校受験失敗、不合格となって落ちても、都立高校に行けます

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


都内の高校進学に悩む、あるいは都立高校受験で失敗してしまったお子様を持つ保護者の皆さまへ。
絶望や不安を感じているかもしれませんが、まだチャンスはあります。都立転編入試験は毎年8月に行われ、通信制高校からでも転校が可能なのです。
一度失敗しても、再チャレンジで夢を叶える道は確実に存在します。
私、杉浦孝宣は NPO法人高卒支援会 会長として、不登校や引きこもりの子供たちとその家族の支援に尽力してきました。
これまでに1万人以上の子供たちを問題の渦中から引き上げ、その成功率は9割以上を誇ります。私の取り組みや考えは
「不登校ひきこもりの9割は治せる」「不登校ひきこもり急増」光文社 そして「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」宝島社という3冊の著書に綴られ、多くの読者に支持されています。

都立高校受験失敗、不合格となって落ちても、都立高校に行けます

受験シーズンはストレスフルな時期ですよね。特に、東京都立高校の合格発表までの待ち時間は長く感じます。すでに塾や学校での模試結果をもとに、合否は予想されているかもしれません。しかし、都立高校に落ちてしまったとしても、諦める必要はありません。

4つの選択肢の一覧

1.私立高校の2次募集を受ける
2023年度 (令和5年度)
都内私立高等学校の第二次募集校一覧をチェックすると、近年の傾向が見て取れます。特に、女子校の2次募集が目立つようになってきました。一方で、2次募集に名を連ねる学校の中には、ちょっと魅力に欠けると感じる学校もあります。これは毎年の常連としてその名を見かけることが多いです。
この情報を踏まえ、2次募集を考える際には、学校の背景や教育内容をしっかりとリサーチすることが大切です。特に、女子校を希望する生徒や保護者の方は、2次募集のチャンスが増えている今、情報収集を怠らないよう心がけてください。

2.都立高校の「分割後期」または「2次募集」を受ける
2023年度の東京都立高等学校の分割後期募集・全日制等第2次募集が盛況となっています。
この募集は、一定の空席を持つ都立高校が後から募集する制度で、多くの生徒たちが再び都立高校を目指して挑戦しています。
2023年3月6日に東京都教育委員会より公表された情報によると、田園調布高校は、募集人員21人に対して52人が応募。その応募倍率は2.48倍となりました。
さらに注目すべきは、全日制課程普通科で最も応募倍率が高かった学校、小山台高校。
こちらは募集人員1人に対して、なんと28人の生徒が応募しました。これは驚異的な28.00倍の倍率となります。
他にも、日本橋高校は3.60倍、竹台高校は3.30倍と、多くの学校で高い応募倍率を記録しています。
これらの応募倍率を詳細に確認したい方は、東京都教育委員会の公式Webサイトにて、学校や学科別の情報を閲覧することができます。
このような状況を踏まえ、分割後期・第2次募集を考える際には、十分な下調べと準備が必要です。
高い倍率の中、希望する学校に合格するためには、しっかりとした対策を立てることが求められるでしょう。

3.通信制高校からの転学・編入学を目指す
通信制高校は、さまざまな事情や目的で高等学校教育を受けることが難しい生徒たちにとって、非常に価値のある選択肢となっています。
しかし、途中で通学制の高校に切り替えたい、あるいは都立や私立の高校への編入を考える生徒も少なくありません。

通信制高校からの転学・編入のメリット
1. 学び直しのチャンス:中学時代の成績や過去の経歴が気になる生徒も、通信制高校での学びを経て新しい環境での再スタートが可能です。
2. 多様な経験の活かし方:通信制での学びや経験は、新しい学校でも大いに活かされることが多いです。

転学・編入の手順と注意点
1. 希望する学校の編入条件の確認:学校によって、編入生を受け入れる条件や方法が異なりますので、しっかりと情報収集を行うことが大切です。
2. 面接や筆記試験の準備:多くの学校では、編入生を受け入れるための試験や面接が実施されます。しっかりとした準備が必要となります。
3. 通信制での学びのアピール:編入試験の際に、通信制での学びや経験をどう活かしていくかをしっかりとアピールすることが推奨されます。


38年前から都立転編入への合格実績豊富
高卒支援会は、38年前から都立転編入試験の対策を行ってきた実績があります。
その経験とノウハウをもとに、受験生の皆様へ最適なサポートを提供しています。
通信制高校を経て都立高校に転学・編入を目指す生徒のために、模擬試験や過去問の提供はもちろん、面接対策まで幅広くサポートします。
そして、万が一の場合に備えて、セーフティーネットとして通信制高校の紹介も行っています

