その他 高卒支援会コラム

インターンの学生が書きました

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


不登校、高校中退の救済を目指すサポーターの皆様
こんにちは本日はインターン学生の林くんのコメントを転記しました。
ぜひ、お読みください。学生の目からうちの団体が何をやっているのか? こんにちは!まともにFacebookで文章を書くのは久しぶりです、

林です。4月から、NPO高卒支援会という団体でインターンをしています。今日はそこで始めたREADYFOR協力のお願いと、ほどよいタイミングなので近況報告をさせてください! ※長くなるので、すっ飛ばしたい方はREADYFORのページに先にどうぞ! →https://readyfor.jp/projects/KOSOTSU --うちの団体では、不登校や高校中退者の救済を目指して活動しています。

特に注力しているのは、東京都立高校への転校に関する教育相談。友人関係でのトラブルや不登校が原因で転校できるのって、東京都立以外はなかなかないんですよ。その制度を利用して、高校生活を続けられなくなった生徒のサポートをしています!

働いて改めて実感するのは、高校を変える理由って悪さをしたとかばかりではないんですよね。中高一貫校や進学クラスの受験ムードにどうしても馴染めないとか、スポーツ推薦で入学するも怪我をして続けられなくなったとか、いろんな理由があるんです。うちの代表は、「昔はやんちゃな子の中退が多かった。しかし今は真面目な子が多い。」と言います。時には、目の下にひどいくまがあったり、左手に不自然にリストバンドをしていたり、マスクを外せなかったり。そんな状況になってからやっと、うちに相談してくる場合もあります。
こんな話をすると、問題児と日々格闘しているような印象を持たれるかもしれません。たしかに、最初のうちはなかなか通学できる状態にならない子もいたりします。けれども環境を変えて、落ち着いてくれば、普通の高校生に戻ってくる子も多い。前キャリア教育を手伝ってくれた学生の友達も、「ちょっと覚悟してきたんだけど、普通の高校生だった。」って言っていました。みーんな良いところがあって、将来に希望あふれる高校生なんです。スポーツを本気でやってた生徒も多いから、真面目で礼儀正しいやつも多くてびっくりしますよ!(生徒のことは話し始めると一人あたり数時間はかけられるので、この辺でやめておくことにします。笑)

高校1年のとき全く勉強せずクラス最下位とって落ちこぼれてた自分から見れば、同じ境遇にならなかったのは運でしかなかったなと感じます。成績不振で退学は十分あり得たことで、たまたま良い先生と良い友人に恵まれたから、3年間で卒業できたんだなぁと。そう考えると、とても他人事とは思えません。
どこまで自己責任と考えるかは難しい問題ですが、全て生徒本人の責任だと言える状況ではないと思います。家庭の問題、学校の問題、様々な問題が重なり合って、生徒に重くのしかかっているのだと思います。大多数と同じ道では生きられない。そんな本流に乗れなかった生徒にも、包摂的な社会が必要なのではと日々考えています。 蛇足ですが、自分の今後は、こういった子ども一人ひとりと向き合う仕事がしたいと思っています。ずっと現場で、子どもたちの変化に携われていたら、幸せな気がしています。笑 --

そして近況はこのへんにしておいて、READYFORの概要をちゃんと説明します! READYFORというクラウドファンディングを、始めました!簡単にいうとネット上で寄付金を集めています。 始めた理由は、そんな生徒を救う都立高校の制度やその使い方を、しっかり生徒にアドバイスできるよう環境を整備したいから。うちに相談するまでに、高校を辞めてから数週間の時間がかかってしまう方が多いんです。転校には単位や出席日数の問題も関係するし、もちろん学力が必要。遅くなることがその子の人生を変えてしまうかもしれません。またしっかりと備えをせず転校試験を受け、不合格になって行先がなくなったり、思い通りの転校ができなかったりした例もあります。 去年から中学校や高校にも訪問しうちの活動を伝える機会があるのですが、先生方でも詳細に理解するのはなかなか難しい現状があるようです。
だからこそ、先生方と連携をとって当会がサポートできる体制をしっかり作っていきたいと考えています。先生方の協力を得て、早い段階で当会に相談してもらえれば、中退して行先を失う生徒を減らせるでしょう。 協力をお願いしたいことはたくさんあるのですが、まずは一度、リンク先を読んでください。このような生徒たちがいること、学校の仕組みがあること、知ってください。これから新着情報で、このような状況下におかれた生徒の実話も発信します。ぜひ読んでもらいたいんです。

Facebook上でのシェアも大歓迎です。 そして、READYFORでの支援を、ぜひお願いします。お金を出すのは簡単なことではないと思いますが、苦しむ生徒を一人でも減らすため、どうかご協力お願いします。

長くなりましたが、スタッフ共々本気でこの問題に携わっています。応援宜しくお願いいたします。

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