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高認から大学受験

杉浦孝宣は一般社団法人 不登校引きこもり予防協会としても活動しております。
杉浦への講演依頼・不登校相談も承っております。


昨日、一年ぶりに高認(旧大検)を取ると言って、私達の通信制高校を辞めた女の子がひっこりと顔を出してくれた。 聞けば、高校を辞めた後、家出したり、バイトなどをして、かなり荒れたらしい。 辞める際に親御さんもかなり疲弊していて、「もうあの子に何を言っても無駄ですから、退学します」って相談を打ち切られてしまった。 23年も教師をやっていると神様じゃない限り、残念な生徒の一人や二人はいる。 残念な生徒とは学校や教師一人の力ではどうしようもない生徒の事だ。 親の離婚、経済的な問題、虐待、病気等だ。 環境が普通だったら立ち直れるのにと思うことはしょっちゅうある。 とはいえ、きのうの彼女、すっかり落ち着いて、高認を全て取り、今から大学受験をするという。 「大学行って何勉強するの」 「経営学」 「何で、今キャバクラで働いているけど、お金貯めて会社を経営したいんです」 「スゴイじゃない」 「店、池袋にあるから今度遊びに来て下さいよ」(すかさず、名刺を渡される) 「それより、店では君のように中退して高卒の資格取りたい子いるんじゃないの」 「うーん、いることいるよ。 ママの娘もそうだから」 「紹介してよ」 「お店に来たら紹介しますよ」 「ちゃかりしているな」   。。。。。。。。。。。。中略。。。。。。。。。。。。

荒れていた生活は落ち着き、会話をしていてかなり大人になった印象を持った。 彼女のように遊びまくっていてもいつかは気づきがあるのだなぁとホッとしたひとときだった。

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