杉浦孝宣著「高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる」(宝島社)にも、この取り組みや方法について詳しく記載されています。
本書を参考にしながら、具体的な対策を立てることができます。
さらに、このブログをご覧の方には特別なオファーも!「この 杉浦会長のブログを見た」とお伝えいただければ、当会の入会金が5,000円オフとなります。
多くの生徒たちの夢をサポートしてきた高卒支援会を、皆様の都立転編入試験の成功のためにぜひお任せください

4.受験しないことによる、引きこもりのリスク:N君の事例から学ぶ
受験をすることは、多くの生徒にとっての新しい環境への入口であり、自分の未来を切り開く手段となります。
しかし、受験をしない選択もまた、一つの人生の選択です。
その選択が後々の生活にどのような影響を及ぼすかは、個人の取り組みや環境によって大きく変わることがある。
N君の例を通して、そのリスクと可能性を考えてみましょう。

不登校と引きこもりのリスク
N君は、2019年に中学3年生の時に不登校を宣言し、中学卒業後に引きこもるようになりました。
このような状況は、不登校や引きこもりになる多くの生徒に共通する問題として、以下のリスクが考えられます。

1. 社会とのつながりの喪失:学校は社会的な場でもあります。
不登校や引きこもりの期間が長くなると、友人や同級生との関係が希薄になり、社会的なつながりを失ってしまうことがあります。

2. 生活リズムの乱れ:毎日の生活リズムや習慣が崩れることで、健康的な生活を送ることが難しくなります

3. 将来の選択肢の制限:学歴や資格が限定されることで、将来の職業選択や生活設計が難しい。

N君の変化と再起
N君は、親の支援や当団体の訪問アウトリーチ支援を受けて、再び社会とのつながりを取り戻すことができました。
通信制高校への進学を決断し、今は週5日通学しており、カナダでの留学経験も果たし、不登校保護者会で発表もしました。

これは、適切なサポートと自らの取り組みがあれば、一度は閉ざされた未来も再び広がる可能性があることを示しています。
結論 N君の事例は、受験を選ばないことのリスクだけでなく、そこからどのようにして再起するかという可能性も..
受験をしない選択は、リスクが伴うものでありますが、それを乗り越える手段やサポートも確かに存在することを理解することが重要です。
詳しくは、PTAだよりにN君のお父さんが詳細は書いてます

通信制高校から都立高校への転学メカニズムについて

通信制高校の生徒が都立高等学校に転学を希望する場合、そのチャンスは限られています。具
体的には、高校1年生の8月に実施される第二学期転編入試験のみがその機会となります。この転編入試験を逃すと、次の転学の機会は得られません。
その理由として、都立高等学校への転学には、全日制高校からの転学と同様に、単位の互換性が必要とされるからです。
通信制高校では取得した単位の内容や数が、都立の全日制高等学校のそれと異なる場合があるため、この単位の互換性が求められます。

令和5年度第二学期の都立高等学校転学・編入学募集のデータによれば、全日制の募集枠は合計で4901人となっています。
これは、通信制高校の生徒にとって、都立高校への転学を希望する場合のポテンシャルな席数を示すものです。
このように、通信制高校から都立高校への転学は限られたチャンスとなっていますが、事前の情報収集や準備をしっかりと行うことで、成功への道を開くことができます。

転学試験の厳しい現実について

転学試験における合格の難しさは、一般的に考えられる倍率や募集人数だけでは測れません。全体の合格率が30%未満というデータからも、その難しさが伺えます。
具体的には、たとえ倍率が低く、2人の募集に対して1人だけが受験した場合であっても、その受験者が3教科の成績や面接での評価が低かった場合、容赦なく不合格となることがあります。
つまり、倍率が低いからといって、合格が確実とは言えません。
一方で、当会のように十分な対策を施していれば、高い合格率を誇ることも可能です。

2023年8月のデータを見ると、当会の受検者10名全員が合格を果たしており、これは十分な指導と受験生の努力が結実した結果と言えるでしょう。
このように、転学試験の結果は多くの要因が絡み合っており、倍率だけを見てその難易度を判断するのは適切ではありません。
十分な準備と努力が求められる試験であることを理解し、挑戦する姿勢が大切です。

最後に

人生の中で直面する困難や試練は、個々に異なる形で訪れます。
しかし、それぞれの困難の中には、新しい可能性や成長の種が隠されていることも多いです。
失敗や過ちから学び、それを糧として次に活かしていくことが、真の成功への近道と言えるでしょう。
都立転編入試験のようなチャンスは、新しい未来への扉を開くきっかけとなります。
その道のりは容易ではないかもしれませんが、一歩一歩、確実に前に進んでいくことで、理想の未来がきっと待っているはずです。
この先の道のりで迷ったり、つまずいたと感じることもあるかもしれません。
しかし、常に前を向いて、自分の夢や目標に向かって進んでいく決意を持ち続けることが大切です。
あなたのこれからの人生が、輝かしいものであることを心から願っています。

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