高卒支援会コラム

全幅の信頼

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


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NPO法人高卒支援会 会長の杉浦です。 コミュ障だった、学生インターンについて
フリースクール・通信制高校サポート校@東京都千代田区(水道橋)、新宿区(新宿エルタワー)、豊島区(池袋)、神奈川県 横浜市(横浜)教室運営

”普通の学校に通っていれば、相談相手は、近所のお母さま方。ところが、「私の息子は不登校です」と公言している方は、もちろん、いません。
同じ立場の相談相手がいない。情報が足りない。私たちは、また、オタオタおろおろ。” と
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過去の保護者会もアーカイブ
学生インターンより 読売新聞記事掲載
高校転学・編入学間に合った。小柴君の話

コミュ障、成長した

保護者会では 当会、卒業生、学生インターンの飯島君の発表だった。彼は入校してきた時、中学受験ばっかりでコミュニケーションなどを疎かにしいていた。地方の進学校で勉強について行けず、カナダ留学するも、まじめすぎる性格などから、うまくいかずに 当会の通信制高校を卒業、青山学院大 2年生。

当初は本当に、コミュ障でした。笑

 

在学中は

竹村がガミガミ、言ってました。 「途中で放り投げるな。逃げるんじゃない」

大倉、根本が 2人の間に入って、慰め役だったでしょう。

特に、根本は受験直前、彼のカウンセリングをして、受験へのモチベーションの維持、向上に努めました。

何よりも大事なのは彼のご両親、当会に全幅の信頼を寄せていました。

時折、
 竹村のガミガミは

”子どもの人権をどう考えてますか?”

”子どもの言っている事と竹村さんと食い違っています。もっと、言い方あるんじゃないですか?”等と ご指摘を他家から受ける様ですが、

私 「当会に預けて、信頼しなければ、元の木阿弥になっちゃうのにね。子どもが不登校・引きこもり傾向に陥る、どんな親でも 甘くなる。それをしっかり、現場でミッション 子ども達が規則正しい生活をし自信を持ち自律し社会に貢献する未来を実現します”と照らし合わせて、指導すればいいんだよ」と、スタッフには伝えています

卒業式では飯島君のご両親から 「家業を継がせようと思っています。大学に入ってもよろしくお願いします」と

私 「わかりました。まだ、鍛えないとならない事がありますから、学生インターンで様々な事を経験してもらって、成長を促していきたいと思います」とやり取りがありました。

こうして、昨年から教室運営、生活改善合宿などの企画運営をやってもらっています。

ところで、不登校・引きこもり傾向の子とのコミュニケーションは非常に難しい。 それは このブログをお読み頂いている、読者の方は痛感しているものでしょう。

しかも、今回の生活改善合宿は3名中、3名とも、あまり、当会に来ない子で、2名は新入生ですから。

飯島が積極的に話しかけなければ、火起こし、食事の支度、テントの設営、何1つ、決まらなかったことでしょう。
過去の彼を知っている者としては 大丈夫か?って 思いました。 ですから、キャンプ報告を本人からもらった時、何かあったら、車出してやるからなとメッセージ入れました。

保護者会、参加の保護者の中には

「うちの子もイイジマさんのように成長してくれれば」

非認知能力の重要性

日本教育新聞 抜粋

”近年、世界の教育現場で注目される非認知能力は、コミュニケーション能力や問題解決力と並び、技術革新や新しい雇用が誕生し続ける社会において重要性を高めています。
子どもに自尊心や自己制御、忍耐力、非認知能力などを身に付けさせるには、特に3歳未満児の時期に実施する教育・保育が重要との認識が高まっています。”
と 幼児教育の重要性を説いています。

これは 幼児教育だけの事でしょうか?  飯島の例のように、幼児に限られたことではありません。 高校卒業後も高卒支援会のような 学生インターンをすることにより、

能力が養成されていくものだと、思います。 20歳過ぎても、非認知能力を育成するためには彼のように、目的意識を持っている人でないと、無理かもしれませんが。

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